ドラゴン、少女について調べ始める
あの少女の事を調べているとギルドマスターがあれは戦闘訓練学校の制服だといっていた。
戦闘訓練学校は貴族街と商業街のはざまにあり、世界有数の学校なのだそうだ。というのも、他国の王子なども通っており、規模もでかいという。
「それにあの学校、うちのパーティーメンバーの一人が初代校長なのよー」
「ふぅん」
「ま、あいつらが生きてたのは一千年前だけどねー。私だけが生きてるって言うか。エルフだから二千年近く生きるのよー。寿命って嫌だわー」
「ギルマスって何歳だ?」
「そうねえ。今は1178歳というところかしら。ヘヴンよりは生きてないわよ」
そうなのか。
オレは何歳だろうな。物心ついた時から世界を見てるしそれに、人間がいつの間にか存在していたって言う感じだったから軽く万はいってるとおもうな。
「それでどうしたの? 突然そんなことを聞いて」
「あー、実はな。その制服を着たやつがオレのところにきたんだよ。で、一人の少女が光の魔法を放ってオレの右前足に風穴を開けた」
「…マジで言ってる?」
「大マジだ。とんでもない逸材がいるんだなって思って調べているところだ」
ともかくその戦闘訓練学校に行ってみたいが。
流石に許可なく入るのはダメだと前教わった。どうしたらいいものか。
「そう。じゃ、ついでに調べてきてあげるわよ。明日講義してくれっていう依頼きてるし」
「いくのか?」
「ええ。そりゃ勇者パーティのことを知ってるからね。当たり前っちゃ当たり前よ。勇者パーティにいたってだけでも十分ぐらい箔がついてるのよ」
「オレもいっていいか?」
「まあ、手伝いとして呼んだといえば可能ね。いいわ」
「よし」
ってなわけでオレは学校に来ていた。
びしっとした身なりを…。
「この格好よ、オスに見えねーか?」
「いいじゃない。似合ってるわよ」
スーツを着させられ、肩まであった髪をアップでまとめられている。目つきの鋭さもあり、体型がシュッとしているのもあって男に間違われるだろう。
だが、人化したときも性別は変えられないので一応メスなんだが…。
「それに、今は人間の姿だからオスなんて使わないのよ。男、女って言うの」
「どっちでもいいだろ。たいして変わらねーよ」
「人間の尊厳って物よ」
しょうがねえ。ここはギルマスに従うよ。
オレらは学校の前についた。すると、警備兵が通せんぼしてくる。
「失礼、中に入る許可証はあるか?」
「あるわよ。これでしょ?」
「はっ」
と、門番は通せんぼを止める。
「やけに警戒してるわね。なにかあったのかしら」
「はっ、最近中で泥棒騒ぎがあり…。それが外部の店で売られてるようなのです。ただの泥棒なので問題はないのですが貴族たちのものも盗まれており、それに泥棒も一応犯罪なので…」
「そう。ま、中に入るわよ」
そういってオレたちは中に入っていくのだった。
熱出たせいで途切れたからかまだ万全じゃない…。文字数ちょっと少ないかもしれません。




