表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

27/30

第26章:戦いの果て、世界は再構築される

 神との戦いが終わったその後、世界はまるで長い夢から覚めたように静かだった。


 かつて剣と魔法が火花を散らし、大地を血で染めた戦場は、今、柔らかな緑に覆われ始めていた。崩れた神殿の瓦礫の間から新しい芽が生え、風は憎しみを忘れたように穏やかに吹いていた。オアシスのように澄んだ泉が湧き、鳥たちが再び歌い始めた。


 ミャウコの最後の戦いは、誰もが予想しなかった結末だった。


 彼女は剣を振るわず、魔法を放たず、ピンクのマイクを手に戦場で歌い、踊った。


「グラビアは世界を救うにゃ♡」


その言葉に、敵も味方も、魔族も人間も、なぜか笑い出し、武器を置いた。


 ドウトク秩序連合の指導者たちは、ミャウコの無敵の笑顔に直面し、「争う意味」を忘れてしまった。連合は自然に解散し、かつての聖戦士たちは今、村の再建を手伝いながら、ミャウコのポスターを手に笑い合っていた。


「戦争なんて、めっちゃダサいよね! みんなでセクシーに生きよっか♡」


 ミャウコの言葉は、まるで魔法のように世界に広がった。


 国境は溶け、魔族と人間は酒を酌み交わし、かつての神々の信者は、ミャウコのライブチケットを握り潰す勢いで争った。


「次は私の席が最前列だ!」


「いや、俺の愛がミャウコに届く!」


 そんな争いなら、誰も傷つかない。


 そんな世界の中心に、ひとつの“芸能事務所”が誕生した。


 名前は――《ミャウ・プロダクション》


「グラビアこそが、世界を救うって証明しちゃったしにゃ♡」


 ミャウコは、事務所の看板を掲げながら、ウインクと共にそう宣言した。金色の髪が陽光に輝き、ピンクのミニスカートが軽やかに揺れる。


 代表取締役はもちろん、彼女自身。


 秘書兼マネージャーは、元魔王の高城アサヒ。



 ミャウコに倒され、魔王軍の解散と長かった戦後処理を終えた高城アサヒは、その間、各地に散った魔王軍の残党を説得して再就職先を斡旋したり、武器庫を農具置き場に改装したりと、地味だが骨の折れる作業が山ほどあった。 時には、元幹部が「俺も農業やる!」と畑に出ては一日で逃げ出すなど、喜劇のような日々だった。今や黒の袖なしベストとスリムなデニムに身を包み、首に提げた一眼レフカメラを手に、几帳面に書類仕事をこなしていた。……もっとも、カメラは首から下げっぱなしではなく、専用のケースに収められている。魔王時代の彼ならそんな道具を持ち歩く必要などなかったが、今やそれが“仕事人”としての誇りの象徴だった。





「ミャウコ、予算超過だ。撮影用のピンクバイクにダイヤモンド装飾は不要だろう!」


アサヒの真面目な声に、ミャウコは「にゃはは、キラキラは正義だにゃ!」と笑い飛ばした。


 だが、ふとした瞬間、アサヒの目が魔王時代の威圧的な光を帯び、スタッフが一瞬硬直する。


「……冗談だ。コーヒー淹れるか?」


 そんな人間らしい一面に、事務所の空気は和んだ。


 広報には、元神ゼノス(人間態)がいるという噂も。



「SNSのフォロワー、50億突破だ。私のカリスマが効いたな」と、ゼノスは銀髪を揺らし、得意げにスマホを掲げた。


 そして、事務所に新たなスターが加わった。


その名は、ルシア。元魔王軍の受付嬢で、サキュバスの巨乳美女。




 滑らかな黒髪が背中を流れ、黒いドレスが彼女の「どちゃくそエロい」曲線美を際立たせる。ルシファーを思わせる挑発的な微笑みは、目を見た者を瞬時に虜にした。


 ルシアのスカウトは、魔王時代の高城アサヒによるものだった。


 かつて魔王だった頃、アサヒはルシアの妖艶さに目を奪われ、魔王軍の受付嬢として採用した。彼女の一瞥で兵士たちが戦意を失い、敵将が膝をつく姿を見て、アサヒは「こいつは特別だ」と確信した。だが、ミャウコが現れたとき、アサヒの心は揺れた。ミャウコの無自覚なセクシーさに、世界を変える力を見たのだ。「ルシアなら、ミャウコのライバルになれる」──そう確信したアサヒは、人間に戻った今、ルシアをグラビアアイドルとしてスカウトした。


「私の魅力は戦場でこそ輝くものよ。こんな…人間の娯楽なんて!」


 ルシアは当初そう吐き捨てたが、アサヒの「ミャウコのセクシーは世界を変えた。お前ならそれを超えられる」という言葉と、ミャウコの「一緒に世界をセクシーにしよっかにゃ♡」という誘いに、なぜか心が揺れた。


