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俺と私の交換日誌×東方project  作者: 凪桜
みんなで立ち向かえ
31/45

6章act4 あんな図屏の姿じゃないんだけどなぁわたし

こんばんはおはようございますこんにちは

6章act4になります。

何だかんだ3月になりました。

投稿ペースがバラバラで申し訳ない。

今回はヒロインが天狗の里でバトルします

日が落ち夜になると俺は霊夢と二人の食卓を囲む。

さっきまでカオルがいたのだがまた出て行ってしまった。

寂しい。

「寂しいって書いてあるわ」

「え?!」

「顔に」

「………」

「……そんなに寂しいなら着いて行けばいいのに」

それができる状況じゃないから俺ここにいるんだがなぁ……。

俺はカオルはちゃんとご飯食べてるかなと思いながら、カオルから聞いた話を思い出しながら霊夢に話す。



~~~~~

これはわたしが初めて天狗の里に来た時の話


「ここが天狗の里」

「すみませんカオルさん。本来は明るい内に招待したかったんですけど」

「いいよ。人間の魔法使いが来るなんてあまりないんだっけ?」

「えぇまぁ。新聞のネタになりそうですよぉ」

「アハハ…」

わたしは文達の住む場所、天狗の里へ来ていた。

ちなみに途中まで魔理沙が一緒だったけど、野暮用だとかで別行動になった。

「ここではみんな飛べるから。飛んで移動することが多いの」

はたてがわたしにそう説明する。

なるほどたしかに。

こんな場所にあるくらいだもんね。

ちなみにこんな場所って?緑と水に囲まれてなんと崖とか谷に建築物を建てているからだ。ドドドと流れる滝の数々が凄さを物語っている。

魔法の世界だよ。東の国だよもう。すごい!

完全にわたしの頭は観光客気分丸出しワッホイワッホイだった。

これからわたしは鞍馬の大天狗と呼ばれる天狗の里の頭領に挨拶をしにいく。幻想郷の危機があると知らせ、注意を促してもらうのだ。まだここが無事なうちに。


「気にいってくれてよかったです」

「ね。でもちょっと不味いかも…?」

「そうですねぇ…」

この時、わたしに向けられた視線は敵意があった。わたしはそれに気付いていない。

当然わたしの前に一人の天狗が降りてきた。男の天狗だ。初めて見た。

後ろに何人か配下もいる。

「……なんの用ですか立憲殿」

文が不機嫌に口を開いた。

「君みたいな天狗に用はないよ」

「………」

「立憲さん?そういう言い方は」

「なにかな?」

「………」

文も顔を曇らせ口を開きかけたはたても黙ってしまう。

どうみても仲が悪そうだ。

「困るのだ。人間をこんなところに連れてきては」

「彼女は私の友人、それに許可も得ています」

「許可を得ても人間を連れてくるべきではない」

「……」

というより仲じゃなく立場がお互いに違うのだ。

幻想郷には幻想郷のルールはあるが社会はやっぱり独自にある。

河童はわたし達の世界の文明に似たものがある。天狗には何かしらのこういう文明を持っている。本来幻想郷の中心にはあまり姿を現さない。閉鎖的なのだ。

人のいる場所に姿を現す天狗はきっと何かあるんだろうか。

「いきましょ」

「ん…。失礼します」

文とはたてがわたしを挟むように立ち足を進めようとする。

「昔のお前達は可愛かったのに、ずいぶんな態度だな」

けどまた止められた。

「先を急いでるんです」

「いいのかな?ここで私を抜いても」

「じゃあどうしろと言うのですか」

「また昔のように可愛がってあげよう。射命丸文、姫海堂はたて。二人には人間を連れこんだ処罰を受けてもらう。来なさい」

立憲はスッと木葉を一枚翳す。

「…っ」

「……!」

二人は突如、身体を拘束されたように固まり手をゆっくり後ろに回すようにした。

……神通力?。

配下に指示をし、二人を拘束しようとした時、わたしは待ったをかけていた。

「弱いものイジメはよくないと思います」

「なに?」

「権力を振りかざすのは弱者のすることだと思います」

「…な…?は?」

「二人には何も罪もないと思うんですが?」

「さっきなんて言ったんだい?」

「女の子を弄ぼうとした危ないやつ」

むしろ火に油を注ぐわたしだった。

「人間のくせに」

「………」

「あちらに大きな切り株がある。来たまえ」

立憲と呼ばれた天狗は向かっていく。

配下も向かっていく。

これはあとで彼に話さないとなぁ…なんて考えていると珍しく申し訳ないような二人がいた。

「…カオルさんごめんなさい。身内事に巻き込んでしまいました」

「ごめんカオル…」

「いいよ。生きてるのが長いと、そういうこともあるよね」

美しい幻想郷。でもそういう恐ろしく生々しくもある場所だと改めて知った。

魔法の使えない人間が幻想郷に来たら直ぐに食べられちゃうだろう。

「………はい」

「うん…」

「それでこれからどこに向かうの?鞍馬の天狗のところ?」

「え!?さっき言われたじゃない。切り株のところにいくの」

「切り株…何があるの?」

「大きな切り株が演習場所になってるんです」

