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星影が導く花明かり  作者: 天りあま
第一章 妖精の街フロリニタス

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7. 旅立ちます

 ラキュスは湖の縁でこちらに背を向けており、どこか黄昏れているようだった。彼の背中の羽がキラキラと日の光を反射している。同じように陽光で照らされた湖面も最初に来た時より輝きを増しており、彼は光に包まれてそのまま溶けて消えてしまいそうに思えた。

 チェラシュカが少し早歩きでそちらへ向かうと、彼は足音に気付いたのか静かにこちらを振り返った。一見いつもと変わらない表情に見えるが、少し視線が揺れている。


「お待たせ」

「……ああ」


 立ち上がったラキュスはじっとこちらを見て何か言いたげな表情をしている。普段ならこちらから問いかけるところだが、今回はチェラシュカから何かを言うつもりはなかった。


「暇だったわよね、ごめんなさい。帰りましょうか」

「……ヘリスは」

「先に帰ったわ」

「……そうか」


 彼はチェラシュカの隣に来ると、くるりと同じ方を向いてピタリと寄り添ってきた。そのまま何も言わないので、チェラシュカも敢えて口を閉ざしたまま来た道を戻り始める。しばらくの間、草木で挟まれた道に二組の足音だけが響いた。


「……」

「……ねえ」


 しばらく歩いてからチェラシュカは足を止め、ラキュスに声をかけた。二歩ほど先に進んでいたラキュスがその場でこちらを向いた。

 チェラシュカは徐にその顔へと手を伸ばし、緩い力で少し薄い両頬をぷにゅっと挟んだ。

 想像通りと言うべきか、彼は目をまあるくしてこちらを見ている。頬が押されて少し唇が突き出た状態の彼に、いつにもまして可愛い顔になっているなと思う。

 思いの外柔らかい皮膚の感触に惹かれるものを感じつつ、チェラシュカはじっと彼の目を見ながらこう告げた。


「あのね。ラキュスが嫌なことは嫌って言っていいのよ」

「ふぇ、……チェリ」


 物凄く呼びにくそうだ。されるがままの彼に、つい口の端が上がる。チェラシュカは彼に触れる指を少しだけもにもにと動かしながら、彼の言葉を待った。


「いやらことらんてない」


 嫌なことなんて無い、と言いたいらしい。真っ直ぐにこちらを見つめるその濃紺は、深く静謐な湖を思わせる。


「本当?」

「ああ、ふぉんと…………。ふぇり」

「うふふ」


 指先に込める力を緩めた時だけまともな発声になっているのが面白い。

 頬を揉むのを止めろと言わないのは、本当に嫌ではないからなのだろう。だが、その顔は今まで見た中で一、二を争う程の困惑を浮かべていた。

 なんだか楽しくなってしまって、ニコニコしながらその頬をもにゅもにゅしていると、ラキュスは仕方が無いと言いたげな表情で言葉を重ねた。


「……止めひゃって行っへひゃだろう」

「ええ、そうね。友達は大事にしたいもの、止められても行ったわ。でも、言わないとその気持ちは伝わらないでしょう?」

「……ああ」

「ラキュスの言葉を聞いて私がどう行動するかは私が決めることなのだから、私に何かを言うのを遠慮する必要はないわ。もちろん、私なりにラキュスの気持ちを想像したりはするけれど、本当の気持ちは、ラキュスの言葉で聞かせて?」

 

 そう伝えると、こちらに向けられていた双眸が石の投げ込まれた湖面のように揺れた。それから、ぎゅっと目を閉じて眉間に皺を寄せた渋い表情になった。

 

「……へりしゅはとおだちだから、信用してひゅ」

「…………そう」

「チェリに変なこひょはしにゃいとわかってう」

「え、ええ……、そうね……」

「らから、とえたりしない」


 ――友達であるヘリスのことは信用しているから、二人で会うことを止めたりしない、とラキュスが言いたいのはギリギリわかった。

 ただ、普段クールな彼がまともに喋れていない様子に、チェラシュカはだんだん面白くなってきてしまっていた。

 ここで、彼はチェラシュカの様子がおかしいことに気が付いたらしい。さすがにチェラシュカの打つ相槌の声が震えすぎていたため、隠しきれなかったようだ。

 パッと目を開けた彼は、目を細めてチェラシュカの顔を眺めてから、自身の頬を掴むチェラシュカの手首をきゅっと握った。それからくいっと引っ張って頬から外させると、やや口の端を上げてニヤリとした表情でこう言うのだ。


