ルビィ
本名 ルビィ・サングイス
年齢 少女
背丈 やや低め
体重 平均
容姿 二房に結んだ灼髪。紅玉の瞳
血統 サングイス家
特記事項 特異魔力変換体質。最年少で任命された大魔法使い
絶望の中生まれ、一族を復興させた少女。
没落寸前のサングイス家が異国から買ってきた女から産まれた少女。ルビィの実母の一族は流浪の民であり、当時金に困っていた。一族の中でも特に体が弱かったこの女は一族を救うため身売りし、代わりにしばらく生きていけるだけの金銭をサングイス家から一族へ支払わせた。
ルビィが産まれる前、サングイス家の一族はもう諦めていた。最後の希望としていたアルバスが出来そこないで終わり、半ば惰性の様に次代の後継者を作ろうとした。
しかし、ルビィが産まれ、一族の眼の色が変わる。産まれながらにしてルビィが持つ魔力量は常軌を逸していた。この期待は初めてルビィが杖をもった日に確信へと変わる。
幼少の頃、ルビィは兄に懐いていた。真っ白な綺麗な髪、自分へ絵本を読んでくれる彼の側で過ごす時間が心地良かったからだ。
だが、十年前、兄は突如としてルビィの前から姿を消した。賊に襲われた事が原因と教えられたが、ルビィは今でも納得していない。
怒りに身を焼きながらルビィはサングイス家を背負ってきた。そして、灰燼魔法シンデレラの発明、邪竜討伐の功績から最年少で大魔法使いへと任命される。
この功績があれば、兄を自分の側に連れて帰れるかもしれない。怒りと執着の中、ルビィはアルバスを狂鳴の森から連れ戻すための工作を始めていた。




