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エピローグ

 インフルエンザから復活した直樹は、俺の初恋の相手が美子だと知ってかなり驚いていた。直樹はずっと俺が恋しているのは百合香だと思っていたからな……。今も百合香のこと嫌いじゃない。バレンタインデイの後、百合香とは何となく気まずくてあまり口を聞いてないけれど、百合香と友達になれたらいいなと思ったりする。

 男の女の友情っていうのが成立するかどうか分からない。少し時間がかかるかもしれないな。相手を振るのって思ってたより辛い。振るなら振られる方がまだましなような気がした。……あれ? 俺って今まで振られたことあったっけ? なんだかそこまでの付き合いさえしたことがなかったような気がする。

 俺が百合香を振ったことは、しばらくキャンパス内でも話題になっていた。百合香を初めて振った相手が俺だったってことに、皆ものすごく驚いていた。何故だ?……。

 美子とは友達以上恋人未満の関係だ。最近は直樹と美子と学食で食べたり、一緒に遊びに行ったりしている。俺と美子が恋人になれないのは、直樹がいつもくっついているからかもしれない……。けど、まだいいんだ当分は三人で。

 美子は相変わらず家事が苦手でドジばかりしている。一度、化粧すれば? と言ったことがあるが、あの不器用さのことを考えるとしない方がいいのかもしれない。美子はいつも自然体でいいんだ。あの最大の武器である、にこにこ笑顔は、今も俺のハートをくぎ付けにしている。

 イケメンな俺と美子は、ベストカップルに違いない!

 『性格は普通で、顔が良い子と悪い子どっちを選ぶ?』なんて質問は全く無意味だと気付いた。顔の良い悪いの判断基準なんかない。世間一般の評判なんてのも関係ない。

 大事なのは自分の心。美子の顔は俺のナンバーワンなんだ。ミス・ユニバースと比べたとしても、俺は美子を選ぶ。俺にとって美子は世界一の美女の上をいく存在だから……。



無事完結しました!最後まで読んで下さった皆さん、ありがとうございました!

小説のネタを提供していただいた京亨さん、どうもありがとうございます。不細工な顔の女の子の設定は初めてでしたが、色々と勉強になりました。顔っていうのは心の鏡だと思うので、どんなに美しく飾っていても心が醜いと顔も醜くなるのだと思います。一見不細工に見えたとしても、その内面が顔に表れ魅力的に見えるような気がします。

心が美しく輝いていると、顔も美しく輝くものなんだなぁと感じました。そういう美人になりたいものですね〜(^^)

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