「チェーリ?」

「ごほん、んふふ、ごめんなさい」

「真面目に聞いてなかっただろう」

「か、可愛くて、つい。ふふ」


 チェラシュカが堪えきれずにくすくす笑い始めると、ラキュスは手首を掴む手を少し動かしてチェラシュカの手のひらを親指で撫でた。数度往復させた後、更にその手を動かしてお互いの指同士を絡め合わせていた。

 なんだろうなと思ったチェラシュカは、なんとか息を整えて口を開いた。


「ふう。……どうしたの?」

「別に」

「そう? まあ、ラキュスの気持ちはちゃんと聞けたからいいわ」

「ああ。……帰るぞ」


 繋いだ手をそっと下ろしたラキュスは、そのまま帰り道を歩き始めた。やや早歩きで、でもついていくのが苦ではない歩幅で進む彼に手を引かれ、チェラシュカもてくてくと足を進める。やっぱりちょっと寂しかったんだろうなと考え、手をきゅっと握り返した。



 すぐ隣ではあるものの、ラキュスはチェラシュカを家の前まで送ってくれた。彼自身の家へと帰るラキュスの背を見送ると、チェラシュカは畑の様子を見に行った。収穫できるものは全て収穫しておいて、ロテレの家へと持って行く。

 セフェルと共に出迎えてくれた彼女は、たまにチェラシュカの家へ来て掃除などをしてくれると言う。


「ありがとう、ロテレさん」

「いいのよ、チェラシュカ。そうだわ、折角来てくれたのだから久々に食べて行って。腕によりをかけて作るから」

「まあ、いいの?」

「もちろん!」


 快活な笑みを浮かべた彼女に、心が解けるような心地になる。ラキュスも誘ったらと言われたが、彼はこの後コピたちと予定を入れているらしく、そう伝えると残念がられた。


「セフェルも手伝ってくれるわよね?」

「当然だよ、ロティ」


 セフェルはロテレの肩に手を置くと、彼女のオレンジがかったクリーム色の髪に唇を寄せた。相変わらずの仲睦まじさだ。口付けられてくすぐったそうに目を細める彼女は、とても幸せそうに見える。それからセフェルが差し出した手に、彼女は自然に手を重ねていた。

 こちらを振り向いた彼女に、入って入って、ともう片方の手で手招きされる。チェラシュカは前を行く二人に続くと、キッチンへと向かう途中で彼女に声をかけた。

 

「私も手伝うわ」

「あら、ありがとう。なら……レタスをちぎってくれるかしら」

 

 キッチンに着いたロテレはチェラシュカにレタスを手渡すと、彼女自身はニンジンをさっと洗って包丁で刻み始めた。トントンと小気味よく響く音を耳にしながら、チェラシュカはレタスを洗って風魔法で少しだけ乾かすと、ボウルの上でひたすらちぎる。

 セフェルはバゲットを食べやすい大きさにカットしてオーブンに並べており、普段から手分けして料理をしているのだなと思った。

 

「チェラシュカ、それが終わったらそこに置いてあるベーコンとベビーリーフを混ぜて、オリーブオイルをかけて塩コショウを振ってね」

「はーい」

「うふふ、いいお返事」

 

 ジャガイモを切り始めたロテレから次の指示を受けた。こちらに背を向けたままの彼女に、少し大きな声で返事をする。

 彼女とのこういったやりとりも、旅に出たらできなくなるのかと少しだけしんみりとした気分になる。

 

「なあロティ、僕にも優しく教えてくれないか」


 セフェルがロテレに斜め後ろから近付いて、彼女の肩の上に顔をとんと乗せていた。先程まで彼が見ていたコンロには火にかけられた鍋があり、カットされたブロッコリーがふつふつと沸くお湯の中で小さく踊っている。

 

「セフェル、火をつけたコンロの前からは動かないで」

「目の届くところだから大丈夫さ」

「あと、私の邪魔をしないで」

「チェラシュカに言うみたいに優しく教えてくれたら、すぐそちらにとりかかるさ」

「……なら鶏肉を炒めてくれるかしら」


 ロテレは真っ直ぐ手元を見つめたまま受け答えをしていた。手際よくジャガイモをカットすると、タマネギを手に取る。

 チェラシュカもあんな風に料理ができたらいいのにと思いつつ、先程の指示通りに具材をサラダ用トングで混ぜる。カリッと焼けたベーコンの香ばしい匂いに、食欲がそそられる。

 セフェルは彼女の頬に自身のそれを寄せて、彼女の身体の両脇に手を付いた。

 

