おうちde回転寿司
掲載日:2026/05/27
近未来。
「よーし、今日は回転寿司食うぞー」
お父さんがそう言うと、子どもたちは大喜びで台所に集まった。
「私は鮭が食べたいわ」
お母さんものんびりあとから台所へ。
パネルを操作して、回転寿司、のボタンを押す。
テレビに今日のオススメのネタの映像が映る。
仕込みは職人さんが手づくりしているところが映し出され、試食の人が食べてみてどんな味かレポート。
家族は喉をごくりと鳴らす。
「じゃあ、お父さんから注文するぞ」
「はーい」
パネルをタッチして欲しいお寿司を次々注文。台所の中央の取り出し口からさっそくお寿司が出てくる。
「次、僕!」
「早く決めてね」
「えーと、えーと」
弟が悩んでる横からお姉ちゃんがパネルを操作する。
「僕が先だってばー。えーん、おかーさん」
「ほら、泣かないの」
子どもをあやしながら、お母さんはサーモンを迷わず注文。
お父さんはストックしているキンキンに冷えたビールを一杯。
いいなー。
食品配給会社のモニターを見ながら、職員が微笑んでいる。
うちの会社の1番のヒットですよ、と社長も誇らしげ。




