【閑話】GW期間で読み切り 公爵様復活3
「マリアンヌ、お紅茶のおかわりを…」
「かしこまりました。お嬢様」
超巨大ロボ ジュリエッタ―MkⅡのコクピット内ではジュリエットが午後のアフタヌーンティーを嗜んでいた。
淑女たるもの、お紅茶に精通してなくては、社交界で恥をかくというもの。
「ふぅ、やっぱりお紅茶は日〇紅茶ですわね、リプ〇ンも捨てがたいですが…」
「お嬢様、焼きたてのスコーンでございます」
ばりぼりごり…ぼり…ごくん。
「もういい、ジュリエット嬢、あのフランソワを悔しがらせるために、全銀河に向けて我々の婚約を宣言するのだ!」
「まぁ、それは良いお考えですわね!さすが公爵様ですわ。でもそれだけではあのフランソワは悔しがるでしょうか?」
「何だと?それはどういう意味だ」
「いえ、やはり悔しがるには私が婚約によって公爵様に様々なものを貢いでいただかないとダメだと思うのです」
「そっそうだな、では具体的にどんなものがいいだろうか。例えばドレスや宝石などだろうか」
多少高くついてしまうが、私のプライドを守るためだ。公爵家との婚約とはそんなに安くないと思い知らせられるなら… と公爵は考えていた。
「そのくらいですとあのフランソワは悔しがりませんわ、そうだ公爵邸を下さいませ。それなら少しは悔しがるかもしれませんわ」
ジュリエットがとんでもないものをおねだりして来た。
婚約破棄令嬢殺戮超巨大ロボ -超人見知りな私でもコクピットにいれば安心ですわ-
GW中により、公爵様の復活編となります。
公爵様、女運が悪いのでしょうか?
イイネや評価が増えたら読み切り増やすかもです。