「は、あ、い」


 先程のチェラシュカの返事を真似ているのか、セフェルは低く甘い声でわざとらしく返答している。一方、ロテレは先程の姿勢のままタマネギをカットする手を止めない。


「……」

「なあ、()()()()()だっただろ?」

「…………セフェル」

「なんだい?」


 少し間を開けてから名前を呼ばれたセフェルは、先程より少し弾んだ声を出していた。構ってもらえることが本当に嬉しいらしい。

 大好きなんだなぁと思いながらチェラシュカはその様子を横目で見つつ、オリーブオイルを垂らしてボウルの中に塩コショウを振りかける。この先の手順も一応知ってはいるので、粉チーズを取りに冷蔵庫へ向かった。

 すると、背後からロテレの冷ややかな声が聞こえてきた。

 

「私、今、包丁を手に持っているのよ」

「……そうだね」

「料理中はちょっかいかけないでって、いつも言っているわよね」

「……そうだったかな」

「今日は折角チェラシュカが来てくれたのだから、貴重な時間を無駄にしないでちょうだい」

「わかった、わかったから……、包丁を持ってこちらを向くのはやめてほしいな」


 粉チーズの入った瓶を取り出して振り向くと、セフェルはロテレから二歩ほど距離を取ったところで小さく両手を前に出して構えていた。ロテレが包丁を手にしたままじっとりとした目を彼に向けていたので、仕方のないことだろう。

 

 ちなみに、本来であれば塊のチーズをサラダの上にグレーターを用いてすり下ろすのだが、チェラシュカがすると手をすり下ろしかねないと思われている。そのため、ロテレは予めすり下ろした状態のものをストックしてくれており、たまにチェラシュカの家にわけてくれるのだ。

 チェラシュカがそんなことを思い返していると、ロテレが深く溜息をつくのが聞こえた。

 

「あなたとはずっと一緒にいるんだから、今はこれから旅立つチェラシュカを優先するのは当然でしょう? ……セフェル? ちゃんと聞いているの?」

「ああ…………、僕の伴侶が、可愛い……」


 彼女の発言のどれかが彼に深く刺さったらしい。胸元を押さえながらよろめくセフェルというのもすっかり見慣れた光景ではある。

 そのまま彼はやや覚束ない足取りでコンロの前に行くと、深呼吸を一つしてから鍋の方の火を止めた。それから空いているコンロの上にフライパンを置き、その中に一口サイズの鶏肉を投入した。

 調理をする彼から「ずっと一緒……、ずっと……ふふ」という小さな呟きが聞こえるのが少し怖い。

 その様子を静かに眺めていたロテレがこちらを向いた。丁度いいタイミングだと思って、チェラシュカは彼女に声をかける。


「ロテレさん、半熟卵はあるの?」

「もちろんよ」


 彼女に手渡された卵を受け取ると、ボウルの横にそうっと置いた。中身をいい感じに整えて、その上にパカッと卵を割り入れる。更に上から粉チーズをぱらぱらと、気持ち多めに振りかけておく。


「チェラシュカ、テーブルを拭いて食卓の準備をしてくれるかしら」

「はーい」


 チェラシュカは台拭きを持ってリビングに向かった。木製の四角いテーブルの上を丁寧に隅から隅まで拭くと、棚からランチョンマットを三つ手にする。このランチョンマットは、よくここで食事をする人の髪色に合わせてロテレたちが用意してくれたものだ。

 棚に置いたままの紺色のランチョンマットの下から覗く桃色のそれに、まだ置いてくれているんだ、と思いながらテーブルの方へと向かう。きっちりと三人分並べると、台拭きを持ってキッチンへと戻る。


 いつの間にか他の料理も出来上がっていたようで、キッチンにはいい匂いが充満していた。二人は和やかに話しながらお皿に取り分けていたので、すっかり仲直りしているらしい。


「ロテレさん、セフェルさん」

「チェラシュカ。準備してきてくれたのね、ありがとう」

「とってもいい匂い! 美味しそうだわ」

「ロティが腕によりをかけて作ったからな。僕の! ロティが!」


 セフェルがこちらを向いて得意そうな顔をする。それを見たロテレは呆れたように小さく息を吐いた。

 

「あなただって一緒に作っていたのに。……チェラシュカはシチューが好きだったでしょう?」

「ええ、大好きよ。ロテレさんが作ったシチューが一番好き」

「まあ、嬉しいわ」


 チェラシュカの言葉を聞いたロテレが、にっこりと笑みを浮かべた。

 すると、おっと、と言ったセフェルがずいっとこちらに近寄ってきて、ロテレとチェラシュカの間を遮るように手を伸ばした。それから彼は真剣な眼差しをこちらに向ける。

 

「チェラシュカ。ロティを口説くんじゃない」

「セフェルさん……」

「セフェル……」


 思わず彼の名前を呼んでしまったところ、ロテレと全く同じタイミングだった。彼の肩越しにロテレと目が合ったが、彼はそれにも気付いたらしく、身体を動かしてチェラシュカの視界から彼女を隠そうとしていた。

