#85 チーム名を決めよう!
お待たせしました。第85話公開です。午後の授業が始まるまで、レン君の部屋で何かやってますね(。>ω<。)
おかげさまでユニーク数9000人突破ありがとうございますm(__)m
五人は午後の授業が始まるまで、レンの部屋で過ごす事にした。
「ただいま!」
レンが扉を開けると、リオスとテオの姿が見えなかった。
「あれ、リオスとテオ君がいないわね?」
アリスが部屋に入ると、リオスとテオを心配していた。
「多分、寝ているから見えないんだよ」
レンが奥に案内すると、ベッドの上でリオスとテオが気持ちよさそうに寝ていた。
「相変わらず、レンのベッドで寝ているぜ。しかも鼻を時々動かして、レンの匂いを嗅いでいるのか?」
ファングはリオスとテオを見て、呆れた表情をしていた。
「ファング、気持ち良く寝ているんだから起こさない。リオスとテオに殺されるよ」
リオスとテオは誰かに邪魔されるのが、一番嫌なのでファングに注意していた。
「それもそうだな。それにしても午前中は楽だよな。暇な時間が多くて退屈だぜ」
午後の授業まで、まだかなり時間があるので、五人は暇そうだった。
「確かに暇だけど、やることがあるでしょう!」
アリスは、先生から配られた紙を取り出して、テーブルに置いた。
「そうだった。チーム対抗のチーム名を決めないとな」
「そうですね、どんな名前にしましょうか」
「ファング、レイス君、変な名前は怒るわよ」
「何で俺とレイスが変な名前を考えるんだよ」
「酷いです。アリスさん」
アリスに変なフラグを立てられて、ファングとレイスが落ち込んでいた。五人はチーム名を考えるため、それぞれ紙とペンを渡して、考えていた。
うーん、中々強そうな名前が思い付かないな。
レンは四人の様子を伺いながら、チーム名を考えていた。
とりあえず、思いついた事を書くかな? どうせ、五人で発表して決めるしね。
レンは思いついた名前をたくさん書いていた。五人はチーム名をある程度、紙に書き込むと、五人はそれぞれの顔色を伺っていた。
「それじゃ、ファングから発表しようか」
「おう、俺からで良いのか?」
「良いけど、何か自信満々だね」
「当たり前だろう。良い名前を考えたからな」
「へぇ、ファングがねぇ」
「アリス、俺を疑っているのか?」
「別に‥‥‥さっさと発表してよ」
アリスは疑っていたが、ファングは自信満々に発表していた。
「チーム名は、ファイヤー旋風だぜ」
「ダサいわ」
アリスがキッパリと、ファングに言っていた。
「誰がダサいだ。ならアリスはどうなんだ!」
ダサいと言われて、ファングが怒っている。
「私は、レン君護衛隊にするわ」
「それ、絶対に駄目なチーム名だろう。レンに怒られるぞ」
「冗談よ。チーム名はレン君トライアングルよ」
「それもダメだろう」
アリスが自信満々に言っている間、レンは苦笑いをし続けていた。
絶対に冗談じゃないよね。普通に紙に書いてあるし。
アリスが発表を終えて、テーブルに置いた紙を覗き込むと、レン君スキスキやレン君ナンバーワンなど、意味不明な言葉が紙に書かれていた。
「レン、どうかしたのか?」
レンが不満そうな表情をしているので、ファングが声を掛けていた。
「いや別に、アリスの考えたチーム名を見て、ちょっと引いただけだよ」
「ほらアリス、やっぱりレンが怒っているだろう」
「だから冗談だって言っているでしょう」
アリスは否定しているが、ファングは紙を持って指差していた。
「いや、どう見てもレンの文字がたくさんあるんだけど?」
「だから違うんだって、レン君も鵜呑みにしないで」
アリスが必死に否定していた。
「お前、何で必死なんだ?」
「うるさいわね。さぁ次はレオスとレイス君よ」
「えっ、僕ですか、先にレオスから発表して下さい」
「えっ、レイスお兄ちゃんから発表して」
