ご機嫌様、皇帝様
唯一の欠点である「人見知り」を克服したら、婚約破棄を告白されました。
超巨大ロボットは淑女の嗜みなので、降りろと言われても降りられません。
私がジョセフィーヌを操作してア空間を飛行していると、公爵家の戦闘ロボが立ち塞がった。
「ゴンザレス・ド・マドレーヌ、公爵様殺害の容疑で貴様を…おい!聞いているのか!」
「隊長、フランソワ、フランソワです」
「ごほん、あーあー、フランソワ・ド・マドレーヌ、公爵様殺害の容疑で貴様を拘束する」
公爵家の戦闘ロボです、きっと婚約破棄で侯爵家から慰謝料をの話が行ったため、それを払いたくない公爵家が私を亡き者にしようとしているのでしょう。
しかし、私は帝国の皇帝に会わなければいけません。なぜなら皇帝陛下が私を待っているからです。
「皇帝陛下、待っていて下さい。フランソワは今、貴方の元に参ります。超時空振動ゴッドビ――――ム!」
フランソワの音声入力により、超巨大ロボジョセフィーヌの目の前にア空間から転送されてきた『超時空振動ゴッドビ――――ム』発射装置が現れ、発射された!!
一瞬の閃光が真っ暗の宇宙空間に走る。その直後、公爵家の戦闘ロボが次々と爆発した。
「人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて死んじゃえ!! 皇帝陛下~、待っててくださいね~~」
ー≪カミラス帝国 皇帝私室≫ー
「くしゅん! なっなんでしょうか、急に悪寒が…」
「皇帝陛下、お風邪でも召しましたか?良ければこちらを…」
「何でもないよ、とゆーかニッターメイヨーは過保護すぎ!その手の兎さんリンゴはどこから出したの?」
今、帝国に最大の危機が訪れようとしている。負けるな皇帝、がんばれ皇帝。
今日の占いは、超巨大ロボにご注意だ。
この話はXで某とある方のネタに乗っかって書いたモノです。
一応連載の形にしてますが、とある方のご希望がなかったら連載は終了となります。
次回あったら 超巨大ロボ VS 帝国防衛線




