#7 波乱の入学式
お待たせしました。第7話公開です。いよいよあの二人がやって来ます。レン君はどうなるのか気になりますね(。>ω<。)
木々に桜が咲き誇り、いよいよリズワール王国魔法騎士学園の入学式を、迎えようとしている。レンは学生寮の自分の部屋で鏡を見ながら、服装の確認をしていた。
「ネクタイ、大丈夫かな?」
【大丈夫、レン様。似合っていますよ】
エレントに可愛いと言われながら、頬を若干赤くしている。
「エレント、学校や人前には緊急時以外、絶対に姿を見せないでね」
学園の入学式に行く前にエレントにくぎ付けしたが、笑顔で分かっていますよと言っているので、若干心配しつつも学生寮を出て、リズワール王国魔法騎士学園へ向かった。学生寮から数分で着くので、通学が非常に楽である。
うわ、かなり広いよ。しかも、学園の建物凄すぎる。
学園の凄さに驚いていた。ここリズワール王国魔法騎士学園は、初等部~高等部まで、各部毎に建屋があるので、学園の敷地はかなり広い。レンは広い敷地内を歩きながら、入学式会場の受付を目指して歩いた。会場で受付を済ませてから、先生の案内で建屋に入ると、既に多くの新入生や在校生が、建屋を埋め尽くしていた。
うわ、凄い人数だよ。全部、この学園の生徒何だ。僕、やっていけるかな。
今後の学生生活に、若干不安を憶えながら、入学式が始まるまで、椅子に座って待機していた。入学式が始まると、リズワール王国の国王や学園長らの、ありがたいお言葉を聞いていた。そして、最後の挨拶は新入生代表の挨拶のみになっていた。
「中等部新入生代表、魔法科、アリス・ステイ」
「はい!」
先生に名前を言われ、一人の少女が壇上に上がった。
うぁ、可愛い、まるで、お嬢様やお姫様みたいだよ。
目に映っているのは、茶色の髪でショートカット、目が水色に青が若干入っている瞳で、才色兼備を醸し出している雰囲気だった。新入生代表に見取れていると、
あれ? 今、こっちみたよ。まぁ、気のせいかな。周りの生徒に目線を向けながら、喋らないといけないし。
新入生代表の目線に、あまり気にしていない様子だったが少女の目線は、レン側に向いている回数が異常に多かった。入学式が無事に終わり、各学科毎に分かれて、先生に教室を案内されていた。
「凄い、今日から、この教室で学ぶんだ!」
教室は大学の講義みたいに、階段状に連なって机があり、自由に席を選べる。レンは適当に黒板が見える位置に座り、先生の話を聞いて、午前中は終わった。お昼は学食で済まして、午後からは、身体測定や魔力測定などが行われる為、教室を移動して別の建屋に来ていた。
「レン・フォワード君。体重と身長は紙に書いたから、次は魔力測定に移動してね」
「はい!」
魔力測定に移動していたが、レンは不安を抱えていた。精霊と契約をしているので、魔力量で規格外が出たらやばいと、内心落ち着いてなかった。
どうしよう。十段階でEX評価だったら、僕の人生終わるよ。規格外で自由を拘束されたら、シャレにならないし。
不安を抱えていたが、並んでいる奥から、先生の驚いた声が聞こえた。
「素晴らしい。新入生で二人目の、SS級の魔力量の生徒に会えるなんて」
先生の驚きに、生徒がざわめいていた。どんな生徒なのか、列の横から覗き込んでいたが、その生徒は上級生に囲まれて、勧誘されているみたいなので、見ることが出来なかった。
どんな生徒か見たかったけど、凄い生徒なら明日、噂になるから見に行ってみよう!