アリスが最初に言ったチーム名を聞いて、レオスとレイスの顔行きが怪しくなっていた。
「お前ら、もしかしてレンに関連する名前にしてないだろうな?」
ファングが聞くと、レオスとレイスは黙り込んでいた。
「レン、悪いな」
「何でファングが謝るの?」
「いや、何となく反射的に‥‥‥」
「‥‥‥はぁ」
四人を見てレンはため息をしていた。
「マズいですよ、レン師匠が呆れています」
「レオスとレイス君が悪いわ」
「いや、アリスお姉ちゃんも悪いよ。レンお兄ちゃんの事をチーム名に入れているから」
三人はレンを見ながらコソコソ話していた。
「レン、どこに行くんだ」
ため息を吐きながら、立ち上がったのでファングが聞いていた。
「ちょっと飲み物取って来るだけだよ」
「なら、俺が取って来てやるよ」
ファングは、フォレストの空間から飲み物を取り出そうとしていた。
「いや良いよ、自分で取れるから、それにフォレストの中にある飲み物は移動用でしょう?」
ファングは、レンに飲み物を渡したかったが止められていた。
「確かにそうだけど、別にまたストックすれば問題ないだろう?」
「ファング、飲み物はそこの冷蔵庫にあるんだから、いちいちフォレストの空間から取り出す必要ないでしょう?」
「それはそうだけど‥‥‥」
レンに押されて何も反論出来なかった。レンが冷蔵庫に向かって歩いて行くと、四人はコソコソと話し始めた。
「ファング、情けないわ。もう少し反論しなさいよ」
「出来るわけないだろう、だいたいお前らが悪いんだぞ。チーム名にレンを入れるなんて」
レオスとレイスに向かって、ファングが小さな声で怒っていた。
「すみません、なかなか良い案が出なかったので」
「僕も反省してます」
「俺に向かって謝られても困るんだけどな」
ファングに向かってレオスとレイスが謝っていると、レンが飲み物を持って来た。
「何やっているの?」
レンが四人に聞くと、素早く正座していた。
「レン君、ごめんなさい。チーム名にレン君を入れて機嫌が悪いんだよね」
「いや、機嫌悪くないし。それに分かり切っていたからね」
レンは四人を見ながら、深いため息をしていた。
「レン、本当に機嫌悪くないのか?」
ファングがレンの顔色を覗っていた。
「ファング、僕の顔色を覗ってない?」
「俺がそんな事するかよ」
「本当に?」
「うっ、ごめんレン」
レンに睨まれて、ファングが怯んでいた。
「ファング、僕を気に掛けてくれるのは嬉しいけど、最近過剰になっているよ」
「だって俺はレンの精霊だから‥‥‥」
ファングは精霊になって以降、日に日にレンに対して過剰になっているので、レンはかなり迷惑だった。
「ファングが精霊になった事は分かるけど、今まで通りに接して欲しいな」
「それは無理だよレン」
ファングから話を聞くと、精霊四人に指示されていた。
「はぁ、アクト達がねぇ」
レンはため息を吐きながら、アクトだけを呼び出していた。
【レン、何か用か?】
レンに呼ばれて、アクトは首を傾げていた。
「ねぇアクト、ファングに命令してない?」
【俺がファングに命令するかよ】
アクトはファングを見ながら、知らない振りをしていた。
「アクト、てめえしらばくれるな!」
【俺が命令した証拠はあるのか?】
「お前、俺をはめたのか?」
ファングとアクトが激しく対立していた。
「ファング、アクト、言い訳は良いから、そこに居てね。ファングはフォレストになって」
「レン、俺は悪くない」
「良いから、早くフォレストになって」
「うっ、分かったよ」
レンの表情が次第に鬼の用に見えて来たので、ファングは慌ててフォレストになっていた。
「さて、ファング、アクト、どっちが正しいのかな?」
レンは不敵な笑みをしながら、二人に聞いている。
【レン、俺がファングに命令したから許して】
