ワールドクラフトオペレーション 始動
時は夕飯。
香奈ちゃんが所属している組織のメンバー紹介が終わり、彼女とともに帰宅に着いた。
彼女とは家が近いため、たまに夕飯を一緒に食べることがあった。そして、今日はその日である。
『おばさん、今日の夕飯は何の予定ですか?』
『そうねぇ、久しぶりに香奈ちゃんと一緒のご飯だから奮発してお肉とかにしましょうか』
『ほんとうですか!
わたし、お肉好きなんで楽しみにしてますね』
『あらあら、ありがと
じゃあ、ご飯できるまで創の面倒でも見てあげてね』
わたしはご飯まで暇だったので久しぶりに創くんの部屋にでも行ってみようかと思った。
彼の住んでるこの家は家族構成が3人家族で父親がサラリーマン、母親が専業主婦と極めて一般的な家庭である。そして、3階地下付きだ。
創くんの部屋は2階にあったことを覚えていたので階段を登り、今は彼の部屋の前にいる。
『はぁ、創くんの部屋に入るだけなのに何でわたしはこんな緊張してるんだろうか…』
『あれ、そこに誰かいる?』
『あ、そ、創くん。
わたしだよ、部屋に入ってもいいかな?』
『いいよ、部屋に入って』
そして彼の了承も受けたことで部屋に入ることにした。
『それにしても久しぶりだね…
創くんの部屋に遊びに来るのは…。』
『最後に来たのは引っ越す前ぐらいの時だったけ?』
『そうだね…』
この後も久しぶりに彼と話していたが会話が続かなく沈黙してしまった…
『ねぇ、香奈ちゃん
頼みごとがあるんだけどいいかな?』
『創くんの頼みごとならどんとこいだよ!』
香奈ちゃんに創、そろそろご飯だよとおばあさんが言ったため、彼の頼みごとの内容は夕飯後となった。
それから夕飯後、創くんの部屋でわたしは彼の頼みごとを聞くことになったのだがその内容がとんでもないことだった。
『ねぇ、創くんの頼みごとってどんなことん』
『おれは香奈ちゃんの能力を使って世界を作って欲しいんだ』
『せ、世界?』
『うん、新しい世界。
誰もが笑っていられて、役割が与えられて自分の存在意義を見出せるそんな世界だよ』
『たしかにわたしの能力を使えばできなくもないけどそんなんどこに作るの?』
『おれの部屋でいける?』
『わかった、正直上手くいくかどうかわかんないけどやってみるよ。たぶんそのわたしが作った世界は昔読んだ絵本とか知識とかが混ざってる世界になるけどいい?』
『作ってくれるだけでありがたいよ』
『わかった、でも大規模になりそうだから1日じゃ無理だから今度の休日とかでもいい?』
このようにしておれは香奈ちゃんから許可を貰えた。
おれはもう新しい世界の名前を決めている。
その名はオネイロス。
おれはこの世界で神様になることを目指そうと心に誓った。
今回は投稿時間が遅くなってしまいすいません。
ようやく世界を創生するところまできました
こらからは現実世界と異世界“オネイロス”を通じての叶夢創の成長物語を紡いでいこうと思います