凄い生徒について考えていたら、レンの順番がやって来た。
「次、レン・フォワード君。水晶に触れて下さい」
先生に言われて、水晶に近付くが猶予していた。
どうしよう。順番来ちゃったよ。やるしかないよね。その時は、また考えれば良いし。
不安があるのか、ないのか、水晶に向かって、淡々と手をかざした。
「ふぉ、君も素晴らしいね。S級の魔力量を持つなんて。今年の生徒は凄い!」
先生は、驚いていたが、レンはホッとしていた。何故なら、自分より上の魔力量保持者がいるので、目立ってもそれほどではないと思っていたのだ。身体測定などが終わり、教室で先生から、明日の予定を伝えて解散になったので、荷物を入れて学生寮に戻ろうとした。
「おい待て、俺をおいて、帰るつもりか?」
一人の少年が突然、馴れ馴れしく声を掛けてきた。
誰、この金髪でイケメン過ぎる美少年は? 僕、一度も会った事ないのに、誰かと間違っているんじゃないの?
目をそらしながら、残念な目で聞いてみる。
「あのう、君、誰ですか? 会ったことないのですが、人を間違えてるんじゃないの?」
「いや、お前と会っているけど、何で俺を残念な目で見るの」
少年は寂しそうに、見つめている。こんなに目立った少年なら、直ぐに思い出すはずなのに何故か思い出せない。その様子を見ていた少年は、頭を抱えてため息を吐いた。
「俺だよ。ファング・ドレイト。フリップ山脈森林で会っただろう」
名前を聞いて、手をポンと叩いた。
「あぁ、ファングか。いや、変わりすぎだろ。前に会った時は髪長いし、服汚いし、汗臭いし」
「俺、お前に、どんな認識されるんだ。ともかく、あの時は忘れてこれが俺の本来の姿だから、頭に認識してくれよ」
ファングが必死に、前に会った姿を忘れろと言っていた。
「まさか、お前がこの学園に入学して、同じ学科で、しかも、年齢も同じ何て、びっくりしたぜ。魔力測定の時に俺、上級生に囲まれて、誘われていたが、正直興味なかったし。むしろレンと一緒にいた方が、楽しいからな!」
「そうだね。まさかファングが同じ、学園にいるなんて思わなかったよ」
ファングに苦笑いしながら答えていたが、どうしても腑に落ちない部分がある。
何で、僕と一緒にいた方が楽しんだ? 一緒にいても何も無いんですが?
首を傾げながら、ファングが上級生に誘われていることを話題にした。
「ねぇ、上級生に誘われていたんでしょう。上級生と一緒にいた方が、ファングの為になるんじゃないの?」
「レン、何言ってるだ。あいつらは、俺がSS級と知った途端、群がっただけだぞ。俺の価値を分かってない。それに比べ、お前は俺のこと分かってくれるし」
ファングが力説をしながら、こっちを見ている。
「分かったから、そんな目で見ないで。それよりファング、SS級何だね」
「あぁ、そうだな。測定して初めて知ったよ。それだけで、ひいきしたりしたいだろうな。レン」
ファングが幾度も、くぎを刺してくる。それから二人は、レンの学生寮まで、歩いてきた。
「それじゃ、ファングまた明日ね」
ファングと別れようとしたら、玄関口に立って足止めされる。
「待てレン、俺、帰らないからな」
何言ってるんだ、こいつと思いながらも、
「ファングは確か、この近くに住んで居るんでしょう。帰らないと家族が心配するよ?」
「レン、前に言ったが家族とは決別に近いんだ。俺はやりたいように、やっているから気にするな。それにお前の部屋で、話したいことがあるからな」
「僕に、話したいこと?」
ファングは意味深な発言をすると、仕方ないなぁと、学生寮の自分の部屋に案内した。
「狭くて、何もないところでごめんね」
「いや、俺がレンに、頼み込んだんだ。それくらい分かるよ」
ファングは部屋に入るなり、周りをキョロキョロしていた。
「それで、僕に話って何?」
「俺、レンと出会ってあの時、実は凄く嬉しかったんだ。今まで友達がいなくて、ずっと一人で修業させられていたから、お前に会えてよかったよ。今では、レンを親友と呼べる」
ファングが突然、自分の心境を語り出したので、レンは頷きながら聞いていた。
「だから、俺、初めて気が付いたんだ。レンと一緒に入れば、いろいろ楽しいし、それに俺を導いてくれる。だからレン、お前がどこか行く時は、必ず俺を連れていけ、お前のこと必ず護ってやるから」
「そんなこと思ってくれてたんだ。うん‥‥‥今、何言った!」
ファングの発言に、口をガクガクさせている。
「何って、お前がどこか行くなら、必ず連れて行けと言っただけだが。何か、問題でも?」
首を傾げながら淡々と喋っている中、レンは頭を抱えて蹲っていた。
何言ってるのファングは、僕とずっといるとか、おかしいでしょう。しかも、今のニアンスだと、僕、ファングに監視されるの? 嫌だよ。それに何で護られる側、確定なの?