アクトがあっさり白状していた。
「はぁ、こうでもしないと白状しないんだね」
【レン、これには事情がぁ‥‥‥】
レンに睨まれて、アクトが怯えていた。
「アクト、三人に伝えて置いて、暫く呼ばないと」
【レン、それだけは勘弁して、契約者に呼ばれなかったら俺達の存在意義がぁ】
「そんなの知らないし、暫く三人と一緒に反省しな」
レンにキツく言われると、アクトはうな垂れながら三人の所に消えて行った。
「アクト、大丈夫なのか? かなり落ち込んでいたぜ」
「こうでも言わないと反省しないでしょう? それにファングも悩んでいるのなら僕に話してよ。僕がファングに悩みを話しているように、ファングも僕に話して」
レンに言われると、ファングはフォレストの姿で涙を流していた。
「レン、ありがとう。スゲー嬉しいよ」
「ファング、フォレストの姿で涙を流さないで」
「悪いレン、今元の姿に戻るよ」
フォレストは、泣きながらファングの姿に戻っていた。
「ファング、泣きながら悪いけど、チーム分けの罰はお昼抜きで良いよね」
「良いよレン、それで許してくれるのなら」
ファングは泣いていたが、時々笑顔を見せていた。
「相変わらず、レン君はファングに甘いわね」
「えっそうかな? ファングは別に悪い事はしてないし、お昼抜きでもファングにとっては苦痛だと思うよ。魔力の補給が出来ないから」
ファングは普通の精霊と違って、人間の食べるご飯からしか、魔力の補給が出来なかった。
「そうかも知れないけど、ご飯を食べないとレン君の魔力が奪われるわよ」
ファングは食事をしなくても、マナリンクを通してレンの魔力を常に貰っているので、食事が出来なかった分の魔力を奪うと、アリスは考えていた。
「アリス、レン君の魔力は常に流れているけど、お前が思っているより、レンの魔力は奪ってないぜ。もし大量に奪っていたら、レンがへばっているだろう? レンは精霊五人分を補っているんだぞ」
レンはファングを含めて、五人分の魔力を常に与えているので、仮に大量に魔力が奪われていれば、レンは瀕死に近い状態になっているばずである。
「確かにそうだわ。それじゃ、やっぱりレン君の魔力を抑えて吸収しているの? 精霊五人はレン君の魔力が主食だよね」
「確かにそうだけど、レンの魔力はほとんど吸収してないぜ。アクト達は大気中の魔力を吸収出来るし、俺は食べ物から魔力を摂取出来るからな。それにレンは知らないけど、レンの魔力が不足していれば、俺とアクト達はレンに魔力を注いでいるけどな」
ファングの説明を聞いていたレンが、驚いた表情を見せていた。
「えっ、僕の中にファングやアクト達の魔力が流れているの?」
「そうだけど、何か問題でもあるのか? レンとマナリンクで繋がっているから、レンの魔力は常に管理出来るしな」
「何か凄いわ。その発想はアクト達しか思い付かないわね」
アリスが頷きながら驚いていた。
「僕って、精霊五人に魔力を管理されているんだ。アハハッ」
「レン、別に管理しても害はないだろう? レンの魔力は俺達にとって重要何だからな」
「それは分かっているけど、何かやり過ぎだと思ってね。アハハッ」
精霊四人が色々やっている事は知っていたが、まさか魔力の管理までされているとは、思わなかった。
「仕方ないわよ。あの精霊達は異常過ぎるほど、レン君に執着しているしね」
「アリス、言わないでアクト達を見れば分かるから。それにあの落ち込みを見れば、僕に対して色々尽くしているのが伝わって来るからね」
「確かにそうだな。あの落ち込みを見れば分かるしな」
ファング、アリスと話していると、レオスとレイスが声を掛けていた。
「あのうレン師匠、話している所悪いんですけど、アクト達がずっと見てますよ」
「レンお兄ちゃん、あそこ見て」
レオスに言われて見てみると、アクト達が反省しながら、俯き加減でレンを見ていた。
