【Two Hundred Party Pt.2 -200文字小説-】
「そーら、ポチ。行ってこい」
男は棒切れを投げて、愛犬とたわむれている。
走っていった愛犬とすれ違うように助手がやってきた。
「博士。ダイナマイトが完成したというのは本当なんですか?」
「あぁ、この筒だよ。ついに完成した。ひとつ試してみよう」
言うと博士はダイナマイトに火をつけ、窓の向こうに投げ捨てる。
しばらくたつと、愛犬ポチが棒きれをくわえて帰ってきたではないか。
その棒きれは、ぱちぱちと火花を吹いていた。