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異世界転生したらヒロインや仲間が最強すぎて、なぜか護られています!  作者: 緑青白桃漠
第6章 久しぶりの学園生活とカルベル王国の反乱部隊!
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#85 チーム名を決めよう!

お待たせしました。第85話公開です。午後の授業が始まるまで、レン君の部屋で何かやってますね(。>ω<。)

おかげさまでユニーク数9000人突破ありがとうございますm(__)m

 五人は午後の授業が始まるまで、レンの部屋で過ごす事にした。


「ただいま!」


 レンが扉を開けると、リオスとテオの姿が見えなかった。


「あれ、リオスとテオ君がいないわね?」


 アリスが部屋に入ると、リオスとテオを心配していた。


「多分、寝ているから見えないんだよ」


 レンが奥に案内すると、ベッドの上でリオスとテオが気持ちよさそうに寝ていた。


「相変わらず、レンのベッドで寝ているぜ。しかも鼻を時々動かして、レンの匂いを嗅いでいるのか?」


 ファングはリオスとテオを見て、呆れた表情をしていた。


「ファング、気持ち良く寝ているんだから起こさない。リオスとテオに殺されるよ」


 リオスとテオは誰かに邪魔されるのが、一番嫌なのでファングに注意していた。


「それもそうだな。それにしても午前中は楽だよな。暇な時間が多くて退屈だぜ」


 午後の授業まで、まだかなり時間があるので、五人は暇そうだった。


「確かに暇だけど、やることがあるでしょう!」


 アリスは、先生から配られた紙を取り出して、テーブルに置いた。


「そうだった。チーム対抗のチーム名を決めないとな」

「そうですね、どんな名前にしましょうか」

「ファング、レイス君、変な名前は怒るわよ」

「何で俺とレイスが変な名前を考えるんだよ」

「酷いです。アリスさん」


 アリスに変なフラグを立てられて、ファングとレイスが落ち込んでいた。五人はチーム名を考えるため、それぞれ紙とペンを渡して、考えていた。


 うーん、中々強そうな名前が思い付かないな。


 レンは四人の様子を伺いながら、チーム名を考えていた。


 とりあえず、思いついた事を書くかな? どうせ、五人で発表して決めるしね。


 レンは思いついた名前をたくさん書いていた。五人はチーム名をある程度、紙に書き込むと、五人はそれぞれの顔色を伺っていた。


「それじゃ、ファングから発表しようか」

「おう、俺からで良いのか?」

「良いけど、何か自信満々だね」

「当たり前だろう。良い名前を考えたからな」

「へぇ、ファングがねぇ」

「アリス、俺を疑っているのか?」

「別に‥‥‥さっさと発表してよ」


 アリスは疑っていたが、ファングは自信満々に発表していた。


「チーム名は、ファイヤー旋風だぜ」

「ダサいわ」


 アリスがキッパリと、ファングに言っていた。


「誰がダサいだ。ならアリスはどうなんだ!」


 ダサいと言われて、ファングが怒っている。


「私は、レン君護衛隊にするわ」

「それ、絶対に駄目なチーム名だろう。レンに怒られるぞ」

「冗談よ。チーム名はレン君トライアングルよ」

「それもダメだろう」


 アリスが自信満々に言っている間、レンは苦笑いをし続けていた。


 絶対に冗談じゃないよね。普通に紙に書いてあるし。


 アリスが発表を終えて、テーブルに置いた紙を覗き込むと、レン君スキスキやレン君ナンバーワンなど、意味不明な言葉が紙に書かれていた。


