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ねこの手、貸します。 夏  作者: 白月 仄
にゃん二章 とある夏の一日に
11/22

二章 おまけ

  ───『勝利の報酬』───


 少…少年/カレン

 ギ…ギーペ

 み…みぃ

 奏…音色 奏/チャラポン



ギ「モキュモキュ……ゴックン。グビッグビッ……『ぷはぁ~! ふ~、ご馳走さん』……げっぷっ!」

奏「うわ……、まるっきしオッサンだな……」

み「……ケプっ」

奏「それに比べて、みぃはげっぷする様までホッこりするとか、ある意味反則だろ!?」

ギ「『あぁァ~ッ?! 鳥の中で最もぷりちーなオレ様をつかまえて、“オッサン”だ~ァ?!』」

奏「だって、さっきの食いっぷりは誰が見ても、オッサンって言うぜ。ねー、カレンちゃんもエロペンギンがオッサンに見えたよね?」

ギ「『……(ジー……。)』」

少「え~と………………、なかったです……よ。うん、なかった」

ギ「『ほれ、カレンの言った通り、オレ様の食事風景がオッサンに見えるなんてことはないんだよ!』」

奏「いやいや、カレンちゃんが、おれの言ったことを否定するまで間があっただろうがっ?!」

ギ「『かーッ、くどいなチャラポン。貴様は聴覚が非常に良い分、他の五感──特に視覚──が劣ってんだよ。ほら、コイツでオレ様のぷりちーさを目に焼き付けて視覚を養え!』」

奏「あ? ナンダ、コレ?」

ギ「『ふんッ。ソイツは『ねこカフェ』で“オレ様を五分間抱っこ”出来る回数チケットだ。因みに、ソレはオルゴール屋でやった賭けの貴様への景品だから、気兼ねなく受け取れ』」

奏「いや、こんなの貰っても、嬉しくねーんだが……」

少「──音色さん、ギーペって『ねこカフェ』でかなり人気で、お客さんがギーペを抱っこするのに二時間待ちする事もざらにあるんですよ」

奏「マジか?」

少「はい、マジです。それに、ギーペって女性受けがイイですから──」

奏「…………ナルホド、ね。わかった、コイツはありがたく頂いとく」

ギ「『ま、せいぜい、貴様の視覚を養う手伝いをしてくれる相手を見付けるのに精を出すことだな』」

奏「ああ!」





少「あれ? でも、よく考えたら、音色さんがナンパに成功しないと、元も子もないんじゃ……??」

ギ「『カレン、そいつは言わない約束ってヤツだぞ』」

み「……(こくこく)」



  ──二章 おまけ 了───

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