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事の発端

初投稿です。そして初心者ですお手柔らかに(^_^;)


私、アニータ・オルブライトは幸せ者である。アドニス王国の貴族の中でも3本指に入るデューリー侯爵家の長女であるラヴィニア・デューリー様に侍女としてお仕えする毎日は楽しい。侍女はやらなければならない仕事は多く、お嬢様に万が一がないように常に気を張っていなければならないため大変だ。そのうえ私は要領が悪いためよく侍女長に怒られてしまう。



だがラヴィニアお嬢様はとても優しいお方なので私がミスをしても優しく言葉をかけてくださる。



侍女長に叱られることも多いがこの仕事は私にとってはまさに天職だ。




しかしそんな私には最近悩みがある。それはお嬢様がとんでもない勘違いをしていることだ。



お嬢様には最近ハロルド・アリットセン様という婚約者ができた。アリットセン家はアドニス王国で最も権力を持つ公爵家である。アリットセン様がお嬢様を見つめる目はとても優しく、お嬢様もアリットセン様に好印象を持っているようである。今後の夫婦仲に心配はないであろう。



ところが昨日のティータイムの時間――――




「ところでアニータ」




「なんでしょうか、お嬢様」




「あなたとハロルドのお披露目パーティーはいつなのかしら?」




……はい???




「お、お嬢様…私とアリットセン様のお披露目とは???」



「アニータったら何言ってるのよ~()()()()()()()()の婚約のお披露目パーティーのことでしょ~。まだ公にはしていないから早く開かないとハロルドが他の令嬢に取られちゃうわ!」




「お言葉ですが、お嬢様」






「なあにアニータ。あ、もしかしてあなたとハロルドは赤い糸で結ばれているから他の令嬢に取られるわけはないというの?やあだ~熱々で私困ってしまうわ~」




「いえ!断じてそんなことはありません!!お嬢様、勘違いをされていませんか?」




「勘違い?」



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