表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/16

魔剣との出会い

「畜生……ギルドマスターである俺様に対して……こんな事して……只で済むとは思うなよな!?」


目を覚ましたのか、男が立ち上がると受付のカウンターに手を付いて叫ぶ。


「貴様は俺より弱いし、条件では俺が負ければ従う筈だったが……俺が勝った以上、貴様に従う理由等無い」


剣士の青年が男に言い放つと、さっさと歩いて金髪の青年に近付いていく。


……若造が!!馬鹿にしやがって!!


男は歯を剥き出しにして激しく激昂するが、耐えて何とか黙り込む。


「……お前、見ない顔だな?」


「僕は最近王都へ参りました……駆け出しの冒険者をしております……アレンと申します」


剣士の青年に聞かれ、金髪の青年アレンは答えた。


「駆け出しの商人アレン……ねぇ。それで?この騒ぎは何なんだ?」


目を細めた剣士の青年は、アレンの前に立つスキンヘッドの大男を指差して問う。


「どうやら……ギルドに入って直ぐに絡まれてしまった様でして……」


苦笑いしてアレンは剣士の青年に答えた。


……何だ!?何でこいつが来るんだよ!?


スキンヘッドの大男は冷や汗を掻いて目を見開き、剣士の青年を見て固まる。


「……一般人が冒険者に絡まれてると言うのに……何故誰も助けない?……俺が数年留守にした間、冒険者の質も随分と落ちたようだな?」


目を細め、剣士の青年は周りの冒険者達を睨み付けると、スキンヘッドの大男と向き合う。


「商人に文句があるなら……この俺が相手になってやろう。それとも……【魔剣】かわ相手だと不服か?」


剣士の青年がスキンヘッドの男に言って笑みを浮かべる。


「……俺の相手はてめぇじゃなくて商人だ!!大体、てめぇはXランクで、俺はMランクなんだぞ!?ランクに差がありすぎる!!」


……【魔剣】とやり合うなんざ御免だ!!


大男は動揺しながらも叫んで言い返した。


「ルールを破ってるてめぇには言われたくねぇよ。商人の代わりに俺が買ってやるって言ってんだ。やるかやらないかどっちにするんだ?……あぁ、それとも怖じ気づいちまったのか?」


「……馬鹿にしやがってぇ!!」


剣士の青年が挑発すると、スキンヘッドの大男が頭に血を登らせて剣を振り上げる。


「ぐはっ!!」


だが、剣士の青年の蹴りの方が早く、スキンヘッドの大男は腹を蹴られ他のテーブルや椅子を巻き込みながら吹っ飛んだ。


「一撃だ……」


「流石は魔剣……」


「Mランクでもあいつ上位だったのに……」


冒険者は口々に言う。


「……貴方の名前は?」


剣士の青年にアレンは問い掛ける。


「……俺か?俺の名は……カリウス。ソロの冒険者だ」


カリウスはアレンに名乗ると、振り返って腕を組む。


「……それより、てめぇはギルドに用があって来たんじゃねぇのか?」


「あっ……はいっ!!そうでした!!」


カリウスに言われ、アレンは慌て思い出した。


「ギルド依頼受付カウンターはあっちだ」


「教えてくださりありがとうございます!!」


カリウスに教えられ、アレンは慌て依頼受付カウンターに走り出すのだった。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