「レン、どうかしたのか?」


 レンが不満そうな表情をしているので、ファングが声を掛けていた。


「いや別に、アリスの考えたチーム名を見て、ちょっと引いただけだよ」

「ほらアリス、やっぱりレンが怒っているだろう」

「だから冗談だって言っているでしょう」


 アリスは否定しているが、ファングは紙を持って指差していた。


「いや、どう見てもレンの文字がたくさんあるんだけど?」

「だから違うんだって、レン君も鵜呑みにしないで」


 アリスが必死に否定していた。


「お前、何で必死なんだ?」

「うるさいわね。さぁ次はレオスとレイス君よ」

「えっ、僕ですか、先にレオスから発表して下さい」

「えっ、レイスお兄ちゃんから発表して」


 アリスが最初に言ったチーム名を聞いて、レオスとレイスの顔行きが怪しくなっていた。


「お前ら、もしかしてレンに関連する名前にしてないだろうな?」


 ファングが聞くと、レオスとレイスは黙り込んでいた。


「レン、悪いな」

「何でファングが謝るの?」

「いや、何となく反射的に‥‥‥」

「‥‥‥はぁ」


 四人を見てレンはため息をしていた。


「マズいですよ、レン師匠が呆れています」

「レオスとレイス君が悪いわ」

「いや、アリスお姉ちゃんも悪いよ。レンお兄ちゃんの事をチーム名に入れているから」


 三人はレンを見ながらコソコソ話していた。


「レン、どこに行くんだ」


 ため息を吐きながら、立ち上がったのでファングが聞いていた。


「ちょっと飲み物取って来るだけだよ」

「なら、俺が取って来てやるよ」


 ファングは、フォレストの空間から飲み物を取り出そうとしていた。


「いや良いよ、自分で取れるから、それにフォレストの中にある飲み物は移動用でしょう?」


 ファングは、レンに飲み物を渡したかったが止められていた。


「確かにそうだけど、別にまたストックすれば問題ないだろう?」

「ファング、飲み物はそこの冷蔵庫にあるんだから、いちいちフォレストの空間から取り出す必要ないでしょう?」

「それはそうだけど‥‥‥」


 レンに押されて何も反論出来なかった。レンが冷蔵庫に向かって歩いて行くと、四人はコソコソと話し始めた。


「ファング、情けないわ。もう少し反論しなさいよ」

「出来るわけないだろう、だいたいお前らが悪いんだぞ。チーム名にレンを入れるなんて」


 レオスとレイスに向かって、ファングが小さな声で怒っていた。


「すみません、なかなか良い案が出なかったので」

「僕も反省してます」

「俺に向かって謝られても困るんだけどな」


 ファングに向かってレオスとレイスが謝っていると、レンが飲み物を持って来た。


「何やっているの?」


 レンが四人に聞くと、素早く正座していた。


「レン君、ごめんなさい。チーム名にレン君を入れて機嫌が悪いんだよね」

「いや、機嫌悪くないし。それに分かり切っていたからね」


 レンは四人を見ながら、深いため息をしていた。


「レン、本当に機嫌悪くないのか?」


 ファングがレンの顔色を覗っていた。


「ファング、僕の顔色を覗ってない?」

「俺がそんな事するかよ」

「本当に?」

「うっ、ごめんレン」


 レンに睨まれて、ファングが怯んでいた。


「ファング、僕を気に掛けてくれるのは嬉しいけど、最近過剰になっているよ」

「だって俺はレンの精霊だから‥‥‥」


 ファングは精霊になって以降、日に日にレンに対して過剰になっているので、レンはかなり迷惑だった。


「ファングが精霊になった事は分かるけど、今まで通りに接して欲しいな」

「それは無理だよレン」


