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Tale:Dragon,tears    作者: 黒餡
二章 篇首拠点市街《ユリウス》〜異彩なる世界〜
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人物紹介



ヴィクター=ウォルドベガス

種族 人間(ヒューム)

年齢 21歳

身長 188cm

体重 82kg

職業 金剛級(アダマスランク)冒険者

イメージカラー 深紅

瞳の色 翡翠色

性別 男

二つ名 血喰いの槍兵(グラン・ヴェルグス)

特技 槍術 狩り ギール魔術 血の臭いで生き物の種類を判別できる

好きな物事 釣り レバー

苦手な物事 師匠 


ステータス

膂力B+ 速力A+ 体力B+ 魔力C 制御C 器用B


概要


 赤い外套を纏った野性的な雰囲気を持つ伊達男。

 冒険者としての最高位、金剛級(アダマスランク)を与えられた上位冒険者で、同ランクの中でも飛び抜けた戦闘能力を持つ。

 様々な町や国を渡り歩いており、現在は妹のベネフィリーに頼まれ彼女を鍛える為にユリウスに留まっている。


戦闘能力

 身体的なステータスに非常に優れており、素手でも同ランクの冒険者を圧倒し得る実力を備えている。

 また、単純な接近戦闘以外にも、ギール魔術という神代の時代に作られたという珍しい魔術を用いた魔力戦や諜報、隠密能力も備えており隙が無い。

 単体としての実力ならばクレハ達妖精族の女性勢を上回り、カインやエリックとも肩を並べるレベル。

 ただし、冒険者としては主に魔物、魔獣の討伐を主として請け負っており、各能力もそれらに合わせた物になっている。

 

詩音への評価

 詩音に対しては明確な好意を抱いているが、それは純粋な恋愛感情だけで無く、人間として酷く破綻した彼に対する同情、悪辣極まり無い過去を過ごしたであろう彼への庇護欲など、様々な感情が入り雑じった複雑な物である。

 あくまで霧咲詩音一個人に想い入れがあるだけであり、ヴィクター自身に男色の趣味がある訳でも、詩音を女扱いしている訳でもない。


保有武器


《紅の外套》


武具階級(アームズランク)|ランクB


 一見すと只の外套だが、《王蛇(バジリスク・)毒魔(ヴェノムベル)》というAランクの魔物の革から作られており、装備者に腐食、腐敗、毒に対する高い耐性を付与する能力を持つ。

 

喰らい尽くす(ヴォルド)魔獣の槍(・ベルグ)


 武具階級(アームズランク)|ランクB+


 穂先から石突きまで血の赤一色の長槍。

 神代の時代に生息していた狼型魔物の骨から削り出された業物で、ヴィクターが師から賜った物。

 周囲の血液を操り、吸収する能力があり、その能力で自身の全面に高い強度を持つ血の盾を作り出したり、穂先を鞭の様にしなる血の刃に変える事で切断能力を向上させたり等、攻守共に幅広い扱いが可能。

 普段は十字槍の形をしているが、上記の能力によってある程度自由に形を変える事ができる。

 能力を使えばその分蓄積している血液も消費され、備蓄が無くなると青藍色へと変化し、そうなると能力が低下或いは使用出来なくなる。

 その場合、近くの生物、或いは生物の死骸等から血液を吸い上げると性能が回復し、それが不可能な場合はヴィクター自身の血液を吸わせる事で一時的に能力を発動できる様になる。


《真理解放》


 聖剣、魔槍などと呼ばれる業物の中でも一部の特殊な武器のみが使用可能な能力。

 名前を呼ぶ事で、その武器、或いは武器の元となった素材の性質を一時的に再現する。

 《喰らい尽くす(ヴォルド)魔獣の槍(・レクス)》の場合は、真名を解放する事で素材となった神代の獣の意識と能力を限定的に回帰、発現させ、対象の心臓目掛けてに投擲する事で必殺必中の一撃とする。

 投擲された槍の速度は音をも振り切り、例え躱され様と血のを求めて地の果てまで標的を追い掛ける為回避は不可能。

 この時、武具階級は一時的にB+からAランクへと上昇する。

 ただし、真理解放には膨大な魔力を必要とする為、ヴィクターの魔力量では連続での使用は難しい。


保有スキル


固有技能(エクストラスキル)


《血槍の呪い:A》

 常時発動型のスキル。

 《喰らい尽くす魔獣の槍》の所有者に与えられる加護。

 身体能力の限界値を底上げし、外部からの精神干渉に対する抵抗力が上昇する。

 ただし、代償として所有者は常時極少量の血液を槍に吸われ続ける。


通常技能(ノーマルスキル)


《ギール魔術:B》


 神と呼ばれる存在が世界を治めていた神代に作り出された最古の魔術の一つ。

 Bランクならば一人前の術師と言える。

 通常の魔術が陣を描き、それを回路として魔力を流す事で効力を発揮するのに対して、ギール魔術はギール文字と呼ばれる特殊な文字を物質に刻む事で効果を発揮する。

 ギール文字はそれぞれが固有の意味、性質を有しており、対応する文字を刻む事で刻んだ物質の内部構造、存在概念を一時的に分解し、文字の意味に添った物へと再構築する事で様々な事象を引き起こす。

 修めれば陣を描く手間を省き、文字を刻むだけで魔術を行使できるが、使い方を誤ったり、文字を正しく刻めなかったりした場合、触媒とした物質の内部構造を出鱈目に分解、再構築してしまい触媒の崩壊、魔力の暴走、術師の体内に文字の性質が逆流し体内構築を書き変えられる等の事態を引き起こす可能性がある。

 使いこなせれば、構造を書き変えるだけで無く、元々物質が持つ性質を強化したり(例 石→より硬く 炎→より熱く)、元々の性質を維持したまま新たな性質を追加、付与したりなど汎用性の高い活用ができる。


《第六感(獣):B》

 

 所謂野生の勘。

 生来の物では無く、冒険者として長い期間自然と獣を相手にしていく中で備わった超感覚。

 不意打ちや見えない罠などに対して理屈を省略して本能的に対処できる。

 BランクならばAランク以上の《気配遮断》や隠蔽魔法を用いない限り不意打ちは不可能と言える。

 このスキルにより、時に詩音の魔眼にも匹敵する程の察しの良さを発揮する。

 あくまで外界からの攻撃や罠などに対して反応する物であるためギャンブルなどでは効果を発揮しない。



霧咲詩音

種族 人間/白竜

身長 157cm

体重 44kg

職業 殺し屋/水晶級冒険者

イメージカラー 白銀

瞳の色 蒼

性別 男

二つ名 《雪華の白銀姫(スノー・ホワイト)


ステータス (真)

膂力C 速力A++ 体力A+ 魔力A++ 制御B 器用A+


 組合の記録とは別の詩音本来のステータス。

 膂力以外の数値が非常に高く、特に速力、反応速度、瞬発力は人外一歩手前。

 更に速力に関しては、《真理の魔眼》の《観識・(アブソリュー)先視の魔眼(ト・ヴィジョン)》による未来視によって同等の数値の相手に対しても先手を取る事ができる。


喧闘祭以降


 喧闘祭での変異したブーラスとの戦闘の際に、戦闘能力の高さと素顔が多くの人々に知れ渡ってしまった。

 以降、ユリウスでは素顔を隠す事無く活動している。

 尚、ユリウスの住人や他の冒険者には女性と認識されている。

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