 初の撮影の日、ルシアはスタジオに現れるなり、スタッフ全員を硬直させた。


 黒いドレスのスリットから覗く長い脚、流れるような黒髪、挑発的な微笑み。まるで夜の闇を切り取ったような誘惑そのもの。


「ふん、これがグラビア?まぁ、私の美しさを世界に知らしめるのも悪くないわね」


 彼女の声は甘く低く、スタジオの空気を熱くした。


 だが、その瞬間――ミャウコの瞳が妖しく光った。



「……嬢王は私よ♡」



 金色の髪が一瞬で光を増し、背中が大胆に開いたキャバ嬢ドレスが現れる。


 胸元、背中、片脚――すべてを惜しみなく見せつける“最強のエロス”がスタジオを包む。





「ナイトモード……発動♡ご指名頂きありがとうございます」





 瞬間、スタッフたちの意識が飛び、気がつくと全員が撮影現場とは違う街角に立っていた。


 カメラマンは見知らぬ高層ビルの屋上に、メイク担当は南国のビーチに、照明係はなぜか砂漠の真ん中に――。





 空間転移の嵐。





 ビーチに飛ばされたメイク担当は「塩で髪がバリバリになる〜!」と絶叫し、砂漠に放り出された照明係は「ライトが二つも……いや、これ太陽だ!」と叫んだ。屋上に置き去りのカメラマンは「シャッター押す相手がいねえ!」と泣きそうになっていた。




 スタジオに残ったのは、ミャウコ(麗華:ナイトモード)とルシアだけ。


「ふふ……面白いじゃない」


「勝負はこれからよ♡」


 ただ、その瞳の奥には互いを“本物の舞台”に引き上げる者同士の、奇妙な敬意がきらめいていた。のちに、この二人が世界規模のセクシーイベントを共催することになるなど、この時は誰も想像していなかった。





 スタジオは、ふたりの「セクシー対決」で熱気に包まれた。


 アサヒは頭を抱えながら呟いた。


「このふたりを同じ事務所に入れたのは、私の人生最大のミスかもしれない……」


 だが、彼の口元には、カメラマンとしての情熱が蘇ったような笑みが浮かんでいた。彼はカメラを構え、ミャウコとルシアの輝きをレンズ越しに捉えた。


 ある日、ミャウコは新しい衣装に着替えると、ピンク色のバイクにまたがり、笑顔で言った。




「じゃ、次は“火星”でグラビアにゃん♪」




 アサヒが慌てて言う。


「火星はまだ未開拓だ!酸素がないぞ!」


「ふふん、だったら一番乗りで“セクシー開拓”しよっかにゃ〜♡」


 どこまでも自由で、どこまでも無敵。それが、“ミャウコ”だった。






終章:伝説の始まり

 ミャウコの「セクシー革命」は、世界の枠を超え、星々にまで響き始めていた。


 戦場だった大地は、色とりどりの花で埋め尽くされ、かつての敵も味方も、ミャウコのポスターを手に笑い合っていた。だが、ミャウコはそんな平和な世界にじっとしていられなかった。彼女の心は、すでに新たな冒険を求めていた。


「にゃふふ! この世界、ミャウコのセクシーでキラキラにしたんだから、次はもっとすごいことするにゃ!」


 その瞬間、空にきらめく流星群が走り、ひときわ大きな星が尾を引きながら落ちていった。まるで宇宙そのものが、ミャウコの新しい旅立ちを祝っているかのようだった。





 ミャウコはピンクのスーツケースを手に、草原の真ん中で宣言した。金色の髪が風に揺れ、猫耳がピクピク動き、ピンクのミニドレスが彼女の曲線美を際立たせる。隣に立つ高城アサヒは、黒の袖なしベストとスリムなデニムに身を包み、一眼レフカメラを手に、ため息をついた。


「ミャウコ、次って何だ? また予算超過の企画か?ダイヤモンドのバイクはもう勘弁してくれ」


 彼の鋭い目には魔王時代の名残があったが、口元にはカメラマンとしての情熱が滲む笑みが浮かんでいた。


 ルシアが妖艶な笑みを浮かべ、割り込んできた。


「ふん、ミャウコの次って、また無茶なこと考えてるんでしょう? 私の美しさがあれば、どんな企画でも完璧なのに」


 黒いドレスのスリットから覗く長い脚、滑らかな黒髪が陽光に輝き、ルシファーを思わせる微笑みが空気を熱くした。彼女の赤い瞳がキラリと光り、銀のチョーカーが首元で輝く。だが、ミャウコは負けじとウインク。


