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ゾンビナイト  作者: むーん
激動編

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107/222

第107話 (95)迷子犬と雨のビート-3

ワンワン!


「おーよしよし。」


 夜、暗がりの中で大柄の男が犬を可愛がっていた。犬の毛並みは白黒としており、とても綺麗であった。それは恐らく飼い犬であろうことを物語っていた。更に緑色の首輪にはエディーと刻印がされており、エディーという名前の犬であることがわかる。


「お前、エディーっていうのか。どこから入り込んじゃったんだー?」


クゥーン


「どうした?もしかしてお腹すいたのか?よし待っててね!」


 大柄な男はエディーを置いて、どこかへと向かうのだった。


〜〜〜


 オラフさんはパーク中に一軒だけあるコンビニへとやってきていた。ここのコンビニは謎に品揃えが良く、お弁当や飲み物は勿論、キャットフードやドッグフード、トイレットペーパーやおむつ、100番くじやお土産まで置いてあり、文房具も充実している。なので、何か必要なものがあった時は本当に助かる。パークで働く人にとっては、欠かせないコンビニである。


「えーっと、ドッグフードは…。これで良いか?」


 ドッグフードのコーナーへと向かう。以前の猫騒動の際にヨルに買ってあげたので、場所は把握していた。その際にドッグフードがあることも確認していたので、迷うことなく購入へ向かう。レジに向かうと見知った顔の男が喜んでいるのが見えた。


「やったーー!ありがとうございます!」


 やっぱりカッピーだ。カッピーは店員さんから大きな箱に入ったフィギュアのようなものを受け取り、とても喜んでいる様子だった。


「あっ、オラフさん!これ見て下さいよ!また100番くじがあったので、買ってみたら当たったんですよ!今回はジャンピースのゾルのフィギュアが当たりました!」


「えぇ、この前も当たってたよね?」


「はい!今回も一発で当てちゃいました!僕、100番くじに向いてるのかもしれないです。」


 カッピーのくじ運に驚きつつも、話している場合じゃないと我に帰る。エディーがお腹を空かせて待っているのだ。早くドッグフードの会計を終わらせて向かわなければ。


「あれ?オラフさん、それ何買ってるんですか?ドッグフード?」


「あ、あ、え?!そ、そうだね。何か美味しそうかなと思って。」


「え?!オラフさん、ドッグフード食べるんですか?」


「そ、そう食べてみようかなと思ってね。へへへ。」


 カッピーは完全に僕を怪しい目で覗き込んでいた。自分でも酷い言い訳をしてしまったと思う。いくら食いしん坊の僕でもドッグフードを食べたりはしない。


「オラフさん。本当のことを言って下さい。僕たち友達でしょう?」


「う、うぅ…。実はーー。」


〜〜〜


ワンワン!


「おーよしよし!こいつ可愛いですね!」


「飼い犬だと思うんだよね。首輪もついてるし、首輪に名前も書いてるんだよ。エディーっていうみたい。」


「エディ〜。お前どこからきたんだ〜?そんなにがっついて、腹減ってたんだな。」


 僕はカッピーに正直に犬を見つけたことを伝えた。コンビニで買ったドッグフードを差し出すと、エディーは目をキラキラとさせてがっついて食べていた。よっぽどお腹が空いていたのだろう。


「オラフさん、また動物をパークに連れ込んで。またビッグボスに怒られますよ。」


「つ、連れ込んだわけじゃないよ!さっきそこをトボトボと歩いてるところを見つけたばかりなんだから。」


 そう。この前の黒猫の時と違うのは、まだ見つけて時間が経ってないということだ。今度はすぐにビッグボスに報告した方が良いだろう。


「すぐにビッグボスに報告した方がいいかなと思ってたけど、お腹すいてるのか元気なかったから、先にご飯をあげた方がいいかなって。それからでも遅くないでしょ?」


「まぁ確かに。じゃあ僕ビッグボスに電話しておきますね。」


「う、うん。よろしく!」


プルルル


「あ、もしもし。ビッグボスですか?実は…。」


 ふぅ。今回は事件にならなそうで良かった。前回はヨルがパーク内を逃げ回ったので、それなりの人たちに迷惑をかけてしまった。今回はその反省を生かして…。


ワンワン!ワン!


シュタタタ!


「あっ!エディー!急に走り出して、どこに行くんだよ!」


 先ほどまでドッグフードを食べるのに夢中になっていたのに、エディーは急にどこかへと一目散に走って行ってしまった。これではまずい。閉園後とはいえ、このままパーク内を走り回っては大問題になってしまう。急いで追いかけようとした矢先、二人組が口論する声がどんどんと近づいてくるのがわかった。


「急に走らないで下さいよ!」


「やーかーら!急いがんといかんゆーたやろ!鈍臭いのぉ〜!」


「鈍臭い〜?!走るなんて知ってたら、走りやすい格好で来てましたよ!私はパークの制服だから、走りにくいんですよ!」


「やから、無理に着いてこんでもええゆーたやろ!」


 1人があかねちゃんであることは、声と格好で分かった。しかし、もう1人は誰なんだろう。男のようだが、見たことがない。シャーロックホームズのようなトンチキな格好をしている。もしかして、新しく始まるショーの演者さんなのかな?

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このキャラのエピソードもっと読みたいなどあれば、コメントで教えて頂きたいです!

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