 ファングから話を聞くと、精霊四人に指示されていた。


「はぁ、アクト達がねぇ」


 レンはため息を吐きながら、アクトだけを呼び出していた。


【レン、何か用か?】


 レンに呼ばれて、アクトは首を傾げていた。


「ねぇアクト、ファングに命令してない?」

【俺がファングに命令するかよ】


 アクトはファングを見ながら、知らない振りをしていた。


「アクト、てめえしらばくれるな!」

【俺が命令した証拠はあるのか?】

「お前、俺をはめたのか?」


 ファングとアクトが激しく対立していた。


「ファング、アクト、言い訳は良いから、そこに居てね。ファングはフォレストになって」

「レン、俺は悪くない」

「良いから、早くフォレストになって」

「うっ、分かったよ」


 レンの表情が次第に鬼の用に見えて来たので、ファングは慌ててフォレストになっていた。


「さて、ファング、アクト、どっちが正しいのかな?」


 レンは不敵な笑みをしながら、二人に聞いている。


【レン、俺がファングに命令したから許して】


 アクトがあっさり白状していた。


「はぁ、こうでもしないと白状しないんだね」

【レン、これには事情がぁ‥‥‥】


 レンに睨まれて、アクトが怯えていた。


「アクト、三人に伝えて置いて、暫く呼ばないと」

【レン、それだけは勘弁して、契約者に呼ばれなかったら俺達の存在意義がぁ】

「そんなの知らないし、暫く三人と一緒に反省しな」


 レンにキツく言われると、アクトはうな垂れながら三人の所に消えて行った。


「アクト、大丈夫なのか? かなり落ち込んでいたぜ」

「こうでも言わないと反省しないでしょう? それにファングも悩んでいるのなら僕に話してよ。僕がファングに悩みを話しているように、ファングも僕に話して」


 レンに言われると、ファングはフォレストの姿で涙を流していた。


「レン、ありがとう。スゲー嬉しいよ」

「ファング、フォレストの姿で涙を流さないで」

「悪いレン、今元の姿に戻るよ」


 フォレストは、泣きながらファングの姿に戻っていた。


「ファング、泣きながら悪いけど、チーム分けの罰はお昼抜きで良いよね」

「良いよレン、それで許してくれるのなら」


 ファングは泣いていたが、時々笑顔を見せていた。


「相変わらず、レン君はファングに甘いわね」

「えっそうかな? ファングは別に悪い事はしてないし、お昼抜きでもファングにとっては苦痛だと思うよ。魔力の補給が出来ないから」


 ファングは普通の精霊と違って、人間の食べるご飯からしか、魔力の補給が出来なかった。


「そうかも知れないけど、ご飯を食べないとレン君の魔力が奪われるわよ」


 ファングは食事をしなくても、マナリンクを通してレンの魔力を常に貰っているので、食事が出来なかった分の魔力を奪うと、アリスは考えていた。


「アリス、レン君の魔力は常に流れているけど、お前が思っているより、レンの魔力は奪ってないぜ。もし大量に奪っていたら、レンがへばっているだろう? レンは精霊五人分を補っているんだぞ」


 レンはファングを含めて、五人分の魔力を常に与えているので、仮に大量に魔力が奪われていれば、レンは瀕死に近い状態になっているばずである。


「確かにそうだわ。それじゃ、やっぱりレン君の魔力を抑えて吸収しているの? 精霊五人はレン君の魔力が主食だよね」

「確かにそうだけど、レンの魔力はほとんど吸収してないぜ。アクト達は大気中の魔力を吸収出来るし、俺は食べ物から魔力を摂取出来るからな。それにレンは知らないけど、レンの魔力が不足していれば、俺とアクト達はレンに魔力を注いでいるけどな」


