邪竜バルバロッサ
邪竜に支配された国グランドール。今はその竜も滅び人間の手に取り戻されています。もちろんユーディット様達の手によってもたらされた平和です。
ですが、今回の相手は強大な邪竜。さすがの勇者達も相当な苦戦を強いられました。
「ユーディット様達は大変苦労したとうかがっておりますが」
いつものように町の住民にお話を聞きます。
「ああ、さすがにあの邪竜バルバロッサにはユーディット達も一度やられてね」
そうです、彼女達は強大な邪竜によって初めての敗北を喫したのでした。
――――――
邪竜に支配されしグランドール。その名はバルバロッサ、真っ赤な鱗に炎の眼。
人々はその巨体と吐き出す炎に慄き、抗う事無く従った。
怯える人々、活気のない町。勇者達は国を救うため果敢に邪竜へと挑む。
だがそんな彼女等をバルバロッサは嘲笑う。
赤い鱗が刃を弾き、クロウリーが放つ渾身の魔法もどこ吹く風。
なす術なく蹴散らされる勇者達だが、これが邪竜に慢心を生んだ。
戯れに彼女達の命を救い、城の外へと追い返す。それが自身の命を奪うと知らず。
敗れた勇者達は再戦を誓い、試練の山を目指して旅立った。
――――――
「試練の山はここから東にあるよ。行ってみるといい」
親切な町の人に場所を聞き、私も試練の山へ向かいます。彼女達の足跡を辿らなくては正しく伝える事が出来ませんからね。
「ありがとうございます。彼女達がどのような試練を乗り越えたのか、しっかりと調べてきますね」
何があるか分かりません。下手をしたら私もその試練を受ける事になりかねないので、旅の準備は怠らないようにします。