~~~~~

それはそれは大きな切り株だった。

人が何百と入るくらいの広い切り株の上にわたしは立っていた。

ちょっと感動した。

ここにこんな大きな木があった証だ。

切り株の隙間には巨大な草が生えていたりして凄さを物語っていた。

「よくきた。これより決闘を始める」

やっぱり決闘か~。

「弾幕バトルじゃないんだね」

「貴様は幻想郷の人間ではないからな。だが決闘にはルールはある」

「それは?」

「勝者に従う。それだけだ」

それはつまり死ねと言われても従わねばならないということだ。

「わかった」

ちらほらと天狗の野次馬も来ていた。

「気をつけてくださいカオルさん」

「気をつけてね」

「うん」

合図も何もない。

けど風が吹き抜けたのが合図となる。

「どこからでも来るといい」

「そういうことなら」

わたしは疾駆する。

杖を抜き、光を集め剣に変える。わたしはここで驚いた。後ろにいた四人の配下が武器を抜き疾駆してきた。

「え!?ちょちょっ?!」

ズルい!五対一!?ズルい!

ひきょーもの!。

なんて思いながら配下の一人が斧を振りかざすがわたしはそれにターンして間合いをずらして回避。驚きの声が聞こえた。

二人目は刀だったがぶつかった反動でわたしは後ろ飛ばされ…じゃなく前に飛んで行き素通り。また驚きの声が聞こえた。

三人は槍の突き攻撃を剣で弾き最後に槍の先端に乗りそのまま蹴飛ばして押し抜ける。

またまた驚きの声が聞こえた。

四人目も刀だったが以下略。

ここまで来ると四人から感嘆する声が聞こえた。

「はッ!」

剣を立憲へと振りかざす。立憲はそれを抜けるように避けた。

「なるほど。実力はあるようだ」

「というか五対一はズルい!」

「ズルではない。一対一とは名言していないからだ」

「くっ」

こういうところがわたしはまだ弱い。

「私にばかり相手している場合かな?」

「うぐ」

配下四人が再び攻めてきた。

一気にわたしを攻撃し倒すつもりだろう。

「「「「ーーー!」」」」

四人は何か呪文のようなことを唱えた。それも速い。これは妖術だ。数々の攻撃術がわたしに向かって放たれる。

「っ!ぅわ!」

回避を続けるもやっぱり避けきれない。

再び術がせまり否応なく、わたしは魔力を解放した。

飛んできた術をすべて斬り飛ばした。

「まだ終わりじゃないぞ」

四人は接近と術を混ぜながら攻撃を仕掛けるようだ。立憲も加わる気だろう。

「よし」とわたしは呟く。

何がよしだ?という声が野次馬から聞こえた。

「ここから全力で行くね。加減できないから」

…死なないでね?という最後の声が全員に聞こえたのか息を呑む空気になった。

飛んできた術を斬り、すれ違い様に配下の一人を斬る。

「っ!飛べ!空中から攻撃だ」

配下の三人は飛ぶ。

「ぉぉ…空中戦か」

わたしは呟き、身体を宙に浮かした。

当然ながらはたてと文以外は全員絶句。自前の力で空を飛ぶ人間がいることがだろう。

空中戦を繰り広げ

「風の力を見せてあげる」

わたしの全身を風で包みそれをライフルの弾丸のように飛ばし配下を撃ち抜いていった。

残るは立憲と呼ばれる天狗だけ。

「よし、一気に決め…!??」

突然わたしの周囲がぐるぐるした。

「な、なに?」

風が葉っぱを巻き込み周囲がぐらぐらしていく。

わたしはそのまま地面に叩きつけられる。

「いっ…たい」

神通力…?

