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主人公補正なんてクソ喰らえッ!!  作者: うにゅら帝皇神
第三章 『休暇☩旅行』
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契約?しました。

あ”ークリスマスだぁ”ー。死ぬー。死んじゃうー。クリスマスに強制参加型補修ってなんだよ夢がねぇッ!しかも他校と比べて休みがねぇぇぇぇぇーーーー。宿題多いし、作者受験生になっちゃうし、・・・・・まぁそれでも書きますよ。出来るだけ頑張って・・・。冬休みくらい一日一投稿できるといいなー。


予告:作者は受験生になります。よって、投稿する暇が無くなると思います。ですので、3年になる前には第4章行きます!暇な方々、時間があれば応援よろしくお願いしますッ!!

 フルボッコになった鶏頭は精霊界に強制送還された。そして僕はもう一回やり直すことになった。


 隣では精霊が頭を下げて土下座するという中々にエグイ光景が目に入る。目の前で精霊が魔法陣を破られてフルボッコになっているのを直視してしまったのだろう。二人とも完全に戦意喪失どころか顔面蒼白状態だ。


 「いやほんとすいません。まさか人間風情が精霊お叩き申し上げるなんて思ってなくて・・・」


 「ポーションなんて要りません。タダで容量0で良いので契約してくださいお願いします」


 二人の精霊はガタガタと震えながら魔法陣の中で土下座をする。姿は黒く染められていてよくは見えないが服従する気だ。完全に掌回転ノコギリだった。鋭すぎて見えなかったぜ・・・・。


 だがノゥアとジォスはソレを一蹴した。


 「やーだ。行きたいときに勝手に精霊界行って好きなの捕まえるからいー」


 「『契約』なんてどの口が言うのでしょうか?その口にアツアツの牛乳流し込んでやるから開けろ?」


 完全に興ざめた反応のジォスに、蒸気を上げる牛乳の入ったバケツを持つノゥア。目には躊躇いの念が欠片もなかった。


 「なんかヤベェ奴の魔法陣選んじまった・・・。逃げるか・・・」


 「お先ッ!!」


 「あッ!!マテお前!!」


 何か不吉なオーラの出ている二人を見て一人の精霊がボソッと呟く。するとソレを聞いたもう一人がサラッとすごい勢いで仲間の精霊を置いていき魔法陣の中へと消えていった。サラッと裏切られた方も負けじと精霊界へ帰還していく。


 『なんか僕、精霊って厳かで高貴で偉そうって思ってたんですけど、・・・なんか精霊も荒れてますね・・・』


 まぁそりゃ設定作ってるの、僕らと同じ人間だからな。そこらへんは運営の人間らしさが出てるんだろう。


 消えていった精霊と魔法陣。ソレを見ながらジォスが僕の方を見る。


 「次はキルエルの番だな」


 「次も同じようなのだったら私は精霊界を叩き潰すかもしれません・・・覚悟してくださいね?」


 何故かすごいくらい僕にプレッシャーをかけてくるノゥア。ニコニコしているがコイツならやりかねない・・・。僕の背中はいつ精霊界の運命を背負うようになったんですかね?無駄過ぎる荷物だ。肩痛めそう・・・・・。


 やれやれと疲れた声を上げながら再び掌を魔法陣に向ける。


 「ヘイッ!ヴンズ・ゲットー」


 再び世界と精霊界を繋ぐ扉が開かれる。書かれた意味わからん文字を中心に魔法陣(落書き)が色濃く虹色に光始める。


 そして開かれた扉から一つの影が姿を現す。


 縦に長く光る眼、そして魚類の精霊なのだろうか人の手と言うよりはヒレっぽいモノが見える。


 そしてやはり魚類の精霊なのか足ヒレまでついている。なんか人魚の成れの果て、と言うよりかは人魚のパチモンと言ってしまった方が分かりやすい形だった。


 そして僕はその精霊の影を見て感づいた。


 ・・・・コイツ、何処かで見たことある。と・・・・。


 『魚型、・・・?の精霊でしょうか・・・・。今さっきのろくでなしと比べると身長低いですね』

 

 キルエルの言う通り、奴は見た目120㎝くらいしかない。それでもって見た目完全に人外であるためコミュニケーションが成立するかも怪しい。・・・・あ、そもそも僕人間ともまともなコミュニケーション出来てなかったな(主にジォスとか)。


 「とりあえずピチピチって言ったら会話成立するかな・・・」


 『やめてください僕の株を下げないでください。変でしょ。急に召喚されたと思ったら、召喚士に『ピチッ!・・・ピチピチ・・・』なんて言われたら。完全に頭オカシイ奴ですよソレ』

 

 そうか?・・・・・まぁそうか、そうだなオカシイな。ソレは。


 「じゃぁ普通にこのままでいいのか・・・・・?」


 日本人の運営が作っているのだから日本語は流石に通じるだろう。そんなヤベェ言葉を使ってくる奴がでてこなければ。・・・でも出てきそうなんだよなぁ。このゲーム設定作ったの”あの”運営だし。


 まぁ、話してみなければ分からない。案外日本語通じる奴かもしれないし。


 そんなオブラートよりも薄い期待を抱きながら魔法陣の中に居る精霊に会話を試みる。


 「やぁ、僕はキルエル=ヴェルモンド。君と契約したいんだけど、条件は何かな?」


 「うにゅら」


 ―――――――――。


 『――――――――――』


 ―――――え?

 

 え?・・・・え?えっあっえ?


