行間書きました。《2》
明日は書けないです。もしかしたら明後日は出来るかもしれません。文字数少ないけど見てくれると嬉しいです。勿論、この話もメインにめっちゃ絡んできます。
「はぁ~~、終わった・・・・」
何が終わったかって?仕事じゃねぇんだ。そう、締め切りが・・・・・。
「うぁあああああッ!!やってくれたな蛮勇神!!あれ程神界のモノは異世界に持ち出すなとあれ程言ったのにッッ!!!これだから属性の違う神は嫌なんですよッ!!」
ガンガンと怒りに任せて拳を机に叩きつける。
基本どんな理由があろうとも神界の物品を異世界に持ち出すことは禁止されている。ただ、とんでもな非常事態であればやむを得ない場合もある。その場合は持ち主、部署の所長、及び『異世界安定』委員会に書類提出しなければいけない。
おそらくアイツはどれも守っていないだろう。普通に僕の五重ロックの引き出しぶっ壊してるし、「借りる」の一言もない。完全に盗難である。どうしよう、通報しようかな・・・。
最高位神にして、最近新しい異世界創造を任された創造神の僕だ。決して浮かれて鍵をかけ忘れるなんてことはしない。ちゃんとロックしたぞ。
だが現実は違う。ロックされているのが分かったのか、物理的に破壊されていたのだ。クソ、あの暴力バカめ・・・。
何も蛮勇神の盗難はコレに限った話ではない。
ある時は豊穣神の『恵の雨』と『天照す月光』。
ある時は創造神の『超々進化計画(締め切り1秒前)』。
ある時は時空神の『時を駆ける歴史書』。
ある時は創造神の『永久機関(失敗作)』。
ある時は創造神の『万化神器(神界文化遺産)』。
ある時は破壊神の『崩壊の道標』。
ある時は豊穣神の『恵の大津波』と『暖流のベクトル操作機器』。
ある時は創造神の『永久機関(締め切り3秒前)』と『天地成る木』。
などなど・・・。
上げればキリがないのである。しかも問題は創造神(僕)への盗難の数が凄いのである。時空神に至っては盗みが発覚した後、時空神が反省しない蛮勇神の体を99、5%消滅したんだそうな。ソレがトラウマになっているようで、時空神には一切手を出していない。
そして今回ヤられたのが『神の扉』と呼ばれる、異世界と異世界を繋ぐ扉の不完全作品だ。僕たちよりもエリートな神達が管理している異世界のゲーム技術を僕が真似して作ったモノだ。
だが、残念なことにちょろっと見ただけなのでどうしても完全作品までにはいかなかった。その不完全さは距離にある。今回僕が提出目的に作った『神の扉』は移動距離が極端に短く、一番近い次元にある異世界じゃないといけない縛りがある。ソレに一番近いと言っても効果範囲もあるわけで、その効果範囲もクッソ狭い。そのうえ、コンマ単位で次元が一致してる異世界が2個以上あっても、行ける異世界は1個だけと言う許容量の低さも問題ではある。
だが一応、それでも作品ではあるので部署取り締まりに課題提出しなければいけないのだ。ソレが今回被害に遭った。
「全く、神界の警察ですらお手上げとか蛮勇神はバカなのか?」
今回も一応器物破損と異世界持ち出しと盗難で通報はするが、蛮勇神がパクられる可能性は無い。むしろなんやかんやあって、最終的には盗難届の存在そのものが警察の記憶から抹消されている。これが最早テンプレの域に来ているので僕はもうあまり深く追求しないようにした。
「もう『神の扉』はなかったことにしようっと・・・・」
もういいや。適当に書類集めて、「作品は実験段階でぶっ壊れたので~~」とか言って誤魔化しておこう。創造神の本業別に発明じゃないからな。そもそも研修課題なんて書類提出だけで終わるし、作品は所詮プラスアルファなだけだ。まぁ、不完全作品って言うのも一つの理由だ。
・・・・・完全作品パクられてたら、間違いなく僕は発狂していた自信がある。
と言うわけで、僕の記憶から『神の扉』を作った記憶をまるごと消した。
「さて、・・・・課題書類もやってのけたし、提出ついでに復讐神を買い物にでも誘おうか・・・」
なんか忘れている気がするが、まぁいいや。
僕は片手に課題書類を抱えて、可愛い怖い怪力お化け間違えた。可愛い綺麗怖い妹を迎えに別の部署へと移動した。
まさか『神の扉』があんなことに使われているとも知らずに・・・・・。




