第2通 変な出会い
「おーい 大丈夫でーすかー」
声が聞こえて目が覚めた
お母さんの声だろうか
「うーん・・・ あと5分だけ・・・zzz」
「寝ぼけないでよ!こんな所で寝てると、何かに食べられちゃうよ!」
何を言ってるんだ、と思っていたら、頭をばしばしと叩かれた
「わかった!わかったから!」
と言って俺は飛び起きる
そこにはいつもと変わらない風景があった
静寂な森と木漏れ日、そして目の前には銀髪の美少女が・・・
「は!?」
いつもとは違いすぎる風景にびっくりして、思わず大きな声を出してしまった
「わわっ!寝ぼけてると思ったら急に暴れだして、なんなの君・・・」
「そりゃ起きたら見知らぬ森にいて目の前に美少女がいたら誰だってビビるよ!」
「別にここの森はそんなにマイナーな場所じゃないでしょ・・・待って、今美少女って言われた?」
なんでこんな所に来てしまったんだか
早く家に帰ってゲームしたいな
・・・あれ?この森見たことある気g(バァン!)
「いった!なんでいきなり平手打ちとばすんだよ!」
「やっと起きて喚いたと思ったら今度はナンパ!?どういう頭してんの君は!」
「ナンパじゃねえよ率直な感想だよ!それに顔が良くても性格が悪けりゃ全く好みじゃねえんだよ!」
「何!?私の性格が悪いって言うの!?大体君が危険だったから教えてあげたのになによその態度は!」
「いったいぜんたいどこら辺が危険なんだよ!人がそこらのちっせえ動物に喰われるわけねえだr (ドオォォォン)
「!?」
いきなりの騒音
木を薙ぎ倒しながらこっちへと何かが向かってくる
まさか本当に人を食べるようなでかい何かが・・・いや、流石にそんなことはないはず
「すごい振動・・・一体なんのエネミーなの・・・」
「おい!なんだこの音!エネミーってなんだ!」
「しっ!静かに!」
音が近い
もうすぐそこまで来ているようだ
二人とも恐怖で足が動かなかった
「嘘・・・だろ・・・?」
森の奥から出てきたそれは、俺を驚愕させた