テンちゃん編
初めまして。これは飼い主の勝手な妄想で書かれた、飼い猫目線のお話です。うちの大事な家族となった子達がこんな風に思ってくれてたら良いなあ〜との想いで書きました。読んでもらえたら嬉しいです。
僕はテン。
二歳になる男の子。
僕の家には大好きなママと、ちょっと意地悪なパパ、あとお兄ちゃんが二人、そして僕の兄妹四匹と、ちょっとぽっちゃりのおばあちゃん猫が住んでるの。
僕にはママが二人。
僕を産んでくれたママと、僕を見つけて一緒に居てくれる今のママ。
僕を産んでくれたママはとっても優しくて、僕達を綺麗になめてくれたり暖めてくれたけど、ミルクを飲んで寝ちゃった僕達を残していなくなるの。僕達が起きて鳴き出すと走って帰ってきてくれたけどね。
あの日も目が覚めたらママが居なくて、僕達は大きな声で鳴いた。
ママから「このお家から出ちゃ駄目よ」と言われてたのに、いつもより帰りが遅くて不安になった僕は、ママを探したくてお家から出てしまったの。
僕が外に出たら他の兄妹もついて来ちゃった。
僕達は何度も何度もママを呼んだけど、ママは帰って来なかった。
どのくらい鳴いただろう、兄妹達は疲れちゃったのか鳴くのをやめてしまったけど、僕だけはママを呼んでた。疲れて鳴くのをやめようと思った時、ママの声が聞こえた気がして、僕の目はよく見えなかったけど声の方に歩いたんだ。
近づくとそれはママじゃなくて、よくわからないけどあっという間に掴まれた。僕は兄妹達に「きちゃダメー」って叫んだけどみんな捕まってしまった。
僕達は「怖いよ〜ママ助けて〜」っていっぱい鳴いたけどママは来なかった。そして今の僕のお家に連れて来られたんだ。
訳も分からないうちに、順番に暖かいお水で身体を濡らされ、ふわふわの物で身体をゴシゴシされた。怖かったけどなんだか気持ち良くて僕達は寝ちゃったんだ。
読んでいただきありがとうございます。まだまだ続きます、、、これからワガママに育っていくテンちゃんと兄妹達を楽しく書いていけたらと思ってます。
妄想爆発の飼い主ですが、興味を持って頂ければ幸いです。