チラッと、ファングを見るとレンの答えを待っているのか、落ち着かない様子だった。何とか、回避するべく疑問を述べた。
「別にいるのは構わないけど、ずっといる何て、無理なんじゃないの? 休みの日とか、家庭の事情があるし」
「レン、何言ってるだ。家族とは決別しようと考えてるし、ずっと暇だから安心しろ。何処にも修業いかないし、むしろレンと入れば、修業になるからな!」
必死に回避しようとすると、ファングに上手くまとめられてしまった。
「それじゃ、俺、帰るな。あっ、そうだ忘れてた。レン、肩を触らせてくれ」
「肩?」
ファングの謎の発言に、首を傾げながら、肩を触らせてあげた。
「ファング、何か肩にゴミでも付いてるの?」
「いや、ついてないけど、これで良し。これで、レンの魔力を感知出来るよ」
「まさか‥‥‥!」
「これで、何処に行っても大丈夫だな。これからよろしくな相棒!」
ファングは嬉しそうに言って、帰って行った。一人になったレンは、床に蹲っていた。
「ファングにやられた!」
【波乱の予感がしますわね】
「エレント、他人事みたいに言わないで」
その日の夜は、ファングの対策について、一晩中悩まされていた。
入学式から一夜が明け、レンは身支度を整えて、学園に向かっていた。学園に着くと、自分のクラスの廊下にすごい人混みが出来ていた。
何か事件でも起きたの、すごい人何だけど。
あまりの生徒の数に、教室が行きにくい。
「おはよう、レン。何だ、この騒ぎは?」
「おはよう、ファング。僕も、今来たらこの状態だったんだ」
すると、人混みの方から、少女が一人、速歩でやって来る。
「レン。あの人、入学式で挨拶していた人だよな」
「そうだね。確か、アリス・ステイだっけ」
二人でヒソヒソと話っていると、少女は二人の前に止まった。
「今、レンと聞こえたのですが。レン・フォワードはどちらですか?」
「はい、僕ですが」
少女に尋ねられたので、疑問に思いつつ答える。
「君がレン君、何だね。やっと会えたよ」
少女は、レンに抱きつて、かなり喜んでいた。それをファングが引き離す。
「何するのよ!」
「レンが嫌がっているだろう! それに初対面なんだから名前を名乗れ」
ファングに制止されて、少女はかなり不機嫌になっていた。
「私は、アリス・ステイです。名乗ったから、抱きついて良いでしょう」
「いや、駄目だろう!」
二人でやり取りしている中、レンは取り残されいた。
「あのう、僕、何処で会っていますか? 心辺りがないのですが?」
少女と出会っているのなら、直ぐに分かるのに、サッパリ検討が付かなかった。
「本当に私を覚えて無いんですね。無理もないです。あの時、あなたは名前を名乗らないで走って、行ってしまったので」
アリスの発言にファングが、お前、何やってるだと、目線で問いかけていた。
「いや、何のことだか、分からないのですが?」
「本当に分からないのですね。仕方ないです。昔、私が三人組に苛めらていたと、言えば分かりますか?」
アリスの言葉を聞いてレンは考えると、一つ心辺りがあるが、目の前にいる少女と全く別人の為、疑心暗鬼になっていた。
「もしかして、地味な服を着ていた、女の子?」
すると、アリスは恥ずかしいとばかりに、顔を赤くしていた。
「レン君。酷い、昔のこと思い出させないで、事実だけど‥‥‥」
手で顔を覆いながら、必死に昔の事を振り払おうとしている。
「いや、変わりすぎ。何があったの?」
