#83 レンに弁解する二人と喫茶店で雑談!
お待たせしました。第83話公開です。依頼が終わって数日後、何やらレン君が怒っているみたいですね(^-^;)
おかげさまで累計PV数4万達成ありがとうございますm(_ _)m
ヘドロトードの討伐から五日が経ち、中々戻って来ない、フォレストを朝から説教をしていた。
「ねぇ、フォレスト。アクト達に様子を見るように伝えたら、フォレストがリブルス森林でモンスターを捕食していると、言って居たんだけど本当かな?」
フォレストは体をビクビクさせながら、恐る恐るレンを見ていた。
「それは、その‥‥‥」
本当なら三日程度で戻る予定だったが、モンスター捕食の快感が忘れられなくて、リブルス森林で捕食を続けていた。
「ファング、それはそのって何? カイトも言いたい事があるのなら、聞いてあげるよ」
「レン君、これは‥‥‥」
ファングとカイトはレンの威圧感で、中々言い出せなかった。
「はぁ、もう良いよ、好きにすれば。リブルス森林で、ずっとモンスターでも狩っていれば」
何も言わない、フォレストに嫌気がさしていた。
「待ってレン、これには‥‥‥」
「もう良いよ。どうせ言い訳でしょう。さっさと僕から消えてくれないフォレスト、暫く僕の前に現れなくて良いからね。レオス行くよ」
「分かったよ。レンお兄ちゃん」
「待ってくれレーン」
フォレストは必死にレン呼び止めようとしていたが、レオスを連れて学生寮を後にしていた。
「終わった、アハハッ。レンに完全に見放された。全てカイトのせいだ」
ファングは、レンに見放されて絶望していた。
「何で僕のせい何だよ。ファングだって、モンスターを食べたがっていたでしょう。僕はそろそろ戻ろうと忠告したのに、まだ大丈夫って言ったじゃん」
カイトが一方的に責められているので、かなり怒っていた。
「確かに言ったけど、そもそもレンにバレないから大丈夫だと、最初から言わなければ、こんな事にはならなかったんだぞ」
「うっ、確かにそうだけど、まさかレン君が、アクト達を送り込む何て思わなくて」
「お前、精霊四人が俺達を探しに来るのは分かっていただろう」
「うっ、確かにそうだけど」
ファングに指摘されて、カイトの威勢が無くなっていた。
「もう良いよ。お前に怒っても、レンが許してくれる分けでないし。はぁ、これからどうしよう、どうすれば許してくれるんだ」
ファングは、必死にレンと和解する方法を模索していると、カイトが提案していた。
「ファング、僕がレン君と話をするよ。全て僕が悪いから」
「お前がレンと話すのか?」
「うん、ダメかなファング」
カイトは弱々しい声で、ファングに聞いていた。
「お前、もう後がないのに、レンを説得出来るのか? 今度失敗したら確実に終わりだよ。そうなったら分かっているだろうな」
「分かっているよ。その時は僕を完全に吸収すれば良いよ。僕はファングの中で消えるから」
カイトは自ら死のうとしていた。
「お前、勝手に消えるなよ。それだけは絶対に許さない」
「じゃあどうすれば良いの?」
「だからそれを考えるんだろう。お前ならレンを説得出来ると言ったじゃんか。なら俺はカイトと入れ替わって、中で見ているから、頑張って説得しろよ」
ファングはカイトに伝え終わると、主導権を全てカイトに渡して、フォレストの精神の中に消えていった。
「はぁ、ファングは勝手過ぎるよ。まぁ、僕が全部悪いんだけど。さてどうやってレン君に許して貰おうか」
カイトの姿になると、腕を組んで考えていた。
「お前、自分の姿になっているけど、良いのか?」
フォレストの中で見ている、ファングが声を掛けていた。
「別に構わないでしょう。ここレン君の部屋だから、たまには自分の姿で行動したいし」
「お前、自由なのは良いけど、失敗したら終わりだからな」
「分かっているよファング。部屋を出る時はファングの姿になるから安心してよ」
カイトは大丈夫と言っていたが、ファングは心臓が飛び出しそうな位、心配していた。
何か、凄く揉めているな、キツく言い過ぎたかな?