「天狗の神通力?」

「その通り。私は他の天狗とは格が違うのだ」

立憲は葉っぱを持ち再び不規則な動きで周囲が回る。

このぐるぐるをどうにかしないと。

ぐるぐる?。…。それにしてもあの立憲はなんで近接戦をしないのか。いやもしかして?そんなことがあるのかな?。

でももしかしたら!

「なら!こうしよう」

わたしは目を閉じ自由落下を開始した。

「なに?」

ぐるぐるする場所、その場所、その位置を。

「見つけた!」

手をクロスしながら足に伸ばしソニックブーストで急加速。

目の前には立憲がいた。

「どおりゃあああ!!」

風を纏った剣が立憲を切り裂いた。

「なぜ…」

「どうして近接戦に来ないのかよく分からないんだけど、わかったの。あなたは"近接戦ができない"。なら使うのは妖術と神通力。けど神通力は視界を通じて行うことが多いかもって可能性に賭けたの。だったら見なきゃいい」

「……私の、敗けだ」


こうしてわたしは見事に勝利した。

今後は女の子に変なことさせないことを誓わせ、解散となった。

その後、わたしははたてと文と一緒に、天狗の里を観光しながら回ってから鞍馬の天狗のところに向かっていった。事件が起きたばかりだったけど、ちょっと息抜きをしたかったのだ。


ちなみにわたしはここでは変なあだ名があれからついてしまっている。

風神様と。けどたしかに以前わたしの中には嵐の女王がいた。とは言え…風神様かぁ…。

あんな図屏の姿じゃないんだけどなぁわたし。そのうち雷神様とか言われたらどうしようか。

はたてと文とはあれからだいぶ仲良くなった。

わたしが風を操る力を持っていると知ったのかはたまた魔力と波長が合うのか。謎だ。


~~~~~~~~


「天狗の里に入れるってだけでもすごいことだけどね」

「そうなのか?」

「あそこは結構なくらい閉鎖的でさ」

俺は「ふむ」と考える。

「何より知ってるだろうけど男の天狗は女の天狗よりも欲とか強いのよ」

「…性欲とか?」

「生々しいけどまぁそうよ」

「けど実際にあいつらにそういうことがあったかはわからない。また何か別のことかもしれないってのもあるのか」

「そ。まぁそれをあいつらに聞いてもはぐらかされるのがオチだけどね」

「でもさすが天狗だな。情報力は結構頼りになる」

「まぁねぇ…。明日は龍太さんどうするの?」

「とりあえずカオルが言ってた射手座の女を探そうと思うんだ」

「射手座?」

「気になることがあるからな」

「ふぅん…もしかして私も?」

「当たり前だ。一緒に行くぞ」

「…わかったわ」

ここまで読んでくれてありがとうございます

天狗の里での話を書きましたがほとんどバトルでしたね。

できれば天狗の里の魅力をもっと書けたらと思っていましたがすみません。

今回天狗という存在がどういう存在かというのをちょっとだけ書きました。

天狗は一言では難しく、様々な種類の天狗がいます。

烏、戌、鼻高、木葉、鞍馬等々です。

文やはたては烏の部類に入ります。オリジナルとして立憲という人物を出しましたが彼は鼻高天狗になります。

妖術や神通力に長けた天狗だったとか。

女性天狗に比べ男性天狗は欲が強いと言われていたようですが鼻高天狗が特に該当するとかなんとか。

そして一人で五人抜きするヒロインの強さと言ったらもうやばやばだね。我ながら。

では今回はここまでです。

次回は6章act5になります。

ここまで読んでくれてありがとうございました!

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