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GW②


『片付ケヲ手伝イマシタ。善行ポイントヲ20ポイント獲得シマシタ。』


頭の中に聞きなれた声が鳴り響く。

その声を聞いた俺は、今日最後の依頼である陸上部の手伝いが終わったのだと確信した。


学校の時計を見ると17時を越えていた。



「膳野君。」


少し離れたところから陸上部の部長である3年生の桜木芽衣が駆け寄ってくる。


「今日はありがとう。膳野君のおかげで助かったよ。」

「僕も先輩たちのお手伝いが出来てよかったです。良ければこれからも呼んでください。」

「うんうん。膳野君がいるとうちの女子部員たちもやる気を出して練習してくれるからね。これからもお願いするよ。じゃあ今日はもう帰って大丈夫だから、気を付けて帰ってね。」


そう言い残すと桜木は部員のところに走って行ってしまった。




「ふう。」


周囲に誰もいなくなるとため息が出てしまった。

一日中笑顔を作り、やりたくもない手伝いをすることはやはり精神的に疲れを感じる。


特に今日の朝はストレスを感じることがあったので余計に疲れているように感じた。



今朝、家を出た俺はなんとか学校に到着するまでに気持ちの整理をつけて表情を作ることに成功する。

そして部活の手伝いをしている間は家のことを忘れられていた。


そんなふうにずっと忘れていられれば良かったのだが、これからあの家に帰るのだと思うと否応なしに思い出してしまう。


俺の足取りは10kgのウェイトを付けているかのように重くなっていた。



次話は今日の正午にアップします。

よろしくお願いします。


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