 ファングの説明を聞いていたレンが、驚いた表情を見せていた。


「えっ、僕の中にファングやアクト達の魔力が流れているの?」

「そうだけど、何か問題でもあるのか? レンとマナリンクで繋がっているから、レンの魔力は常に管理出来るしな」

「何か凄いわ。その発想はアクト達しか思い付かないわね」


 アリスが頷きながら驚いていた。


「僕って、精霊五人に魔力を管理されているんだ。アハハッ」

「レン、別に管理しても害はないだろう? レンの魔力は俺達にとって重要何だからな」

「それは分かっているけど、何かやり過ぎだと思ってね。アハハッ」


 精霊四人が色々やっている事は知っていたが、まさか魔力の管理までされているとは、思わなかった。


「仕方ないわよ。あの精霊達は異常過ぎるほど、レン君に執着しているしね」

「アリス、言わないでアクト達を見れば分かるから。それにあの落ち込みを見れば、僕に対して色々尽くしているのが伝わって来るからね」

「確かにそうだな。あの落ち込みを見れば分かるしな」


 ファング、アリスと話していると、レオスとレイスが声を掛けていた。


「あのうレン師匠、話している所悪いんですけど、アクト達がずっと見てますよ」

「レンお兄ちゃん、あそこ見て」


 レオスに言われて見てみると、アクト達が反省しながら、俯き加減でレンを見ていた。


「はぁアクト、何で三人を連れて来るの?」


 レンはため息を吐いていた。


【レン、頼むから許して、レンに呼ばれなかったら精霊の意味がないんだよ】

「いや、契約前は、ずっと一人で地域を見守っていたよね」

【そうだけど、今は違うよね。エレント、アルトニス、エレナにバレたと言ったら、凄く怒られたんだよ】

「自業自得だよね」


 アクトが必死に謝っていると、エレント、アルトニス、エレナも一緒に謝っていた。


【そんな事言わないでレン君、黙っていた事は謝るから、許して】

【レン様、許して下さい】

【レン、お願いだから許して】


 精霊四人が頭を下げて、必死に謝っているので、レンは軽いため息を吐きながら言った。


「はぁ、分かったから、頭を上げてよ。精霊としてみっともないよ」

【そんなの関係ないよ。俺はレンに呼ばれて初めて存在出来るんだから】


 アクトは精霊を捨てたみたいな事を言っていた。


「アクト、そこまでして僕の傍に居たいの?」

【居たいに決まっているだろう。俺を自由に行動させてくれるのはレンだけ何だから、他の人は絶対に自由にしてくれないぜ】

「確かにレン君は優しいから、精霊達を自由にさせてあげるわね」

「はぁ、アリスにまで言われると、僕が悪者に聞こえるよ」

【それじゃ、許してくれるのかレン】

「許す前に、ファングに謝ってよ」

【うん、分かった。アルトニス、エレント、エレナ、ファングに謝るぞ】


 レンに言われて、精霊四人はファングに頭を下げて謝っていた。


「お前ら、頭を下げて謝るなよ」

【うるさいファング、レンが見ているんだから、素直に受け入れろよ】

【そうだよ。レン君に反省してないと分かったら、本当に呼んでくれないよ】

【ファング、少しは私達の気持ち分かって下さい】

【ファングは鈍感過ぎる】

「お前ら、謝りながら言いたい放題だな」


 ファングは軽いため息を吐いていたが、アクト達を許していた。


【レン、これで良いだろう?】

「うん、良いよ。それじゃ、しっかり反省してよ。次、僕を怒らせる事をしたら、簡単に許さないからね」


 精霊四人は軽く頷くと、レンの回りを飛び回っていた。


「相変わらず元気な精霊よね。本当に反省しているのかしら」

「僕に言われても困るけど、アクト達はちゃんと反省すると思うよ」


 精霊四人はレンの回りを飛び回りながら、次第に姿を消していた。


「さて、チーム名の続きをしようか」

「そうね。レオスとレイス君が退屈しているしね」


 話に入らなかった二人は、飲み物を飲みながらずっと話だけを聞いていた。五人は引き続きチーム名を何にするか話しながら決めていた。


「ねぇ、結局チーム名、何にするの?」


 かなりの時間を使ったのに、中々チーム名が決まらなかった。


「そうね。レン君の考えた、トライファイブスターにしない」

「それにするの?」

「まぁ、挑戦者の意味も含んでいるから良いんじゃないのか?」

「僕もレン師匠の案で良いと思いますよ」

「僕もレンお兄ちゃんの案で良い」


 四人が適当に言っていた。


「何か適当に決めてない?」

「そんな分けないでしょう? だってレン君の案が一番マシだから」


 四人の考えたチーム名は全て、レンに関する事が含んでいるので、レンの案が一番マシだった。


「マシって、四人は僕に関する事しか考えてないよね」

「違うんだよレン、考えていると、どうしてもレンの事が思い浮かぶんだよ」


 ファングの発言を聞いて、レンが不満そうに四人を見ていた。


「ちょっとファング、レン君に変な印象がついたでしょう」

「そうですよ。ファングのせいで、レン師匠に変人扱いにされます」

「事実だから仕方ないだろう?」

「事実でも、否定するのが普通だよ。ファングお兄ちゃんは頭が悪い」


 四人がコソコソと話していた。


 この四人は何がしたいんだろう。僕がいるのにコソコソ話す必要があるのかな?


