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俺と私の交換日誌×東方project  作者: 凪桜
星憑き達
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7章act4 理外の暴挙

夏になりました。

「勇儀さん怪我はどうですか?」

「あぁ聖か。まあボチボチ良くなってるよ。アタシよりもこいつの傷のが酷いもんさ」

「鬼と呼ばれし者達をここまでにするとは…」

「…こいつは大丈夫なのか?」

「命に別状はないと思います。休めば元気になります」

「そうだな、だとよ萃香良かったな」

勇儀は萃香の頭を撫でた。

「なぁ聖、ここは大丈夫なのか?」

「そうですね」

「大丈夫なことは大丈夫だとは思う。と言っています」

「気付きましたか」

「はい。聖さん。つまり敵がここを狙ってくる可能性もあるわけですか?」

「まあ狙うものはありませんが…可能性としてですけどね」

「てか、怪我ならお前もだな大丈夫か」

「…治るまで時間がいりますね」

腕をさすり第3の目を持つ。

「骨折だけで良かったじゃねえか」

「…右手が使えないのは不便です」

「ペット達に手伝ってもらえよなんならアタシがあーんを」

「結構です」

「何も言ってないだろ」

「すでに思考が危険でしたので」

「相変わらず厄介な力だな」

「ありがとうございます」

「褒めてねぇ」

「ふふ、仲がよろしいようで」

「「いや全然」」

「そ、そうですか?」

会話が和やかになってきた時だ。

悲鳴が聞こえた。

「!?」

「見てきましょう」

聖が立ち上がった時だ

「その必要は、ないわ」

侵入者はそう言う。赤い衣を纏い白銀色の髪の左上でサイドテールの女が入ってきた。

「てめぇ!あの時の」

「神綺様…!」

勇義と聖が同時に呟く。

「どうも、あの時は取り損ねたわね」

「勇義さん、もしかして」

「あぁ、そうだこの魔女が。私の居場所と仲間を氷付けにしやがったんだ」


勇義は怒り任せに拳を振るうも、それは神綺の指一本で止められた。

「ふふふ」

指から真っ白の光が輝き放たれて勇義は受け身もとれずに吹き飛ぶ。

「神綺様、これはいったいどういう暴挙ですか」

「暴挙じゃないわ。これは星が望んだこと」

「星が…?」

さとりは神綺の心を読もうとするもそれは読めなかった。遮断されてしまう。

だが神綺の首筋に妙な模様が一瞬浮かんだような気がした。

「ここに来たのは古明地さとり。あなたの力を貰いに来たということよ」

「!」

「さとり、逃げろ!」

「しかし…」

勇義は言うもさとりは動けない。

「さとり!!」

「安心して。怖くないから」

「さとり!!!!!!龍太のところへ行け!!!」

「ッ!」

勇義がそう怒鳴るとさとりはびくりと肩を震わせ寺院内から腕を抑えて出ていこうとする。

「逃がさないわ」

神綺の背に生えた翼からレーザーが放たれる。

「ぐぁっ!!」

撃たれたのは眠っていた萃香だった。

機会を伺っていたらしい。

しかし…

「萃香さん!」

「大丈夫だから行くんださとり!!!!あいつのところに!!」

萃香もまたそう言った。

「……!!」

そしてさとりは完全に部屋から気配が消えた。

神綺は苛立つように口を開く。

「……龍太って誰?聞いていいかしら」

「「聞く気はねぇ!!!」」

鬼二人が神綺を物理的に潰そうとするも拳は届かずに跳ね返され飛ばされる。

「くそっ、鬼が二人もいて…この様かよ。何なんだコイツは」

「神綺様は魔女ではなく…魔界を作った創造者、八百万の外にいる神様です」

「神ねぇ…?とんでもないのが敵になったねぇ」

「諏訪子やあの辺りと同じだ。やれなくはねえ!」

「諏訪子?わからないけど私をあの手の神と一緒にしないでもらえる?」

「うるせぇ!神は神だろうが!」

勇義の拳が空を切る。

「くそ!」

「遅いわね」

何かが通りすぎて、勇義が悲鳴をあげた。

「勇義!!」

「次はあなた」

「チッ!」

萃香は質量を変えて空気と一緒に押し潰す力で殴る。

「どうだ!」

「質量を操る鬼ね。でもごめんなさいね?質量はそこを空っぽにすればただ空を切るだけ」

「んな!?くそが!」

再び拳を振るうが萃香をあっさり投げ飛ばし何かが通りすぎる。

萃香も悲鳴をあげた。

勇義も萃香もまたぴくりとも動かない。

「神綺様…おやめください。これ以上は」

「あなたも戦う?」

「っ…」

「さとりを捕まえてきて」

「しかし…」

「それならしょうがないわね」

辺りが凍てつき始める。

聖は歯噛みした。


すみません…私達はここまでです。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

魔界の創造者、幻想郷とはまた別の世界の神、神綺の登場です。

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