超巨大ロボ VS 帝国防衛線と言ったな、あれは嘘だ
唯一の欠点である「人見知り」を克服したら、婚約破棄を告白されました。
超巨大ロボットは淑女の嗜みなので、降りろと言われても降りられません。
ここで皆さんに私の人見知りエピソードをいくつか語ろうと思います。(おい、なんか語りだしたぞ)
そうあれは、まだ私が人見知りを克服できなくて、貴族子息、令嬢が集う学園での出来事です。
私は人見知りの為に素顔を晒すことが恐ろしくて、パワードスーツを着込んでいました。このパワードスーツは宇宙空間での作業を前提としたもので、およそ180cmくらいの小さめ、ですがパワーはある物となっておりました。
「ゴンザレス様、ゴンザレス様。 ……フランソワ様」
「はい!フランソワです! あらイザベラ侯爵令嬢様ごきげんよう。何かご用でしょうか?」
「あなた、その野暮ったいモノを着込んで恥ずかしくないのですか?全くどこの田舎者かと思いましたわ」
「田舎者ですか?申し訳ありませんが、これはNAS〇特製なので田舎という訳では…」
「うるさいですわね、その格好が田舎者っぽいと言うのですわ、全くこんなのが公爵様の婚約者だなんて、世の中が間違っていますわ。フランソワ侯爵令嬢もそう思いませんこと?今からでもこのイザベラが代わりに公爵様の婚約者に代わってあげますわ」
おほほほっほげほげほ、げえええ!! とイザベラが高笑い、からの咳き込み&嘔吐という芸を披露した。
イザベラ様は私が公爵様の婚約者を譲らなことに腹を立てたのか嫌がらせをしてきました。
「あら?まぁ、フランソワ様、肩に虫が付いていましてよ」
と小枝を私の肩に乗せました。
「ひっ! 嫌っやぁあああああああああ!!!!!!!」
私はあまりの怖さに夢中で肩の虫(小枝)を払いのけました。その勢いでイザベラ様の御髪が抜けてしまい、イザベラ様はつるっぱ〇…、ウイッグで毎日、おしゃれが出来る頭を手に入れられました。
なぜかそれ以来私はイザベラ様に目の敵にされていますが…(解せぬ)
そんな事もあり、私はますます人見知りに磨きがかかったのです。
そんな時社交の場で公爵様にお会いする事になり、どうしようかと悩んでおりました。
この話はXで某とある方のネタに乗っかって書いたモノです。
一応連載の形にしてますが、とある方のご希望がなかったら連載は終了となります。
次回は超巨大ロボ大地に立つ! 超巨大ロボ VS 帝国防衛線はその次で…