 四人の行動に呆れながら、暫く見ている事にした。


「レン君、今のはファングの言い間違いだから気にしないでね」

「気にしないでねって言われても、ファングが言っている事は事実だよね」

「全く違うわ」


 アリスが全否定していた。


「何が違うの?」

「違うわよ。私達はレン君が大好きなのよ」

「いや、それ同じだよね」

「違うわ、レン君を大好きなのは誰にも負けないわ」


 アリスはレンの妄想でいっぱいだった。


「レン、アリスを無視して、良いからな。それじゃチーム名はトライファイブスターで良いよな」

「良いと思うよ。それじゃリオスとテオを起こしてくるよ」


 レンは、リオスとテオが寝ているベッドに向かっていた。


「アリス、いつまでレンの妄想しているんだ。早く飯の用意しろよな」

「はっ、ファング、レン君は?」

「レンはリオスとテオを起こしに行ったよ」

「そうなのかぁ、仕方ないファング、フォレストになりなさい。先にフォレストの中で作っているわ、レオスとレイス君は料理を運んで欲しいの」

「分かりました、ずっと退屈だったので、レン師匠に良いところを見せます」

「僕も頑張ります」

「お前ら、料理で張り切りすぎだよ。今入れてやるからな」


 ファングは軽くため息をすると、フォレストの姿になって、三人を中に入れていた。


「あれ、三人は?」


 レンがリオスとテオを連れて戻って来ると、三人の姿が見えなかった。


「三人なら、俺の腹の中にいるぜ」

「フォレストの中で調理してるの? キッチンならそこにあるのに?」


 学生寮にはキッチンも完備されているのに、何故使わないのか疑問に思っていた。


「多分、お昼抜きを聞いて、野菜などで使わない部分を俺に与えているんだよ」

「あぁ、お昼抜きにした事を気に掛けてくれてるのね」


 ファングの説明を聞いて、納得していた。


「多分な。だけど、生で与えるのはどうかと思うけど、しかも皮とか要らないし、カイトが悲鳴を上げながら、一生懸命消化してるけどな」

「そうなんだ。じゃあ、料理が出来るまで、待つしかないね。リオス、テオ、我慢出来る」

〈大丈夫、レンと一緒なら我慢出来るよ〉

〈俺もレンと一緒なら我慢出来る〉


 フォレストの中で、どんなやり取りをしているのか気になるが、四人はとりあえず料理が出来るまで待つ事にした。


「ちょっとアリス、野菜の皮やヘタを直接落とさないで」


 フォレストの中では、アリスとカイトが喧嘩していた。


「良いじゃない。ご飯が食べれない分、これを食べなさい」

「せめて火を通して欲しいんだけど、これで腹を壊したらアリスのせいだからね」 


 カイトは今にも泣きそうな表情を見せながら、必死に生の野菜を捕食していた。


「アリスさん、ファングとカイトには冷たくないですか?」


 レオスとレイスがコソコソ話していた。


「レイスお兄ちゃん、多分カイトは巻き添えを喰らっているよ。ファングがいるから冷たいんだよ」

「確かにそうかも知れませんね。カイトさんは大変ですね」


 コソコソ話していると、カイトとアリスの声が響いていた。


「アリス、頼むから、せめて火を通してから、細胞に落としてよ」

「うるさいわね。野菜を綺麗に洗っているだけマシでしょう」

「いや、そう言う問題じゃないんだけど」


 アリスが強引に押し進めるので、カイトは為す術がなかった。


「ファング、料理が出来たから、私達を出して」

「あぁ、分かったぜ。カイトを苛めてないだろうな」

「苛めてないわよ」

「ファング、アリスが酷いんだよ」

「アリス、嘘つくなよ。カイトの声は俺に届いているんだからな」

「ちっ、余計な事をして」

「アリス、舌打ちするなよ。まぁ、お前のおかげで、魔力を摂取出来たから感謝するぜ」

「当然よ。レン君が衰弱されたら困るしね」


 ファングはアリスにお礼をすると、フォレストの中から出していた。


「はい、今日は冷たい料理を作ってみました」

「うぁ、相変わらず凄いね」


 今日は冷たい冷麺やスープを作っていた。


「それじゃ、食べようか、はいファング」

「えっ、俺にくれるのか?」

「ほんのちょっとだけど、ファングも食べたいよね」

「レン、ありがとう。ほんのちょっとでも嬉しいよ」

「ファング、相変わらず直ぐ泣くわね」

「うるさい、これは嬉し泣きだよ」


 六人はファングを見ながら、笑っていた。それから七人は午後の授業まで、お昼を取りながら過ごしているのだった。

次回更新は未定です。温かくお待ち下さいm(__)m

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