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異世界転生したらヒロインや仲間が最強すぎて、なぜか護られています!  作者: 緑青白桃漠
第5章 長い夏季休暇中に巻き起こる冒険と新たな事件 最終節 学園が始まるまで遊び尽くす五人と新たな悩み!
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#72 久しぶりの街中でひと休み!

お待たせしました。第72話公開です。今回はユニーク数6000人突破したので、追加更新です。急いで書き上げました(。>ω<。)

 太陽がギンギンに照りつける中、五人はレンの家からリノワール王国の中心街に来ていた。


「しかし、暑くなって来たよね」

「そうね、そろそろ夏本番だよね」


 季節は夏を迎えようとしているので、これから地獄のような暑さが待っていた。


「毎回夏になると辛いぜ。何で温暖な気候なんだよ。もう少し、夏を快適に過ごしたいぜ」

「ファング、贅沢を言わないの、大陸によってはずっと寒い気候もあるのよ」

「そうですね。アリスさんの言うとおりですよ」

「うっ、確かに、だけど快適に過ごしたいよな」


 ファングは色々言っているけど、四人は冷たい目線で見ていた。


「ファングさんは、精霊だから暑さは関係ないと思いますよ」

「そうね、同感だわ」

「アクト、精霊は暑さを感じないよね」

【まぁ、そうだな。暑さは感じないぜ】

「えっ、そうなのか」

「だから、ファング、暑い時はよろしくね」

「まさか、俺がお前らを運ぶのか」


 四人はフォレストの中で、夏を過ごそうと考えていたので、ファングが泣き付いていた。


「ファング、離れて恥ずかしいでしょう」


 街中を歩いているので、多くの人がいた。


「頼むから、俺を仲間はずれにしないでよ。お前らが中に入ったら俺は一人なんだぞ」

「ならレイス君を渡すから良いでしょう」


 レイスを犠牲にしようとしているので、アリスに不満を漏らしていた。


「アリスさん、何で僕がファングさんの付き添いなんですか」

「良いぜ、レイスが付き合うなら」


 ファングが良いよと言うと、レイスは嫌な表情をしていた。


「僕は嫌ですよ」

「頑張って、僕達の為に」

「レン師匠まで‥‥‥分かりましたよやれば良いんでしょう」


 レイスはガックリしていたが、修業だと思い受け入れていた。五人はアリスの紹介で、食事が出来るレストランに来ていた。


 へぇ、意外と個室なんだね。


 アリスが連れて来たレストランは個室になっていて、それぞれ仕切りで囲まれた場所で、ゆっくりと過ごせる場所だった。


「意外と良い場所を知っているんだな」

「当たり前でしょう。レン君はあまり人前に見られたくないから、いつも個室を選んで入っているんでしょう」

「何でそんなに詳しいの? 僕、アリスに教えてないけど」


 レンが個室を選んでいる事は、本人しか知らないのに、何で知っているのか気になっていた。


「えっ、それは何でかしらオホホ」

「お前、絶対にレンの事を他の人から聞いているか、レンの跡をつけているかだろう」

「何の事かしらオホホ」

「図星だな」


 アリスが色々と調べていたので、レンは頭を押さえていた。


 何で僕が毎回、人目に付かない個室を選んでいる事を知っているの? 恐いんだけど、アリスはどこから情報を得ているの?


 アリスがレンの事を色々知っているので、本人は震えが止まらなかった。五人は料理を頼むと、ゆっくり寛いでいた。


「こうして、ゆっくりするのは、かなり久しぶりよね」

「そうだな。今まで色々あったからな」


 レン達の夏季休暇は自国を出てから色々あった。盗賊にあったり、遭難したり、クラーケンに出くわしたり、毎回が大変だったので、こうして伸び伸びとゆっくり出来るのはかなり久しぶりである。