 なんつったコイツ。全然分からなかった、何言ってるのか。もはや日本語ですらなかった。


 『??????』


 キルエルも混乱している。僕の記憶が正しければ今この精霊は「うにゅら」と言ったのだ。


 横に居るノゥアとジォスを見るが、どちらも理解に苦しんでいるようだった。


 もしかしてだが、この精霊――――。


 僕の予想が正しければ、と精霊を推測していると魔法陣の光が途絶え、中に居る一匹の精霊がその姿を現した。本来は契約しないとこの現象は起きないのだが、この精霊。規則ガン無視して召喚魔法の範囲から出てきたのだ。ソレだけ自由度と言うか、縛られなさすぎる精霊は僕が知ってる中ではたった一つしかない。


 ソレは『Brave☩Innocent』屈指の異端にして、リメイク版でオンライン対戦環境を嵐の如く暴れ散らかし数々のプレイヤーを激怒させ、ついには発売から約2ヶ月で無事ムショ(禁止キャラ)にぶち込まれた犯罪者(精霊)


 名を――――。


 「うにゅら虫と言うウホ」


 全身真っ白の魚っぽい形状の体。そして無駄にデカい唇とまるで感情の無いような縦長の眼。腹にはでかでかと『暇だ』という文字が記載されたもはや精霊の何たるかを一切無視したような謎すぎる精霊『うにゅら虫』。


 自らが力もなにもこもってないような声で自己紹介をするうにゅら虫。ペコリと頭を下げている分、他の精霊とは異なってとても礼儀正しく見える。


 『すいませんゲーム君。うにゅら虫って何ですか?』

 

 あぁそうだな。とりあえず説明しておこう。


 うにゅら虫っていうのは精霊界の生き物だ。細かく分類すると精霊ではない。まったく別の生物だ。”虫”と言う名前が付いているが実際は全くインセクトではなく、生物学上では両生類に近いがそもそも生き物としての条件が成り立っていないため生物(仮)として扱われいている。


 そして、このうにゅら虫。今さっき言ったように対戦環境で一時期暴れ散らかしていた単体最強キャラだ。


 何がヤバいってこの精霊。精霊召喚に応じる確率がクッソ低い癖に他の精霊とは違い、容量0で無料契約が出来る精霊なのだ。


 『ソレはメリットがありすぎでは・・・?何かのデメリットが存在しているのではないでしょうか』


 キルエルが訝しむ目でうにゅら虫を見る。うにゅら虫は穢れ一つない虚無に満ちた目で此方を凝視している。まるで仲間か確認しているようだった。


 でもキルエルのソレは杞憂だ。このうにゅら虫は聖徳太子も二度聞きする性能を持っている。


 『聖徳太子が誰なのかはさておき、その性能が気になりますね・・・』


 キルエルもその性能が気になって仕方がないようだ。良いだろう、まずはコイツと契約してから説明しよう。


 僕はうにゅら虫に近づき、手を差し伸べる。


 「君と契約したい」


 「うにゅら」


 「僕の意志を受け取ってくれるなら、この手を受け取ってください」


 ニコッと愛想笑いをする僕。なんで僕は一世一代のプロポーズみたいなのをこんな変な精霊にやるのだろうか・・・。仕方ない、なんかキルエルが感染っちゃったからな・・・・。


 「クッ!あんな言葉俺も言われてみてー!!」

 

 「ぐふッ!!・・・・コレは、私のキルエル君愛が耐えきれない・・・・ぶふッ!!!」


 ノゥアとジォスがそれぞれ二者二様の反応を見せる。ノゥアに至ってはまたもや鼻血を噴き上げている。・・・・鼻血の量じゃないんだよなぁ・・・・。


 奴らの奇行を尻目に見ながら、僕はうにゅら虫に向き直る。


 うにゅら虫は僕を見て、見続けて――――、


 


 ――――そのまま僕の差し出した右手を食した。


 「『――――――!!!???』」


 痛みとか驚きとか衝撃とかではなく、何故食うに至ったのか。その経緯が分からなかった。


 「離せ!なんで食う!?」


 うにゅら虫の顔面を抑えて力いっぱい抜こうとするが、吸いついたタコの如く僕の右手を離さない。しかも不思議なことに食われてはいるのだが歯が当たる感覚は全くない。むしろ舐められてすらいない。それなのに食される不快感だけはある。


 まるで耳元で納豆かき混ぜられているような、そんな不快感。


 契約以前に人の手食べるとかどんな神経してんだこの精霊。


 ぶんぶん振り回してみるが、うにゅら虫は綿のように軽く、普通に振り回せた。


 「ダメだコレ、・・・離れねぇ・・・」


 仕方ないのでもうこのままにしておこう。


 『え!?』


 右手をバックリ行かれた状態だと色々不便利だが、そのうち慣れるだろう。大丈夫だ。何とかなる・・・多分・・・。


 『ゲーム君が大丈夫でも僕が大丈夫じゃないんですよ!!』


 キルエルが悲痛な声で叫んでいると、うにゅら虫が何かすごい難しそうなそんな顔をしながら何か念じ始めた。なんだ、僕の手ってそんなに不味いのか・・・?

 

 『ソレ美味いって言われたとしても嬉しくないんですがッ!!』


 「うにゅら!」


 キルエルの絶叫直後、うにゅら虫が口を開けて僕の手を開放する。良かった、なんかとてもサラサラしてる気がするがあまり気にしないでおこう・・・・ん?


 ふと気が付いた。自らの掌の後ろにステータスプレートらしきものが見えたのだ。なんだ?僕は出した覚えないぞ・・・・。


 不審に思いながらそのステータスプレートを見てみる。


 うにゅら虫 無性 年齢不詳 レベル(1/921)

 HP1 攻撃力0 防御力0 魔力0 素早さ402 精神力6969 運52 

 スキル:『自由奔放』『生存』

 加護:『オーラ化』


 ・・・・・まさかのうにゅら虫のだった。

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