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001 異世界からの帰還者

思いついて始めました。

 俺は御子柴平次。どこにでもいる普通の16歳の高校1年生だったけど今は普通ではない。


 何故なら異世界に行って帰ってきたからだ。なんと。ついさっき帰ってきたばかりなのだ。その証拠はこれだ。「ステータス!」




名前 御子柴平次

種族 人(男性) 

年齢 16  体力G  魔力F

魔法 ー

身体強化 ー

スキル 火魔法5水魔法5光魔法5

   神聖魔法5

   身体強化5毒耐性5麻痺耐性5

   剣術5聖剣術5槍術5神槍術5

   アイテムボックス5鑑定5

   異世界言語(万能)

称号 帰ってきた勇者






 高校1年生の3学期。始業式の途中に突然異世界に放り込まれた。滅びつつある王国のイケメン第2王子に憑依した俺は騎士団長と宮廷魔術師。女盗賊。そして第2王子に惚れている清純な聖女で5人パーティを組んで一年間かけて魔王の軍勢を退け。


 そしてとうとう魔王を倒したのだ! ところが。その瞬間に俺は真っ白な何もない空間にいた!







「御子柴平次さん。一年間のお勤め。お疲れ様でした。お陰でこの世界は魔王の脅威から解放されました。あなたの成された偉業は第2王子の手柄として永遠に語り継がれることでしょう」



「第2王子の手柄って。俺は?魔王倒したの俺なんですけど?というか、あなたは誰なんですか?」



「あなたは魂だけ地球から連れてきただけのイレギュラーな存在。魔王亡き今。あなたの居場所はこの世界には無いのです。再び魂だけにして地球に返してあげましょう」



「だからあなたは誰なー」



「魔王を倒してくれたお礼に今持っているスキルをそのままそっくり持たせます。チート野郎ですね?そしてこの一年間は地球では僅かに1秒しか経過していないのです。よかったですね。

地球。特に日本はこの世界と違って人を傷つけたり殺したりすれば忽ち指名手配されて社会的に抹殺されるでしょう。お気をつけて」



「だからあなたは誰で何のためにこんなことをー」



「時間がきたようです。あなたは知らないでしょうが地球にはあなたのように異世界から帰還したチート野郎や吸血鬼。死霊使い。そして凶悪な宇宙人がそこそこ居ます。あなたの使命はそれら人類の敵から地球を守る事なのですーー」



「あーーー」







 というわけで俺は地球に戻ってきた。戻ってきた瞬間は始業式の途中で校長先生のお話を体育館に立たされて聞いていたんだけど今は教室に戻ってきていてホームルームが始まるのを待っている。



「御子柴くん。今日家帰ったらあのゲームの続きやろうよ。僕の家においでよ」



 俺の前の席に座っている男子が親しげに声をかけてきた。


 コイツは親友の伊集院平助。小学校の時からの腐れ縁のオタクで放っておけば一日中ゲームをしているような奴だけど気が合って学校でも地元でも一緒にいることが多い。

 だからクラスでは俺もオタクと見做されていて最底辺のカーストに甘んじている。


 俺の通うこの高校は地元ではそこそこ優秀と言われていて。クラスのカースト上位には美男美女である上にスポーツも嗜む好青年と美少女達が爽やかに幅を利かせている。


 俺と伊集院はその光から逃れるようにひっそりと影に隠れて生きてきたのだ。



「うん。分かった。行くよ」



 さて。地球に帰ってきたんだからスキルの使用感を確認したいな。伊集院君で試してみよう。えーと。第2王子に憑依している時とは勝手が違うね。ほい「ステータス」っと。



名前 伊集院平助

種族 人(男性) 

年齢 16  体力G  魔力F

魔法 闇弾5水弾5光弾5土弾5風弾5

   火弾5ステータス5

   暗視5遠視5隠密5浄化5

   探知5魔法防御5念話5飛行5

   睡眠5魔物調教5

身体強化 筋力5持久力5衝撃耐性5

   睡眠耐性5麻痺耐性5毒耐性5

   反応速度5防御5

称号 異世界から帰ってきた男

   魔王





「…………は?」




不定期更新です。


次話 伊集院君の○○


読んでいただきありがとうございます。

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