レンとレオスは、部屋の扉前で立ったまま、扉に耳を当てて部屋の様子を探っていた。
「レンお兄ちゃん、カイトが謝るみたいだよ」
レオスは耳をピクピクさせながら、レンに伝えていた。
「レオスは猫科だから、耳が良いんだね」
「うん、二人の声がハッキリ分かるよ」
「そっかぁ、カイトがねぇ」
レオスから伝えられると、レンは何か考えていた。
「とりあえず、何処か行っていた、振りだけしてよ」
「分かったよ。レンお兄ちゃん」
レンは何処かに行っていた振りをしながら、部屋の扉を開けていた。
「フゥ、外暑すぎ、ちょっと休んだらまた外に行くよ」
「分かったよ。レンお兄ちゃん」
「レン君、今時間あるかな?」
部屋の中に入ると、カイトが声を掛けていた。
「何カイト、しかもファングの姿じゃないし。それに僕は言ったよね、僕の前に現れないでと」
レンはカイトを無視しようと、再び部屋を出ようと扉の方に歩いて行くと、カイトがレンの前に移動して土下座をしていた。
「レン君、ごめんなさい、許して。全部僕が悪いんだよ」
「カイト、そこ退いて」
「絶対に退かない。レン君が聞いてくれるまで」
カイトは必死に頭を下げていた。
珍しい、カイトが土下座をするなんて、本当に王子やめたんだね。
カイトは、王子だった頃の威厳がすっかり無くなっていた。
「カイト、自分がしている事、分かっているの?」
「分かっているから、こうして土下座しているんでしょう?」
「はぁ、分かったよ。聞いてあげる」
カイトが何回も頭を下げるので、レンは嫌気がさしていた。
「レン君、本当にごめんなさい。僕とファングは何の罰でも受けるから、契約破棄だけしないで」
カイトは声を震わせながら、レンに言っていた。
「はぁ、僕は契約破棄しないけど」
「えっ、そうなの!」
レンの言葉を聞いて、カイトはホッとしていたが、直ぐに表情が暗くなっていた。
「契約破棄はしないけど、暫く、僕の前から消えてよ。さっき何でも罰を受けると言ったから、卒業まで、僕の前に現れないでよ。もちろん授業は例外だけど、それ以外は消えてね」
レンが恐ろしい、提案をしていた。
「レン君、ちょっと待って、それだけは勘弁して、そんな事されたら、ファングに殺されるよ」
「えっ、契約破棄しないのに、何でファングに殺されるの?」
「それは‥‥‥」
レンに突っ込まれて、カイトが固まっていると、カイトはファングと入れ替わるように姿を変えていた。
「レン頼むから、許して」
「ファングくっつくな」
ファングは直ぐにレンにしがみついていた。
「許してレン。もう二度としないと約束するから」
ファングは土下座して謝っていた。
「ねぇファング、どうして何時も僕との約束を破るの? 僕なら、約束の一つくらい破っても許してくれると、思っているんじゃないの?」
「俺はそんなふうに思った事ないよ」
「なら、何で約束破るの?」
「それは‥‥‥」
ファングに問いかけると、黙り込んでいた。
「やっぱり、許してくれると思っているんだ」
「違う、違うんだよレン」
「じゃあ、何が違うんだよ。答えろファング」
レンはファングに怒鳴りつけていた。
「それはレンを護りたい為に、モンスターを喰らって強くなろうと、カイトに言われたから」
「はぁ、ちゃんと言えるじゃない。何で僕に包み隠さず話さないの?」
「ごめん、レンに怒られるのが恐くて」
ファングは震わせながら、レンの目を見ていた。
「隠す方がたちが悪いけど」
「うっ、ごめんレン」
「ファング、謝るのは良いから、理由を聞かせて、カイトの意見も聞きたいから、フォレストになって」
「分かったよレン」
ファングは小さく頷くと、フォレストになり、包み隠さず話し始めていた。