「そうだね、久しぶりだよね。レイス、レイになって見れば、個室だから見られないよ。早く制御するんでしょう」


 レンは体をテーブルに倒れて、レイスに向かって言っていた。


「それもそうですね。レイビィス、早く究極形態を物にしようか」


 レイビィスはレイスのお腹で答えていたので、さっさとレイの姿に変わっていた。


「レン師匠、そんな状態にならないで、俺様を見て下さいよ」


 レイは倒れている、レンを揺すっていた。


「えっ、何でレイを見る必要があるの? これは二人の問題でしょう。僕は関係ないよね」


 レイの姿はレイスとレイビィスが鍵を握っているので、自分は関係ないと思っていた。


「関係ありますよ。レン師匠が見ているだけで、俺様の体は安定するんですよ」

「何その理屈は、僕がレイの事を落ち着かせているの?」

「そうですよ、見て下さい。俺様の体安定してますよね。魔力の調整だって出来てますよ。レン師匠が見ているだけで二人は喜んでいるんですよ」

「いや、レイの体を見ても、特に変化がないから分からないよ。それに魔力の調整だって見えないから判断出来ないし」

「それでもレン師匠が見ているだけで、俺様は嬉しいんです」


 レイが頑なに、レンを起こそうとしているので、レイの扱いが大変だと感じ始めていた。


「レン師匠、頼むから起きて下さい」

「分かったから、揺すらないでよ。見ていれば良いんでしょう。ならこれで良いよね」


 レンはレイの方向に体を傾けて、見ていた。


「レン師匠、寝たままこっちを見ないで下さい。確かに俺様の方を見ているけど、普通にして欲しいです」


 レイはレンの行動に呆れていたが、見ているだけでかなり嬉しかった。


「なぁレイ、ここで究極形態になっても意味ないよな。体を動かせないし」


 本来なら、ピンチの時に使う物なので、レイに確認していた。


「確かにそうですけど、今は二人の体を馴染ませているんですよ。まだ出来たてなので、体が安定してないんです。それに体を色々と確認をしたいしね」

「そうなのか、それじゃ今日は食事や排泄などを確認するのか?」

「そうですね。食事は出来ていますから、排尿や排便を確認したいです」


 食事はレンの家で確認したので、今日は排泄出来るか、確認しようと考えていた。


「そうなんだ。頑張ってね。僕はトイレまで付き合わないから」

「えっ、レン師匠に見て欲しいです。俺様の様子を確認して下さい」

「嫌だよ。何でレイの汚い物を見ないと行けないの? 僕は検便の医者じゃないよ」


 レンは嫌がっていたが、アリスとファングが言っていた。


「レン、レイを見てやれよ」

「そうよ。レイ君が必死に頼んでいるんだから、それにこれはレイが究極形態に近く為だと思ってやりなよ」

「アリスはともかく、ファングが僕の代わりに見てよ。命令して、あげるから」

「レン、何を考えているんだ。レイはレンとトイレ行きたいよな」

「俺様はレン師匠が良いです」

「ほら、レン。レイの頼みだぞ」

「イヤーだよ。何で僕なの」


 レンは嫌がっていたが、レイはレンを離す気はなかった。


「分かったよ。見れば良いんでしょう。ファングは後でしばく」

「何で俺を睨むんだ。睨むなら、レイスとレイビィスに怒れよ。こいつは二人の意思の代弁なんだよ」

「そんなの関係ないよ。精霊なら普通、僕を助けるよね」

「レン、俺が精霊だからって無茶苦茶過ぎだろう」


 レンがファングに向かって言い掛かりを言っているので、ファングは頭を痛めていた。料理が来ると五人は食事を始めていた。


「それよりも、この後はどうするの?」

「とりあえず、近くのお店を回って見ない」


 アリスが言うと、ファングが何かを思い出していた。


「そうだな。それでレン、リズワール王国に戻った時に武器屋に付き合ってくれないか、お前の剣はもうダメだろう」

「そうだね、遭難した時に剣が錆びたんだよね。ファングが手入れしたけど、もう寿命かな」


 遭難した時に剣を錆びらしていたので、ファングが気にしていた。


「いや俺が手入れしたから大丈夫だと思うけど、一応新しいのを買っていた方が安全だろな」

「レン君が持っている剣が錆びたの?」


 アリスが首を傾げているので、レンは鞘から剣を抜いて見せていた。


「また錆び始めているな」


 剣を見ると、至る所で錆びが見えていた。


「嘘、あんなにピカピカの剣がこんな姿になるの?」


 アリスは剣を見て驚いていた。


「やっぱり、海水がかなり影響したのかな」

「そうだな。今度剣を買う時は錆びにくい、塗料と特殊な魔法を刻む必要があるかもな」

「特殊な魔法なんかあるの?」


 聞き慣れない言葉が出て来たので、ファングに聞いていた。


「あるよ、剣作る時に魔石を混ぜるんだよ。そうする事で魔石が持つ力が剣に宿るんだよ。簡単に言えば属をあらかじめ付ける事が可能なんだよ」

「そうなんだ。初めて知ったよ」

 