「はぁアクト、何で三人を連れて来るの?」
レンはため息を吐いていた。
【レン、頼むから許して、レンに呼ばれなかったら精霊の意味がないんだよ】
「いや、契約前は、ずっと一人で地域を見守っていたよね」
【そうだけど、今は違うよね。エレント、アルトニス、エレナにバレたと言ったら、凄く怒られたんだよ】
「自業自得だよね」
アクトが必死に謝っていると、エレント、アルトニス、エレナも一緒に謝っていた。
【そんな事言わないでレン君、黙っていた事は謝るから、許して】
【レン様、許して下さい】
【レン、お願いだから許して】
精霊四人が頭を下げて、必死に謝っているので、レンは軽いため息を吐きながら言った。
「はぁ、分かったから、頭を上げてよ。精霊としてみっともないよ」
【そんなの関係ないよ。俺はレンに呼ばれて初めて存在出来るんだから】
アクトは精霊を捨てたみたいな事を言っていた。
「アクト、そこまでして僕の傍に居たいの?」
【居たいに決まっているだろう。俺を自由に行動させてくれるのはレンだけ何だから、他の人は絶対に自由にしてくれないぜ】
「確かにレン君は優しいから、精霊達を自由にさせてあげるわね」
「はぁ、アリスにまで言われると、僕が悪者に聞こえるよ」
【それじゃ、許してくれるのかレン】
「許す前に、ファングに謝ってよ」
【うん、分かった。アルトニス、エレント、エレナ、ファングに謝るぞ】
レンに言われて、精霊四人はファングに頭を下げて謝っていた。
「お前ら、頭を下げて謝るなよ」
【うるさいファング、レンが見ているんだから、素直に受け入れろよ】
【そうだよ。レン君に反省してないと分かったら、本当に呼んでくれないよ】
【ファング、少しは私達の気持ち分かって下さい】
【ファングは鈍感過ぎる】
「お前ら、謝りながら言いたい放題だな」
ファングは軽いため息を吐いていたが、アクト達を許していた。
【レン、これで良いだろう?】
「うん、良いよ。それじゃ、しっかり反省してよ。次、僕を怒らせる事をしたら、簡単に許さないからね」
精霊四人は軽く頷くと、レンの回りを飛び回っていた。
「相変わらず元気な精霊よね。本当に反省しているのかしら」
「僕に言われても困るけど、アクト達はちゃんと反省すると思うよ」
精霊四人はレンの回りを飛び回りながら、次第に姿を消していた。
「さて、チーム名の続きをしようか」
「そうね。レオスとレイス君が退屈しているしね」
話に入らなかった二人は、飲み物を飲みながらずっと話だけを聞いていた。五人は引き続きチーム名を何にするか話しながら決めていた。
「ねぇ、結局チーム名、何にするの?」
かなりの時間を使ったのに、中々チーム名が決まらなかった。
「そうね。レン君の考えた、トライファイブスターにしない」
「それにするの?」
「まぁ、挑戦者の意味も含んでいるから良いんじゃないのか?」
「僕もレン師匠の案で良いと思いますよ」
「僕もレンお兄ちゃんの案で良い」
四人が適当に言っていた。
「何か適当に決めてない?」
「そんな分けないでしょう? だってレン君の案が一番マシだから」
四人の考えたチーム名は全て、レンに関する事が含んでいるので、レンの案が一番マシだった。
「マシって、四人は僕に関する事しか考えてないよね」
「違うんだよレン、考えていると、どうしてもレンの事が思い浮かぶんだよ」
ファングの発言を聞いて、レンが不満そうに四人を見ていた。
「ちょっとファング、レン君に変な印象がついたでしょう」
「そうですよ。ファングのせいで、レン師匠に変人扱いにされます」
「事実だから仕方ないだろう?」
「事実でも、否定するのが普通だよ。ファングお兄ちゃんは頭が悪い」
四人がコソコソと話していた。
この四人は何がしたいんだろう。僕がいるのにコソコソ話す必要があるのかな?