「にゃは!ルシアのセクシーもいいけど、ミャウコの『無敵の可愛さ』には敵わないにゃ♡ でも、一緒ならもっとすごいことできるにゃ!」


 ミャウコの新たな野望は、世界中を旅してグラビアアイドルをスカウトし、《みゃう☆プロダクション》を銀河一の事務所にすることだった。


「この世界、セクシーな子がいっぱいいるにゃ!みんな集めて、キラキラでドキドキなステージ作るにゃ!」


 彼女の言葉に、アサヒは頭を抱えた。


「銀河一って…お前、地球だけでいいだろ? 撮影予算が宇宙規模になるぞ!」


 だが、ルシアは目を輝かせ、「ふん、悪くないわね。私のライバルになるような子、楽しみだわ」と呟き、黒髪を指で遊ばせた。


 最初の旅先は、灼熱の砂漠に広がるオアシス都市だった。





 灼熱の砂漠を越えた先に広がるオアシス都市──。


 旅の途中、ミャウコはこの街に“砂漠の真珠”と呼ばれる女騎士がいると耳にしていた。


「名前は……レイラ。剣も腕力も一級品で、しかも相当な美人らしいぜ」


 そう語っていた商人の言葉を思い出しながら、ミャウコは市場を歩く。





 その時、陽光を弾く銀の鎧をまとった女が、城門前に立っていた。


 長身で引き締まった肢体、鎧の上からでも主張を隠しきれない豊かな胸、そして汗に濡れたブロンドのポニーテールが風に揺れる。


 アサヒが小声で呟いた。「……あれが噂のレイラだ」


 ミャウコはにやりと笑い、腰に手を当てると、眩い光に包まれた。


 ピンクのマイクロビキニバージョンに変身し、猫耳カチューシャがぴょこんと飛び出す。


「にゃふ!レイラ、めっちゃカッコいいにゃ! そのパワフルな灼熱ボディで、みんなを焦がし尽しちゃおうにゃ!」





 レイラは一瞬目を丸くした後、苦笑して剣を下ろした。「グラビア? 私は戦士だぞ!そんな露出の多い……」


 だが、ミャウコの無敵の笑顔と「剣よりセクシーなポーズで世界を救うにゃ!」という言葉に押され、ほんの少し頬を赤らめた。


「……まぁ、新しい挑戦も悪くないか」


 すると、アサヒが小声で「鎧の輝きも悪くないが、水着に換えたらさらに売れる」と呟き、ルシアがすかさず「アンタ、職業病よ」と突っ込んだ。


 アサヒはカメラを構え、呟いた。「レイラの力強さとミャウコの華やかさ…この構図、売れるぞ。自然光を活かして、汗の輝きを強調だ」





 次に訪れたのは、熱帯のジャングルに隠された神秘の集落。


 ミャウコはその前夜、港町の酒場で「月光祭踊り子サラ」の噂を耳にしていた。


──月光の下で踊るその姿は、見た者を必ず虜にする。


 商人も兵士も、彼女を一目見ようと危険な密林を越えて集落に向かうという。


「絶対スカウトするにゃ!」と鼻息荒く現地に突撃したミャウコの目の前に、その伝説の舞が広がっていた。




 光る花が咲き乱れる祭壇で、褐色の肌を持つ踊り子サラが、上は光沢のあるエメラルド色のビキニトップ、下はフリル付きの腰巻き風ビキニボトム姿で、月光の下しなやかに舞っていた。


 彼女の掴みどころのない魅力──ミステリアスな微笑みと、しなやかな腰の動き──が古代の音楽と響き合い、足元から月光の粒子が舞い上がる。粒子は花びらの形を取り、風に舞って観客の周囲を包み、まるでジャングル全体が彼女の舞台になったかのようだった。





「サラ、最高にゃ! そのミステリアスなセクシーさ、グラビアで世界を虜にしちゃうにゃ♡」


 ミャウコが飛びつくと、サラは扇子を手に扇ぎ、花びらを散らしながら笑った。


「ふふ、踊りで心を奪うなら、グラビアも悪くないね」





 ルシアが少し嫉妬したように、「私の妖艶さに勝てるかしら?」と挑発すると、サラは扇子で風を送り、「試してみる?」と微笑む。


 ルシアが片眉を上げてサラの扇子を指で弾き、「風がぬるいわね。私のステージはもっと熱いの」と挑発すると、サラは一歩踏み出し、扇子を大きく広げて花びらの嵐を巻き起こした。


「ふふ、じゃあ宇宙の果てまで踊りで吹き飛ばしてあげる」


 ミャウコは「にゃは! ふたりともキラキラにゃ!」と笑い、場は一気に賑やかになった。




 続いて一行は、雪に覆われた北の聖堂へ向かった。




 氷の柱が輝く礼拝堂で、聖女セラフィナが祈りを捧げていた。透き通るような白い肌、まるで彫刻のような完璧なスタイル、銀色の髪が雪に溶け込む姿は、まるで女神そのものだった。 白いローブが彼女の豊満な曲線を包むが、その清楚な装いでも抑えきれない色気が漂い、一行は思わず彼女に魅入った。青い瞳が静かな光を放ち、細い金の腕輪が祈りの仕草でキラリと輝く。神に仕える聖女として、彼女は癒しの力を世界に与えてきた。だが、ミャウコはニヤリと笑い、彼女に飛びついた。


