超巨大ロボ VS 帝国防衛線2
唯一の欠点である「人見知り」を克服したら、婚約破棄を告白されました。
超巨大ロボットは淑女の嗜みなので、降りろと言われても降りられません。
「ゴッード、美―――ム!!(野太い声)」
超巨大ロボジョセフィーヌの顔から高微粒子のビームが発射された、暗闇が支配する暗黒の宇宙空間に一筋の光が走った。
「なっなんだあの光は、まずい、回避だ、緊急回避ー」
ジョセフィーヌから発射されたビームは無常にも宙立軍を一掃した。
しかし、ビームの直撃を受けても、艦隊には何も起こらなかった。
「うう、一体…何が、いえ何が…起こったのかしら…」
「お相手の超巨大ロボからお光線がお出になられたようですわ」
解説しよう、ゴッド美ームとは、この光を浴びた人間のX染色体に作用し、男性に令嬢の心を持たせ且つ、婚約してから悪行の数々を行い相手に破棄させる光線であり、『全自動婚約破棄ロボット』に標準装備されているメインウエポンである。
「はっ!いけない、司令部のあの方に婚約を申し込まなくちゃ…」
「幼馴染の彼に今の女のあることないこと吹き込まないと、ああ忙しい」
…こうして無敗を誇るカミラス帝国 帝国宙立軍は瓦解したのだった。
「一体何が起こっている!我が帝国 宙立軍が全滅?3分もたたずにか?王国の超巨大ロボは化け物か?…」
「皇帝陛下、お逃げ下さい。陛下に万一の事があってからでは…」
宰相が宙立軍の全滅の報告を受け、陛下の身を案じた。その時、皇帝陛下への謁見室に足音を響かせて5人の将軍が入って来た。
「万一の事?はっ、そんな事あるわけがねぇ、なぜなら俺たちが陛下の側にいるからな」
「そっそなたたちは…」
「帝国 陸軍大将、島小介」
「帝国 海軍大将、真田 五郎」
「帝国 空軍大将、佐藤 三郎」
「帝国 近衛大将、新代 進」
「みゃ~~」
「我ら帝国 四天王にお任せください!皇帝陛下!!」
この話はXで某とある方のネタに乗っかって書いたモノです。
一応連載の形にしてますが、とある方のご希望がなかったら連載は終了となります。
次回 迫撃!帝国四天王!
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