表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ワールドクラフトオペレーション  作者: 叶夢創
出会い
7/14

生徒会 ⅱ

時は放課後。

おれは今生徒会室にいる。

そこでおれは入学式の時に出会った女の子がいたことに若干浮かれ気味であった。


『失礼します、

え、え〜と、桜神子香奈さんに呼ばれて来たんですが…』


『あ、君が叶夢創か。

まさかあの桜神子香奈さんの直々のご指名ときたもんだからどんな奴かと思ってたが何ともない普通の奴だったな

で、そこの生徒会長の席に座ってる女の子が桜神子香奈さんだよ』


そう言われて、おれがその席に目を向けると、


『久し振り、前に会ったのは入学式の時だったかな?』


『そ、そうです』


『じゃあ、また改めまして

久し振りね、創くん…』


創くん?

その呼び方はたしか一人しかいなかったはずだけど…


『も、もしてかして香奈ちゃん?』


『はぁ、ようやく思い出してくれたか…

最初に会った時は他人様みたいな感じだったからショックだったんだよ?』


『ごめんごめん

まさか香奈ちゃんだったとは思わなかったんだよ…』


『それって昔の私に比べて変わってたから?

それとも、まさか忘れてたとか?』


『違う違う、昔に比べて随分見違えたなぁと…』


正直可愛くなりすぎてて香奈ちゃんかどうかわかんなかったっとか本人の目の前で言えないよな…


『ふぅん

ま、そういうことにしといてあげるか』


わたしはこの時創くんが嘘を言ったのをわかっていたのだ。

何故なら彼が嘘をつく時は決まって眉が少し下がるのを昔から見てたからだ。

でもこれはよく見てないと気付けないんだけどね


『で、創くん。

もしよかったらなんだけど生徒会に入らない?』


『イヤだよ』


『一応理由を聞いといていいかな?』


『理由は簡単だよ

生徒会って座学・DA・実践の総合の成績で見て、上位10位以内から有志で決めるんだよ?

50歩譲って座学で取れたとしても他のは無理だよ』


『えぇ、そんな理由ならわたしがコネを使えば余裕だけど?』


なにあっさりコネとか言ってんだ香奈ちゃんは…


『じゃあ、逆に聞くけどそこまでしておれを引き込みたい理由はなんなの?』


『そ、それは…

そ、創くんと一緒にいたいからだよ…。』


え?

そ、そんな理由でコネとか使っちゃう気だったの?

それ大丈夫?


『うーん、そんな理由だったらおれなんかじゃなくて本気で生徒会に入りたいって思ってる子に譲ってあげたほうがいいと思うよ』


『はぁ、わかったよ

じゃあ、この話は忘れないで、もし入りたいって思ったならいつでも言ってね』


『あ、あとここは学校だから香奈ちゃんじゃなくて香奈先輩って呼ばなきゃダメだからね?』


『わかったわかった』


このようなことが今日の放課後にあったのだった

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