「そう、カイトが全て発端何だね」
ファングとカイトから、話を全て聞くと、意外な答えだったので、レンはため息を漏らしていた。
「ごめんレン君」
「もう充分だから謝らないで。事情は分かったけど、やった事には変わりないから、それなりの罰を受けて貰うよ」
「分かったよレン」
ファングとカイトは、表情を暗くしながら、レンの罰を待っていた。
「それじゃフォレスト、暫く精霊の力を使うの禁止ね。ただし緊急時だけ許可するよ。それで良いよね」
最近ファングは精霊の力に頼っているので、ここで精霊の力を抑制しようと考えていた。
「分かったよレン。それで許してくれるのなら」
「僕も良いよ。最近精霊の力を使い過ぎているから、それに精霊の力を使わなければ、捕食の発作は無くなるからね」
ファングとカイトが素直に受け入れていたので、レンはホッとしていた。
「それじゃ、話はこれで終わるけど、暫くはカイトと会う事はないね」
フォレストになる事を禁止されたので、フォレストの中にいるカイトに会う事が暫く出来なかった。
「レン君、仕方ないよ。これは僕の罰だから、それにファングの事は中からサポートするよ」
「カイト、悪いな。俺が止めていれば、こんな事にはならなかったのに」
「ファング、大丈夫だよ。人格を入れ替えればレン君と話せるから、それじゃ僕は中で見ているよ。ファング、後は頼んだよ」
カイトはファングに伝言を言うと、フォレストの中に消えていった。
「レン、本当に悪かったな。もう二度としないと誓うから」
フォレストからファングの姿に戻ると、貴族らしい姿勢を取って、レンに忠誠を誓っていた。
「ファング、次破ったら覚悟してね」
「あぁ、もう二度と約束を破ったりしないよ」
レンは、ファングの真剣な目を見ていた。
「なら良いけど、それよりも一旦、学生寮のお風呂場で体を洗って来てくれないかな。いくら匂いが消えても、体は汚いよね」
「そうだな。今すぐ入って来るよ。レンはここで待っていてくれ」
ファングは急いで、学生寮のお風呂場に向かって行った。
「はぁ、レオス、乾いたタオル用意して、僕は濡れたタオルでファングが触った所を拭いているから」
「分かったよレンお兄ちゃん」
レンはファングが触った所をくまなく、濡れたタオルで拭いていた。それから数分後、ファングは笑顔でレンの部屋に戻って来た。
「あぁ、やっぱりお風呂は最高だぜ。だけど温泉が一番だな」
「ファング、さっきまで怒っていたのに、ちゃんと反省してるの?」
「ごめんレン」
レンに言われると、ファングは直ぐに俯き加減に謝っていた。
「それじゃ、ファング、喫茶店に行くよ」
「レン、喫茶店に何しに行くんだ」
ファングはポカンとしていた。
「はぁ、やっぱり何も知らないんだね。アリスとレイスが来ていないでしょう。先に行って、季節限定のスイーツを頼んで貰ったんだよ」
「そうなのかぁ。悪かったな、全部俺とカイトのせいで、何も知らなくて」
ファングはただひたすら、謝るしかなかった。
「ファング、もう謝らなくて、良いよ。ちゃんと罰を受ければ許してあげるから」
「ありがとうレン。だけど、これは俺とカイトが招いた事だから、しっかり反省するよ」
今回に限って、ファングはかなり真剣な目をしていた。
ファングがここまで真剣に反省してるの初めてかも。今回かなりキツく言ったから、かなり反省しているな。
ファングの表情から、真剣に反省しているのが分かった。三人はアリスとレイスが待っている、リップル喫茶店に移動していた。
「レン君、こっちよ」
お店に着くと、外でアリスが手を振っていた。
「ごめん遅くなって」
「良いのよ別に、さぁレン君、レオス君、頼んでおいたスイーツを食べましょう」