「あの時、レン君と別れた後。私、心に決めたのです。あんなに可愛いレン君が助けてくれたのに、私はただ見ているのが悔しかった。だから、いろいろ気品や魔法を一生懸命学んで、今度レン君に会ったら私が彼を護ってあげようと、考えていたのです。そしたら偶然、彼を入学式で見かけて運命だと、思ったんです」
「へぇ、そうなんだ」
アリスが再会に喜んでいるなか、レンは頭を抱えていた。
何で僕、女の子に護られるの? 意味が分からないのですが? 普通、逆だよね。このままだと、ファングの二の舞になっちゃうよ。それに周りの視線が痛いのですが!
早く、この修羅場を収めようとしていた。
「アリスさん、気遣いはありがたいのですが。僕にはファングと言う、ボディガードがいるので」
「何を言ってるのか、分からないのですが? それにさん付けはやめて、アリスと言って下さい。レン君。私はもう君の傍にいると、決めたので」
アリスはファングに気付いていても、何も無かったかの用に、強引にまとめられた。その後、授業が始まる時間が近づいて来たので、また休み時間などに来ますねと言って、その場を後にした。
「お前、凄いな。アリス・ステイと知り合いだった何て」
「昔の事を言わなかったら、分からなかったよ」
レンは頭を抱えながら教室に向かって、歩いていた。その横でファングが、別に仲間が増えても、お前にずっとついて行くからなと、小さな声でくぎ付けをしていた。今日の予定は、学園の説明だけだったので、お昼には終わっていた。二人は、学生寮のレンの部屋に向かって、歩き出そうとしたら、教室の入口にアリスがいたので、裏側から出ようとした。
「レン君、何で私を避けるように逃げるのですか?」
「いや、多くの生徒が、こっちを見ているので」
「そんなこと、気にする必要はありませよ」
アリスは、そう言っているが周りを見ると、何故か高学年の生徒まで、入るのに気がついた。
「そんなに、気になるなら排除しましょうか?」
「おっ、排除するなら、俺に任せな!」
二人が恐ろしいことを言い出したので、慌てて制止させた。それから、レンを挟む用に、左右にアリスとファングがくっつく用に、廊下を歩いていた。
何で僕、こんな状態になっているだ。しかも、かなり目立つのですが。誰か助けて。
今にも、学園から逃げしたいよと、悲痛な叫びを内心で叫んでいると、高学年の生徒が声をかけて来た。
「おい、ちょっとまて、そこのSS級の魔力量を持つ二人」
高学年の生徒に足止めされると、アリスとファングは不機嫌になっていた。
「レン君、ちょっと待っててね。直ぐ片付けてくるから」
「レン、そこから動くなよ。直ぐに終わらせてくるから」
「いや、話だよね。何、物騒なこと言っているの?」
二人は、高学年の生徒に向いて、歩いて行った。
「お誘いなら、何回も断っているでしょう」
「先輩方には申し訳ないけど、そう言う誘い興味ないので」
二人が、先輩の誘いを断っている。
「簡単に、こっちも引き下がれないんだよ。この学園始まって以来、中等部最年少でSS級の魔力何て、誰だって部にスカウトするだろう」
先輩がそう言っていると、レンの背後から先輩達が現れてレンを囲んだ。
「レン君!」
「てめえ、卑怯だぞ!」
二人の表情が爆発寸前になっていた。その様子を先輩達に囲まれている所から、聞こえていた。
このままだとあの二人、何するか分からないよ。はぁ、あまり使いたく無かったが、大惨事になるよりましか。
レンは、一つ深呼吸をしてから、小さな声で言った。
「エレント、何とか先輩達を傷つけないように、僕を助けること出来ない」
【出来ますけど、宜しいのですか、レン様?】
