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ゾンビナイト  作者: むーん
激動編

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126/222

第126話 (114)デーデ-2

「文子、収益化とか申請してなかったみたいで。まぁ、趣味で時々動画あげてただけだし、こんなに再生されるとも思ってなかったしで…。」


「うう…悔しい!悔しい!悔しい!悔しい!だが、これでいい!」


「文子、前はそんな悔しがってなかったでしょ!」


「ははは。そうなんだ!なら、動画消しても何てことはないね。」


「ノーダメで草!」


「あはは!」


〜〜〜


「『アレ』の動画消えちゃったんだな〜。」


 動画の編集作業をしている俺の後ろで、シャクレさんが話す。『アレ』は確か5000万くらい再生されていた。とすると、収益は数百万円程度?いや一千万を超えている可能性もある。ただ動画を撮って投稿しただけでそれだけの額が貰えるのである。本当に羨ましいし、妬ましい。


ーー金だ、金、金。金が必要だ。


 金さえあれば。金さえあれば世の中に認められる。人の価値は年収だ。とにかく稼いで、今まで俺を見下してきたやつらに目にもの見せてやるのだ。その為に登録者を増やして、動画の再生回数を増やす。やっぱり、俺たちには今それが必要だ。それが結局はシャクレさんたちの愛の爆弾チャンネルのためにもなる。


 俺はハナさんの件でメガネさんに怒られて、安易にバズりを狙うのは良くないと学んだが、結局のところインフルエンサーとして生きていくためにバズりは必要だ。健全なバズり。今俺が運営している“りゅうチャンネル”の登録者は2万人。シャクレさんの”愛の爆弾チャンネル”は625人。バズりを狙えるのは俺のチャンネルの方か。


ーー『アレ』の動画、消すのもったいねー。消すくらいなら、俺のチャンネルにくれよ。


 数千万再生の動画があれば、チャンネルに箔がつく。それを看板に登録者も増える。有名インフルエンサーとコラボの話も出てくるかもしれない。そして、いずれは日本のテーマパークインフルエンサーとしてのしやがってやるのだ。ゆくゆくはテレビ出演に公式のコラボ…!くっくっく。


「そろそろ来る時間だな。」


「来るって誰がですか?メガネさん?」


「違う違う。言ってなかったっけ?チョウチョだよ。」


ーーチョウチョ?チョウチョってあのRainの?


「そう!古い知り合いでさ、連絡したら俺たちのチャンネルに出てくれるって!」


「え?!知り合いだったんですか?!それはすごい」


 俺はシャクレさんとチョウチョが知り合いだったということに驚いていた。しかし、それは一旦置いといたとして。チョウチョがチャンネルに出てくれる?とんでもないことだ。チョウチョはRainというダンスグループに所属していた一流の芸能人だ。そんな人が出てくれるとなると…。


ーーこれはバズるな。ありがとう、シャクレさん…。


心の中でそう呟きながら、俺は完全に成功のビジョンを思い描いていた。


「ちなみに、シャクレさん。チョウチョさんとどんな動画撮るつもりですか?」


「え?まぁなんか2人で思い出話とか…。」


「いや、それはやめましょう。」


 シャクレさんはわかってない。今チョウチョと言えば、不倫で炎上している。その話をすれば完全にバズる。それに加えて、ハナさんとの件もある。ハナさん側を責めるのは、良くななったが、その件をチョウチョから聞くのはどうだろう。いける気がする。


「俺に考えがあります。シャクレさんとチョウチョさんでお酒飲みながら、話すっていうのはどうですか?最近の炎上の話とかも混ぜながら…。そして、それを俺のチャンネルで生配信しましょう!」


「え?何で愛の爆弾じゃなく、リュウのチャンネルで?」


「俺のチャンネルは登録者も多いし、注目度も段違いです。それに、配信が伸びれば“愛の爆弾”にも注目が集まる。相乗効果ってやつですよ!」


「そ、そうか?俺はネットのことには疎くて…。」


「僕に任せて下さい!共にバズりましょう!」

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