アリスが先にお店の中に入ると、個室に案内されていた。
「レン師匠、遅いですよ。先に頂きましたよ」
「ごめんレイス」
個室に入るとレイスが、体を伸ばして寛いでいた。
「はい、レンとレオス君の分だよ」
「ありがとうアリス、頂きます。うーん美味しい」
「レンお兄ちゃん、このスイーツ、凄く美味しい」
レンとレオスは、アリスが事前に頼んでいたスイーツを美味しく食べていた。
「ところでリオスとテオは寝ているけど、ちゃんと食べたよね」
「リオスとテオは、レン君が来るまで食べないと言っていたわ」
リオスとテオは、個室の端っこで二人仲良く寝ていた。
「そうなの、なら起こさないと、リオス、テオ、ご飯の時間だよ」
レンがリオスとテオに声を掛けると、耳をピクピクさせて目覚めていた。
〈レン、やっと来たんだね。お腹ペコペコだよ〉
〈レン、遅い。俺、死にそうだよ〉
「なら先に食べれば良いのに」
〈それはダメ、マスターより先に食べるのあり得ないぜ。そうだろう兄さん〉
〈そうだねテオ、ご主人様が先に食べるのは普通だよね〉
リオスとテオは、レンが先に食べないと、自分達は食べないと言っていた。
「凄いわ。ここまでレン君に対して忠実に従うなんて、しかもかなり賢いわね」
アリスはリオスとテオを見て、驚いていた。
「アリス、やめてよ。僕が二人に何かしているように聞こえるよ」
レンは食べながら、アリスに注意していた。
「ごめんレン君、つい二人が凄くて、はいリオスとテオ君のスイーツね」
〈やったぁ、美味いぜ兄さん〉
〈そうだねテオ。凄く甘くて、ホッペが落ちそうだよ〉
リオスとテオはスイーツに夢中になりながら、美味しそうに食べていた。
「それよりもファング、スイーツ食べないの? いつもならレイス君みたいに食べるのに」
ファングはレンを見ないように、俯いていた。
「相当レン師匠に怒られたんですね」
レイスが的確について来ると、ファングは俯きながら頷いていた。
「そうだよ悪いかよ」
「誰も悪いとは言ってません」
「まぁ、自分でレン君との約束破ったんだから、自業自得だわ」
アリスとレイスは、フォレストが説教している所を最初だけ見てから、先に喫茶店に来ていた。
「お前に言われるとムカつくけど、何も反論出来ないよ」
自分で招いた事なので、ファングはアリスとレイスに反論出来なかった。
「本当情けないわ。もう切り替えなさいよ。やってしまった事は仕方ないでしょう。何時までもウジウジしていると、本当にレン君から見放されるわよ」
アリスに言われると、ファングが泣き付いてきた。
「アリス、それ本当なのか? 俺、レンに捨てられるのか?」
「ちょっと落ち着きなさい。別に捨てられないわよ。ただし、何時までもウジウジしていると、本当に捨てられるかもね」
「分かったけど、直ぐには立ち直れないよ」
「なら、このスイーツはレイス君にあげるわ」
何時までもウジウジしているので、アリスはファングのスイーツをレイスに渡していた。
「えっ、良いんですか? なら有り難く頂き‥‥‥何するんですかファング」
「何でお前が食べるんだよ。これは俺のだ! うーん美味いぜ」
ファングは急いでレイスからお皿を取りあげると、勢いよくスイーツを頬張っていた。
「クスクス」
「アリス、何がおかしいんだ」
「いや、何時ものファングに戻ったから」
「そうですね。やっぱりファングはこうでなくては意味がありません」
「レン君も、そう思うでしょう?」
アリスはスイーツを食べている、レンに声を掛けていた。
「そうだね。やっぱりその方が良いし、ファングらしさが出てきたね」
「そうかなレン?」