「あの二人が暴動して、大惨事にさせるよりはマシだから」
【わかりかしたわ、レン様】
エレントに命令すると、レンの周囲に突然、強い風が巻き上がった。その間にレンは、エレントに抱かれて宙に浮いていたのだ。その様子を奥で指揮していた先輩が目撃した。
「何なんだお前は、それにお前を抱いている少女は誰なんだ」
先輩達の反応に、普通は驚くよねと思いつつも、レンが助かったのを見て、アリスとファングが先輩達をボコボコにしていた。大惨事には、ならなかったが、先輩達は慌てて逃げていった。その後、エレントにおろされて、二人がくい入るように尋ねて来た。
「レン、この美しい少女は誰なんだ」
「レン君の浮気者、ちゃんと説明して」
アリスはちょっと、突っかかる部分があるが、説明する事にした。
「エレント、二人に挨拶してあげて」
【わかりかしたわ。私は風の精霊エレント、レン様と契約している、精霊ですわ】
目の前の少女が精霊だと分かると、二人は目を輝かせている。
「レン、お前すごいな、精霊と契約してるなんて、やっぱり俺が見込んだ、奴だぜ」
「レン君、すごーい。精霊何て、初めて見たよ。普通は簡単に契約出来ないのに」
これ以上、生徒が集まる前にエレントの紹介を切り上げて、消えてもらうと、二人は精霊が消えた事に驚いていた。それから足早にその場から立ち去り、学生寮のレンの部屋に来ていた。
「ふぅ、酷い目に会ったよ」
「ごめんね。レン君」
「悪かった、お前を巻き込んで」
アリスとファングは、さっきの事を必死に謝っていた。
「それより、アリス。何でいるんだ。ここ男子寮だぞ」
「わかってるよ、ファング。さっきの事で、咄嗟にレン君の部屋に来ちゃったし。それにレン君の部屋、見れたから問題ない」
二人は息が合っているかのように、何時の間にか仲良しなっていた。
「しかし、レン君を護れなかったよ」
「そうだな。レンを護ってやると言ったのに、まだまだ俺、未熟だな」
二人のやり取りを聞いて、一人頭を抱えていた。
二人とも、何言ってるの。何で僕、護られる必要があるの? おかしいだろう。それに、この二人にずっと付きまとわれるの? これから僕、学生生活やっていけるのかな?
今後の学生生活に、不安を抱いている。
「レン君、精霊と契約してたんだね。びっくりしたよ。私も頑張って、君を護ってあげないとね」
「そうだな。精霊に負けないように、俺も頑張って、お前を護ってみせるからな」
「何に言ってるの、二人とも?」
アリスとファングは、意味不明に精霊に対して、何故かライバル意識を根付かせていた。その横でレンは、何を言っても無駄だと、目線が上の空に向いていた。それから三人は、学園の騒動が落ち着くまでレンの部屋で過ごした後、二人は帰って行った。
「やっと、帰って行ったよ」
【大変でしたわね。レン様】
エレントが優しいく、慰めていた。
「あの二人、何とかならない、エレントをライバル意識されてるみたいだけど」
【無理ですわね、あの二人。レン様にかなり執着しているみたいなので】
エレントにキッパリ否定された。その日はファングに続き、アリスも加わった事で、レンの苦悩は二倍に膨れ上がっていた。その頃、高学年との事件を目撃していた生徒の間では、精霊使いがいるとか、銀髪の少年に近付くと、恐ろしい二人組にやられるとか、いろいろと噂が絶えなかったらしい。
次回更新は未定です。長期にお待ち下さい。
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