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詩全集3

初戀

作者: 那須茄子

あの日の帰り道

並んで歩くのが恥ずかしくて

少し前を歩く君の背中の後を追う


言葉を探す私のポケットの中

いつか渡したかった

「好き」ってフレーズ

カクカクのメロディにはのせられない


あれから幾つもの季節が過ぎた

自転車に乗った君が

振り返って「ねえ」って言った

夕焼けが伸びる坂道に

二つの影がやけに重なって

私ははただ「うん」と

頷くことしかできなかった


君のその笑顔が 

ただ眩しくて

私だけが熱くなる

もう特別にしてしまったから

君を見るだけでもダメなんだ


ポケットの奥で握りしめたままの

あのフレーズはサビになれずに

今も私の中でくすぶってる



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あらあら、うふふ♪  (*´艸`*)  可愛らしいコト♪  (*´∀`*)
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