「何また弱気になっているの? 僕は余り怒りたくないんだからね。もしファングが本当に反省しているのなら、精霊の力を解放しても良いよ」
ファングの表情を見ながら、レンは話していた。
「レン君、甘いわよ。私は精霊の力を使わない方が良いわよ」
アリスは暫く罰を与えた方が良いと、主張していた。
「アリス、ファングはもう精霊何だよ。もし力を抑えて、また苦しむ事があったらどうするの? それに僕は、ファングが苦しむなら、罰はやめるよ。苦しむ姿は見たくないから」
レンの言葉を聞いて、ファングが泣いていた。
「ごめんレン、全部俺のせいで、絶対にもうしないよ」
「はいはい泣かないの、みっともないわよ、レン君が呆れているでしょう」
「だって、悪いのは俺とカイトだから」
「ほらウジウジしない。レン君、どうせファングを許してあげるんでしょう」
アリスは、レンの思っている事を見抜いていた。
「アリス、何でバラすの? ファング、もう怒らないから、そんな顔はしないで、それと罰も無しね」
「レン、許してくれるのか?」
ファングは、弱々しい声で聞き返していた。
「ファング、さっき、許してあげると言ったでしょう? いちいち聞き返さないでよ」
「レン、ありがとう。俺、もうしないから。カイトにも言い聞かせるから」
ファングは、大粒の涙を流しながら、レンに感謝していた。
「良かったわねファング、レン君に許して貰って。次、失態したら完全に終わりだからね」
「分かっているよ。いちいちグギ付けするなよ」
「まぁ良いわ。とりあえず元気になったみたいね」
「悪かったな、お前らに迷惑を掛けて」
ファングが元気を取り戻すと、改めてレン達に謝っていた。
「さて、ファングの事はこれで終わりにしましょう」
「そうだね。ファング、本当なら僕の傍に居るのが普通だけど、出来なくてごめんね」
「謝るなよレン。俺がレンの部屋から出て来たら、不審に思われる事は分かっているよ。それに、俺なら大丈夫だよ。お前の約束は絶対に守るから」
本当なら、ファングと一緒に居たいレンだったが、学生寮の規定があるので傍に置けなかった。
「ファングが、学生寮に入って入れば、問題なかったわね」
学生寮に入って入れば、ファングはレンの傍に居た後、自分の部屋で堂々と姿を変えられるので、かなり都合が良かった。
「確かにそうだな。今から学生寮に入れないかなレン?」
アリスの言葉を聞いて、レンに確認していた。
「それは聞いて見ないと分からないけど、ファングが学生寮に入れば、僕の不安は少し無くなるね」
レンはファングを傍に置きたかった。
「なら明日、学生寮を管理する先生に聞いてみましょう。学生寮に入れれば、ファングも安心するでしょう?」
「悪いなお前ら、色々と迷惑を掛けて」
「良いわよ別に、もし学生寮に入れたら、お金の方は私達が貯めたお金を使うから、それなりに働きなさいよ」
ファングが仮に学生寮に入った場合、五人が学生ギルドで稼いだ資金を充てるとアリスが提案していた。
「それで構わないぜ。お前らには本当感謝だよ。俺は助けられているばかりだなぁ」
何時も四人に助けられているので、ファングは感謝していた。
「当たり前だよファング。だって仲間でしょう? 困っていたら助け合うでしょう?」
「ありがとうレン。お前には本当に頭が上がらないよ」
ファングは今にも泣きそうだった。
「本当、レン君の前になると、本音が漏れるんだから、ほらまた泣きそうな顔をしているわよ」
「違うよ、これは嬉し泣きだよ」
「なら、明日みんなで行って聞いてみよう」
それから五人はゆっくり喫茶店で過ごした後、明日の予定を決めているのだった。
次回更新は明日です。温かくお待ち下さいm(__)m