四人の行動に呆れながら、暫く見ている事にした。
「レン君、今のはファングの言い間違いだから気にしないでね」
「気にしないでねって言われても、ファングが言っている事は事実だよね」
「全く違うわ」
アリスが全否定していた。
「何が違うの?」
「違うわよ。私達はレン君が大好きなのよ」
「いや、それ同じだよね」
「違うわ、レン君を大好きなのは誰にも負けないわ」
アリスはレンの妄想でいっぱいだった。
「レン、アリスを無視して、良いからな。それじゃチーム名はトライファイブスターで良いよな」
「良いと思うよ。それじゃリオスとテオを起こしてくるよ」
レンは、リオスとテオが寝ているベッドに向かっていた。
「アリス、いつまでレンの妄想しているんだ。早く飯の用意しろよな」
「はっ、ファング、レン君は?」
「レンはリオスとテオを起こしに行ったよ」
「そうなのかぁ、仕方ないファング、フォレストになりなさい。先にフォレストの中で作っているわ、レオスとレイス君は料理を運んで欲しいの」
「分かりました、ずっと退屈だったので、レン師匠に良いところを見せます」
「僕も頑張ります」
「お前ら、料理で張り切りすぎだよ。今入れてやるからな」
ファングは軽くため息をすると、フォレストの姿になって、三人を中に入れていた。
「あれ、三人は?」
レンがリオスとテオを連れて戻って来ると、三人の姿が見えなかった。
「三人なら、俺の腹の中にいるぜ」
「フォレストの中で調理してるの? キッチンならそこにあるのに?」
学生寮にはキッチンも完備されているのに、何故使わないのか疑問に思っていた。
「多分、お昼抜きを聞いて、野菜などで使わない部分を俺に与えているんだよ」
「あぁ、お昼抜きにした事を気に掛けてくれてるのね」
ファングの説明を聞いて、納得していた。
「多分な。だけど、生で与えるのはどうかと思うけど、しかも皮とか要らないし、カイトが悲鳴を上げながら、一生懸命消化してるけどな」
「そうなんだ。じゃあ、料理が出来るまで、待つしかないね。リオス、テオ、我慢出来る」
〈大丈夫、レンと一緒なら我慢出来るよ〉
〈俺もレンと一緒なら我慢出来る〉
フォレストの中で、どんなやり取りをしているのか気になるが、四人はとりあえず料理が出来るまで待つ事にした。
「ちょっとアリス、野菜の皮やヘタを直接落とさないで」
フォレストの中では、アリスとカイトが喧嘩していた。
「良いじゃない。ご飯が食べれない分、これを食べなさい」
「せめて火を通して欲しいんだけど、これで腹を壊したらアリスのせいだからね」
カイトは今にも泣きそうな表情を見せながら、必死に生の野菜を捕食していた。
「アリスさん、ファングとカイトには冷たくないですか?」
レオスとレイスがコソコソ話していた。
「レイスお兄ちゃん、多分カイトは巻き添えを喰らっているよ。ファングがいるから冷たいんだよ」
「確かにそうかも知れませんね。カイトさんは大変ですね」
コソコソ話していると、カイトとアリスの声が響いていた。
「アリス、頼むから、せめて火を通してから、細胞に落としてよ」
「うるさいわね。野菜を綺麗に洗っているだけマシでしょう」
「いや、そう言う問題じゃないんだけど」
アリスが強引に押し進めるので、カイトは為す術がなかった。
「ファング、料理が出来たから、私達を出して」
「あぁ、分かったぜ。カイトを苛めてないだろうな」
「苛めてないわよ」
「ファング、アリスが酷いんだよ」
「アリス、嘘つくなよ。カイトの声は俺に届いているんだからな」
「ちっ、余計な事をして」
「アリス、舌打ちするなよ。まぁ、お前のおかげで、魔力を摂取出来たから感謝するぜ」
「当然よ。レン君が衰弱されたら困るしね」
ファングはアリスにお礼をすると、フォレストの中から出していた。
「はい、今日は冷たい料理を作ってみました」
「うぁ、相変わらず凄いね」
今日は冷たい冷麺やスープを作っていた。
「それじゃ、食べようか、はいファング」
「えっ、俺にくれるのか?」
「ほんのちょっとだけど、ファングも食べたいよね」
「レン、ありがとう。ほんのちょっとでも嬉しいよ」
「ファング、相変わらず直ぐ泣くわね」
「うるさい、これは嬉し泣きだよ」
六人はファングを見ながら、笑っていた。それから七人は午後の授業まで、お昼を取りながら過ごしているのだった。
次回更新は未定です。温かくお待ち下さいm(__)m




