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俺と私の交換日誌×東方project  作者: 凪桜
俺と私が過ごす幻想郷
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2章act2 わたしが過ごす幻想郷

こんばんはおはようございますこんにちは

最近暑すぎませんかマジで

ってことで2章act2になります。


「カオル、手伝ってくれてありがとう」

「いいよ~。手伝いたいって言ったのわたしだからね」

「でもありがとう。このあとよかったら近くのお茶屋で、団子とか食べない?ご馳走するけど」

「いいの?じゃあ…お言葉に甘えようかな」

わたし達は薬売りの後、近くの茶屋に寄った。

「いらっしゃいませー」

店員に案内され座席に座る。

「妖怪も人間もこういうのは同じなんだね」

「そうね。カオルの世界も同じなの?」

「同じだよ~。あ、あの人なんか目立つなぁ」

「あの人?あ、慧音だ」

「慧音?」

名前を呼ばれたのに気付いたようで、こっちを振り返った。

「あ、鈴仙さんじゃないですか。こんにちは」

「こんにちは。もう寺子屋はもういいの?」

「はい。終わりました。そちらの人ははじめましてですね」

「あ、そうですね。はじめまして。桜カオルです」

「上白沢慧音です。よろしくお願いいたしますね」

「はい。よろしくお願いします」

「あー…カオル?慧音はこうだから仕方ないけど別にカオルは敬語じゃなくていいからね」

「そうなの?」

「すみません…よく堅苦しいって言われるので…私に対しても普通に話してくださって大丈夫ですよ」

「それならわかった。慧音は先生をしてるの?」

「はいそうなんですよ」

と慧音は授業の話や、生徒の話などしていった。

慧音は自分の話に満足したのかわたしのことも聞いて来たので、とりあえず話して良さそうな部分を話した。

「カオルさんしばらく帰れないのですね」

「うん。今は観光みたいな感じだよ」

「なるほど。でしたらカオルさん。幻想郷屈指の鍛冶職人には会いましたか?」

「え?鍛冶職人がいるの?」

「あーあの子か~。多分まだいるかもね」

「はい。なので行ってみてはいかがでしょうか?」


そんな感じでやってきた場所は

「いらっしゃいませ。ってあれ?珍しいね。あなたがここに来るなんて」

左目が赤、右目が青で髪、服は青に近い。よく見ると彼女のそばには奇妙な傘があった。

なんだか茄子っぽい。

「ん、久しぶりね小傘」

「久しぶりだね。今日はどうしたの?」

「今日はね…」

鈴仙はカオルを見た。

わたしは彼女の姿に思い浮かぶ姿があった。

「あの、もしかしてだけどあなたからかさお化けさん?」

「!?え?ぇえ。う、うん。よくわかったね。驚いた」

「驚かす側が驚く顔になるのってなんだか新鮮ね」

「そりゃ驚くよ。あ、はじめましてになるのかな?」

「なるね。はじめまして。わたしは桜カオル。カオルでいいよ」

「多々良小傘です。からかさお化けです。よろしくね」

「よろしくね小傘。それで腕利きの鍛冶職人が人里にいるって慧音から聞いたんだけどもしかして」

「あ…多分私かな?」

「あなた以外いないでしょ」

「そうだよね。腕利き…腕利きかぁ。ちょっと嬉しいかも。それで鈴仙じゃなくてカオルが用事なのかな?」

「え?ああううん…。有名だって聞いたから会いに来ただけなんだ」

「依頼とかじゃなかったんだね」

「うん、ごめんね」

「いいよ。でも今どき用事なく会いに来るなんて珍し…?。あ、じゃあもしかしてこの新聞に書かれてる魔法使いの二人ってカオルなの?外から来たの?」

「うん、そうっぽい。というか新聞出てるんだね」

「あの新聞記者、割りとテキトーなことしか書かないからカオル気を付けてね。私もお師匠様もたまに困ってるから」

「へぇ~」

わたしはその新聞記者とはまだ顔を合わせてないけどいつかは会えるだろう。何より新聞を見てみると彼女なりの大雑把な解釈や見解が書かれていた。例え真実でも嘘でもまだいい。

けどなぁ…。

「ちょっと雑かなぁ…」

わたしはぽしょりと呟いた。

小傘と鈴仙は疑問符を浮かべた。

「ああ、えっとねこの新聞の記事書いてることはちょっと適当だし、そもそも書き方がなってないんだよね。読ませれる新聞にはなってるんだけどね…」

「というと?」と鈴仙。

「あ、私はわかったかも」と小傘。

「はい?つまりどういうわけ?」

「つまり基礎を学んでいないからってことだよね?どうかな?」

「小傘正解だね。まだまだ頑張れ~って感じ」


「いやぁ…言われてますねぇ」


そこには「タハハ」と弱った顔をした文がいた。

「噂をしたら新聞記者ってやつね」

「人を夏の虫みたいに言わないでくださいよ鈴仙さん。はじめましてですねカオルさん。お名前は伺ってます。私は射命丸文です。お見知りおきを」

「はじめまして。桜カオルだよ」

「はい。それと新聞の感想ありがとうございます。外の世界の新聞とやっぱり違います?」

「うん。読めなくはないんだけど、時々読ませる気はあるのかなぁって」

「う…も、もちろんです」

「見せる気しかないような感じがね」

「うぐ…」

「あははは。これは、もうやめてあげて?文さんの命はもうないよみたいな感じかな?」

「アッハハハ。小傘それどこのフレーズよ」

小傘と鈴仙はわたしと文の会話に笑っていた。

その後わたしは近い内に文に新聞の基礎を教える約束をした。

正直、わたしは教えるのが苦手だ。新聞の基礎も龍太から教わったから。まぁうんがんばろうわたしも。

そう思う一方、わたしは気付いていた。

彼がどこかで戦っていることに。

そこそこ苦戦を強いられているようだということも。

いざとなればリンクの力を使うだろう。

「カオルどうしたの?」

「ううん。大丈夫だよ」

とわたしは言った。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

2章act2 わたしが過ごす幻想郷は視点が違います。

主人公ではなくヒロインのカオルが視点となっております。主人公よりも不思議な感覚で幻想郷を過ごしてくれると幸いです。

では今回はここにまでです。

次回は2章act3になります。

ここまで読んでくれてありがとうございました

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