4章act5 幻想郷と森宮
トリックオアトリート。ハロウィンですね。
けど話すのはこの物語。季節は秋ですが物語は絶賛するくらい真夏です。
4章最後になります。
朝になりみんなは思い思いに帰っていった。
俺とカオルは帰る支度をしていた。
博麗神社には俺とカオル。
霊夢に魔理沙がいた。
幽々子に妖夢もいてもよかったのだが自分達がいると(カオルの件が)バレるかもしれないとのことで帰っていった。
妖夢は大きく俺達に頭を下げ俺達もそれに返すように頷き手を振った。
「なんで魔理沙もいるわけ?」
「今日で帰すんだろ?だったら私もいるぜ。二人には世話になったし当然だ」
「いやなんであんたがそれを知ってるのか。まあいいけどさ」
「おぅ。今日で二人とは最後だ。なにかするのか?」
「何も考えてないんだよな。みんなとは遊べたし、だらだらするだけかな」
「そうか。そうだな。思う存分茶話に老け込むのも悪くないな」
俺達四人は世間話を楽しんだ。
霊夢は異変の話を。
魔理沙は霊夢と解決した異変の話やみんなの話、魔法の話をしてくれた。
俺とカオルは外の世界の話をした。霊夢にはこれまでも話してきたが、外の世界の話題はまだまだたくさんあった。
「二人の住む世界で産まれた人間は立派は魔法使いになるんだろうな…私もそのソーサリーズバトルってのをやってみたいぜ」
というのが魔理沙の感想だった。
時間というのはあっという間で、すっかり夕方だった。
魔理沙はすでに帰ったあとだった。
「世話になった霊夢」
「ありがと霊夢ちゃん」
「どういたしましてよ。さて、そろそろ二人を送らないとね」
「そういや帰りはどうやって帰るんだ?」
「着いてきなさい」
連れて来られた場所は神社の裏側だ。
一度来たが霊夢はどうやら違うらしい。
何かを探していた。
「えっとたしか…ここね。二人共、来なさい」
霊夢は小さな草木の道を通って行くので俺達は付いていく。
着いた先に霊夢がいてそこには小さな社があった。
「紫がいない時、もしもの為の非常時の社よ。私がここ力を解せばあんた達の世界に帰れるはずよ」
「そうか」
「じゃあ始めるわね」
俺とカオルは霊夢の言葉に頷く。
霊夢は社に手を翳す。
社は淡く輝き光の粒は俺とカオルを包む。
眩さに目が眩みそうになるが光の粒は扉を形成し、俺達の目の前に姿を現した。これはすごいな…。
そして霊夢の起こしたこと、これは魔術に近いものだと感じた。
「…できたわ。この扉をくぐれば、あんた達の世界よ」
「あぁいろいろありがとな」
「助かったよ!」
「えぇ。さよならね」
俺達が扉に足を進めた時だ。
パァン!!!!!
大砲を放つような音が響いた。
俺達はその音のした方向を見る。
山の方だが……。なんだ?
「今のは?」
「………………………」
カオルの言葉に霊夢は答えなかった。ただひとつの方角を見ていた。
「霊夢?」
「……………………。その扉をくぐれば二人は帰れるわ」
「霊夢」
俺は再び霊夢の名前を呼ぶ。
「ちょっと前に言ったじゃない?。紫がいない時に外来人を帰すと私が大変な仕事しなきゃいけないって。あれよ」
「それは……」
嘘だ。そしてそんなことになることも嘘だろう。詳しくは知らないが幻想郷の法律みたいなみたいなものなんだろう。
霊夢の性格ならばある程度、滅茶苦茶なことはしてしまうから、このくらいの違反は霊夢にはどうってことないだろ?
その言葉を言うことは俺はできなかった。
「……………………………。」
霊夢は無言のまま俺達を見た。
あっけらかんとした表情の中に、渦巻く何かを見た気がした。
「じゃあカオル。龍太さん。私はもう行くわね。これから用事済ませなきゃいけないから。
ちゃんと真っ直ぐ前を見て進みなさいね」
「…わかった」
そう言って霊夢は社から出て行き俺達は二人になった。
俺は前を見る。
扉がそびえ立っていた。
「扉をくぐればこの先は森宮だよ。間違いなくわたし達は帰れる」
「カオルは」
「もちろん、帰りたいよ」
「そうか。俺も帰りたい」
俺はここで過ごしたことを思い出す。
そして森宮にいるみんなのことを考える。
その考えを読み取ったのだろう。
「パティちゃんや志郎くん。先輩達やリセリスちゃん達にこの話をしようよ」
カオルと俺は扉の前でこれまでの思い出を話し合った。
楽しかった話ばかりだ。
「だいぶ、話しちゃったね。そろそろ行く?」
「ん、あぁそうだな」
結構話し込んでしまった。
扉はやっとかというように、俺達の前にあった。
俺とカオルは手を繋ぎ、二人で扉を開ける。俺とカオルは扉の向こうに足を踏み入れた。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
最近ペースダウンしてしまっています。すみません。
けれど書き続けるのでよろしくお願いします。
さておき、ついに4章が終わりました。
ここで物語を終わらせてもまぁちょこちょこ伏線を気にしなければこれで完結!って感じでも良いのです。迷いました。迷いましたけど伏線を回収をしていないのがあまりに自分の中で良くないと判断したので5章を書くことにしました。
次回もお楽しみにってやつです。
つまり物語は半分を終えましたということです。拍手です。あと半分頑張ります。
それでは今回はここまでです。
次回は5章になります。
ここまで読んでくれてありがとうございました。