 この人はきっとずっとこうなんだろうな、と思いながらチェラシュカがじとっと彼を見返していると、セフェルが感慨深げに一言漏らした。

 

「チェラシュカ、……その表情、ロティに似てきたな」

「そうかしら?」

「……さっさと料理を運んでしまいましょう。冷めてしまうわ」

 

 ロテレが彼の背後から声をかけてきた。セフェルに隠されているせいで彼女の顔は見えないが、恐らく呆れた顔をしているに違いない。

 彼女の声掛けに反応して背筋をピンと伸ばした彼は、くるりと振りむくと料理を取り分けられた皿に向けて手をかざし、ふわりと浮かべてリビングの方へと動かしていた。

 チェラシュカは思わず息を呑んで宙に浮かぶいくつもの皿をじっと見つめていたが、無事テーブルの上に全て綺麗に並べられたのを見てほっと息を吐いた。


「あ、あなた…………。いつの間に、あんな……」

「なんだいロティ」

「あんなにたくさん……同時に……」


 ロテレは開いた口が塞がらないと言った様子で、ぽろぽろと言葉を零していた。

 チェラシュカの記憶にある限りでは、セフェルが浮遊魔法で物を運んでいるのをあまり見たことがない。運ぶにしてもせいぜい一つか二つで、それでも何度か壁にぶつけていたように思う。

 ロテレが以前『あの人は物と物の間隔を把握するのがあまり得意ではないみたい』と言っていたのが頭を過る。

 

「君が驚くかなと思ってね。練習したんだよ」

「……ええ、驚いたわ」


 目を大きく見開いた彼女は、リビングのテーブルの上とセフェルを交互に見遣る。それから彼の方にたたっと近付くと、身体の前に掲げられたままの彼の手を両手で握り、ぱああっと笑顔になった。


「すごいわセフェル! とっても頑張ったのね!」

「……っ!」

「いつもあんなにぶつけていたのに……向上心が素晴らしいわ」


 ロテレの誉め言葉を聞きながら、チェラシュカは少し考えていた。チェラシュカ自身は浮遊魔法に関しては人並みだが、出来ないことは出来ないとさっと割り切りがちであるため、苦手なものを克服しようとする彼の姿勢は見習うべきなのかもしれない。

 そんな見本にすべき彼は、いつにもまして非常に締まりのない顔になっている。

 

「そ……へへ…………」

「ただセフェル、一つだけ言わせてほしいのだけれど」


 ロテレは少し硬い声を出した。よく見ると彼女が握る手の力が増しているように見える。


「心臓に悪かったから、いきなり本番はダメよ」

「う……うん」

「せめて料理以外ね」

「はい……」


 しおしおと眉尻を下げたセフェルを見ると、学生時代先生に叱られていた同級生の様子を思い出してしまう。すると、ロテレは片手を伸ばして彼の頭にそっと触れ、すり、と撫で下ろした。


「ふふ。いいお返事」


 そう彼女に言われた瞬間の彼の表情を見れば、この二人が何十年も仲良く伴侶の関係――彩羽(コロラーレ)を続けられている理由がわかるというものだろう。

 それから三人で食べた最後の食事は、ほんのり冷めてしまっていたものの、それ以上に二人の温かさを感じられてとても美味しかったということは言うまでもない。

 

 

 そうして、旅立つ日の朝になった。

 比較的朝早くにも関わらず、チェラシュカたちを見送りに何人もの妖精たちが来てくれた。ジェンナやトゥヴィアはもちろん、カフェの店長や元仕事仲間、ロテレやセフェルなど見知った面々に囲まれて、少し名残惜しい気持ちが顔を出す。


「ラキュスは水魔法が得意だし、万が一悪いやつが現れても大丈夫だね」

「そうそう。ちょっと手こずりそうな相手でも、水場までいければ怖いものなしじゃん」

「自分の力を過信する気は無い……が、俺が絶対に守る」

「かーっこいー!!」

「うるさい。囃すな」


 普段からあまり積極的に他人と関わりたがらないラキュスだが、優しくて頼れる妖精だということをみんな知っているので、実は人気があるのだ。チェラシュカは彼が友人たちに囲まれているのを見て、なんだか誇らしい気持ちになった。

 彼は周囲からワイワイ言われることにむすっとした顔をしていたが、チェラシュカが微笑ましい気持ちで眺めていることに気付いたらしい。目が合うとふっと笑った。そのままこちらへ歩いてきて隣に立つ。


「そろそろ行くか」

「ええ」

 

 チェラシュカはラキュスと共に出立の挨拶を告げた。

 

『行ってきます』


 皆に見送られながら、二人は森の外へ続く道へと足を踏み出した。

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