「セラフィナ、めっちゃ綺麗にゃ!めちゃめちゃ清楚なのにドキドキなセクシーさ、グラビアで世界を癒すにゃ!ていうか、神はココにいるにゃ!」


 ミャウコが自分の胸をドンと叩くと、セラフィナは目を丸くし、頬を赤らめた。


「わ、私は神に祈りを……こんな派手なことは……え?神がここに、ですって?」


 だが、ミャウコの無敵の笑顔と「祈りもセクシーも、みんなを幸せにするにゃ!」という言葉に押され、セラフィナは微笑んだ。


「……少し、挑戦してみるわ」


 彼女が一歩踏み出すたび、雪が花びらのように舞い、礼拝堂の天井から差す光が後光となって彼女を包んだ。まるで銀河の中心で輝く恒星のような神々しさに、ミャウコは「にゃふぅ〜!これはバズるにゃ!」と絶叫した。




 試しにローブを脱ぐと、驚くべきことに彼女の巨乳が明らかに。清楚な聖女のイメージを覆す、圧倒的なプロポーションに、アサヒはレンズを落としそうになり、ルシアは「ふん、これは……強敵ね」と呟いた。


 アサヒは気を取り直し、レンズ越しに呟いた。「この透明感と……このインパクト……完璧な光だ。セラフィナはスターになるぞ。逆光でシルエットを際立たせるか」





 最後に訪れたのは、魔族の港町。


 夜の海辺で、漆黒の肌を持つ歌姫ナディアが歌っていた。彼女の歌声は周りを異空間に引き込むようなそんな錯覚さえ覚える。彼女の声は深く、濃厚なエロスを漂わせ、まるで海そのものが彼女に恋しているようだった。赤いドレスの裾が波のように揺れ、黄金の髪飾りが月光に輝く。




「ナディア、すごいにゃ! そのエロスの塊みたいな魅力、グラビアで世界を燃やすにゃ!」


 ミャウコが叫ぶと、ナディアはゆっくり視線を向け、低く笑った。


「グラビア?私は海に生きる女。陸の見世物で踊らされるつもりはないわ」




 ルシアが「私の誘惑に勝てるかしら?」と挑発すると、ナディアは髪をかき上げ、「見てなさい」と一瞥。


 その瞬間、海の波間からクジラが跳ね上がり、月光を浴びた水しぶきがまるでダイヤモンドの雨のように降り注いだ。ナディアはその中で、赤いドレスの裾を翻し、まるで銀河の女王のように立っていた。





「これが私の舞台。陸じゃあ海のような自由はない」


 そう言って背を向けかけたナディアの耳に、ミャウコの声が飛び込んだ。


「海も空も銀河も、ぜーんぶミャウコのステージにするにゃ!ナディアの歌で、銀河を震わせるにゃ!」





 ナディアは一瞬だけ黙り込み、やがて唇の端を上げた。


「……面白いわね。その夢、見せてもらおうじゃない」


 アサヒは「…このふたり、危険すぎる」と呟きながら、シャッターを切り続けた。


 旅を続けるミャウコの背後には、いつもアサヒとルシアがいた。


 アサヒはカメラを手に、新たなアイドルたちの輝きを捉えながら、かつての魔王時代を思い出した。


「世界を壊そうとした俺が、今、こんなカオスな連中と……悪くないな」


 ルシアは微笑み、「アサヒ、ミャウコに骨抜きなのは認めるわよね?」とからかった。


 ミャウコは振り返り、ニヤリと笑った。


「にゃは! レイラもサラもセラフィナもナディアも、みんなで銀河をセクシーにしちゃうにゃ! 次は火星でグラビア撮影にゃん♪」


 その言葉に、アサヒは「火星だけじゃ済まないだろ…」と呟き、ルシアは「銀河全域を回る気ね」とニヤリと笑った。空には、遠く光る幾千もの惑星が瞬き、そこに新たな舞台の可能性が眠っているようだった。





 誰もが恐れ、祈り、時に愛したその存在は、神でも魔王でも勇者でもなかった。


 ただの──ミャウコ、ルシア、そして高城アサヒ。


 彼らの旅は、世界をキラキラと染め上げ、銀河にまで広がる。そして──《ミャウ・プロダクション》の名は、やがて地球を越え、銀河全域に轟くことになる。


“伝説”の始まりだったのだ。





➡最終章へつづく


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