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俺と私の交換日誌×東方project  作者: 凪桜
星憑き達
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"魔法使い"という存在

7章最後となります。


「アーシェ…」

「…お前はたしか、巫凪だったか」

「あぁ。探したぞ」

「……」

「いや…違う」

「ぁ?」

「お前と勝負をしに会いに来た」

「………。前よりましな面になった。

…よく私がここにいるとわかったな」

「神綺を倒したあと……………」


俺は倒れた。

さとりとこいしに博麗神社に担がれている最中、俺は 夢を見た。


アーシェがそこにはいた。

家族と暮らし魔法に目覚め、

最後に何を思い、何を願って、そして今なぜここにいるのかも。


話し終えるとアーシェはため息、そして…

「…チッ。他人の記憶を覗くんじゃねぇよ。気持ち悪りぃなんだおまえ」

舌打ちと毒を吐いた。

「ごめん」

「そして同情か…。ハッ…お前が私を知ったところで私はお前がわかんねぇよ」

「だから…会いに来た。…勝つために」

その言葉でアーシェはゾクッとしたような反応を一瞬見せた。

「…いいぜ、認めてやるよ。

魔法使い同士のバトルだ」


アーシェはそのまま地を蹴り、牡牛座の星座が浮かび真空の刃を纏いながら突進してくる。

俺は水瓶座の星座の光を作り盾にした。

「こうだ!」

そのまま盾を振り回し吹き飛ばす。

続けて魚座の星座を武器へ変える。

魚の化け物のような二丁のマシンガンをアーシェへ向かって撃つ。

その弾丸はアーシェの展開した盾に防がれている。

俺は感じ取っていた。

攻撃の手を緩めたらすぐにひっくり返されることに。

「射手座の弓…!」

大量の光を束ねて放つ。

アーシェの盾を撃ち破って地面に落ちる。

俺は光を蟹座の星座にし武器へ。

光は長刀になる。

手は緩めずこれで一気に勝敗をつける!

だが俺の攻撃は変な方向へ曲がっていった。

???。

「余所見か?あぁ?」

距離を詰めたアーシェが俺を捉えていた。

「夢想!封印!」

大量の光の弾が至近距離で爆発する。それでも俺は攻撃を止めれない。

光の刀を振り回す。

だが当たらない。変な方向に曲がる一方だった。

「おらっ!!」

蹴り技だ。咄嗟に水瓶座の盾を展開したが、その蹴りもあり得ない方向にねじ曲げられ、俺の腹へめり込む。

吐くかと思った。痛い。

俺は飛ばされるが何とか倒れず立つ。

そして…今のでわかった。

「それが…お前の魔法か。技の軌道が曲がったり変な方向へ飛ぶ。…ように見える」

「場数は私が思った以上にあるようだな……"マジックアート"。これが私の魔法だ。屈折を使って焦点を変える。地味だが単純に強いぜ?」

「人にも自分にも作用出来るならそれは強いな」

「だがタネがわかったところでどうだ!防げんのか!避けれんのかよ!!」

夢想封印の弾が不自然な軌道を描きながら飛んでくる。

技にも自分の魔法を適用させれるのか。

それでもきっとどうにかしないといけない。

防ぐことは考えるな。

俺はそのまま突っ込むことを選んだ。

こういうことは激突するだけだ。

そして目を瞑る。

「こいつ…!」

痛いのはいろいろ無視してひたすら駆ける。

俺はそのままアーシェの顔面を目掛けて拳を突き出した。

たしかな感触を感じた。

女の子の顔面を殴った感覚。

いや罪悪感がとてもあった感覚だが正直これしか思い付かなかった。

目を開けるとアーシェはひっくり返っていた。

勝った…無茶苦茶な方法だったがやっと勝てた。

俺が彼女に近付くとアーシェは息を荒げていた。

「アーシェ?」

アーシェは左胸を抑えて苦しそうにしている。

左胸を手で強く押さえつけている。そこから光の玉が紋様のように形を作っていた。

射手座の星座だ。

「アーシェどうなってるんだよ」

「…んなの、馴染まない力を取り込みまくったらこうもなるっての。くそが…!」

「馴染まないって…お前、死ぬのか」

「………」

彼女は無言。肯定だった。

病気ではない。これは星の力。星座の力。

そして恐らくだが無理矢理に博麗の力も得たのだろう。

その力はたしかに強大だがリスクもあったのだ。

…俺も星座の魔法が使える。きっとそれは何か廻り合わせなんだろう。

だから…何とか出来るかもしれない。

こういうのは俺達の世界の分野だ。

俺はアーシェの左胸に手を当てる。

「…てめぇなにしてやがる!」

アーシェが何か慌てているが俺の耳には入って来ない。

こういうのは本当はカオルのが向いている。

瞬間、俺の手に大量の光が集まる。

渦を巻くように輝く。

それをひっくり返し、その光が真っ黒になる。

ブラックホール。

銀河を吸い付くす光の束だ。

「…まさか私から力を吸い取る気か。お前危ないぞ…」

危なくなったらカオルが何とかしてくれるさ。

そんなことを考える。

そして何分が経っただろうか。

ついにアーシェの中にある光を全て吸い付くした。

「………」

「………」

「……アーシェ無事か?」

「…あぁ身体が楽だ…いや…お前…無事か?」

「うーん…いや無事じゃない」

「は?」

ばたりと俺はアーシェの身体に倒れてしまう。

またこのパターンだ。

アーシェはきっともう大丈夫。

射手座の光は俺が全部奪った。

博麗の力も奪った。

あとは…これを本人にどう返すかだ。

射手座を倒したと言っても代わりはないだろう。

きっと全員に同じようなことが有効だと思う。

時間は掛かるし有効打にはならないだろうけど。

あとは…なんだろう。

とりあえずちょっと休もう。

…誰かが叫ぶ声が聞こえる。

でも、すまない。今は少し休みたいんだ。

おやすみ

ここまで読んでくれてありがとうございます。

7章が無事終わりました。

魔法使い同士の戦いでした。久々でしたね。

幻想郷と森宮の"魔法使い"というのは存在意義がそもそも違います。

じゃあそもそも"魔法使い"とは?になりますね。

話しの中でちまちま話していますが、そのうち物語にちゃんと話せるといいなと思っています。

次回から8章です。

ここまで読んでくれてありがとうございました。

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