 レンが頷きながら、ファングの説明を聞いていた。


「それでレン、武器屋に行ったらその剣を俺に渡してくれよ。俺が剣を作ってやるから」

「えっ、ファングが作るの」


 レンが驚いていた。


「俺だって剣を作れるよ。グラッセの親父の所で作らせ貰ったからな。この剣は俺が作ったんだよ」


 ファングは護身用の剣を鞘から抜いて、四人に見せていた。


「ファングがこれを作ったの? 凄いよ」


 レンは剣を持って、眺めていた。


「ファングは武器に関して詳しいけど、まさか武器を自分で製作するなんて凄いわね」


 アリスは関心していた。


「凄いだろう。やっぱり自分で作った方が、色々と都合が良いしな」

「へぇ、こんな立派な剣ならファングに頼もうかな?」

「そうだろう。なら俺が最強の剣を作ってやるよ」

「ありがとうファング」


 ファングは凄く喜んでいたが、レンは気にしていることがあった。


 まさか、フォレストの肉体を剣に、宿したりしないよねファング? 仮に宿したら、その剣は魔力を吸収して、フォレストの中に送られるの?


 不安もあるけど、ファングに武器の製作を頼んでいた。


「ありがとうレン、絶対にお前に合う最強の剣をあげるぜ。因みにお金は俺が払うからな」

「えっ、何でいつもファングが支払うの?」

「当たり前だ。俺はお前に世話になっているから、少しでも恩を返したいんだよ」


 ファングが仲間になってから、ずっとレンに付き添いしたり、迷惑をかけているので、ファングは少しでも恩を返したかった。


「分かったよ。どうせ言っても無駄でしょう」

「あぁそうだよ。だから、レンは何もしなくて大丈夫だからな。全部俺がやるから」


 剣の話が終わると、レイが声を掛けていた。


「レン師匠はこの後、街中を散策するんでしょう?」

「うん、そうだけどどうかしたの?」

「なら、街中を行く前に俺様とトイレに行きましょう。俺様、トイレしたくてウズウズします」


 レイがトイレに行こうと言っているので、レンは嫌な表情を見せていた。


「嫌だよ。何で僕が行くの」

「レン、頑張れ」

「レン君、任せたわ」

「レンお兄ちゃん頑張って」

「さぁ、行きましょうレン師匠」

「イヤー、ファング、アリス、レオスの薄情者!」


 レンは三人に怒鳴っていたが、レイに引っ張られてトイレに来ていた。


「僕はここにいるから早くしてよ」


 レンは扉の前で待っていたが、レイは不満な表情を見せていた。


「レン師匠、そこに居ないで、こっちに来て下さい」

「えっ、レイ何したの、体が引きずられる。うぁ」


 レイは魔法を使って、レンを扉を奥に引き込むと魔法で扉を固定して、開かないようにしていた。


「ちょっとレイ、これは何の真似なの?」

「さぁ、レン師匠、俺様の体を確認して下さい」

「やめて、レイ、僕に汚い物を見せないでイヤー」


 レンは魔法で閉じこめられたトイレの中で、レイの様子を生々と見せられていた。


「レン君遅いわね」

「そうだな。多分長い方だろうな」


 三人が待っている間、レンとレイがいるトイレでは、突然扉が開きレンがふらつきながら、扉の外に出ていた。


「うぇ、もう嫌、何で食事した後に、変な物を見せるの」


 レンはマジマジとレイの排泄物を見せられたので、気持ち悪くなっていた。


「はぁ、スッキリしたよ。ちゃんと排泄出来ていたよね。レン師匠」


 レイは笑顔で答えていた。


「そうだね、ちゃんと出来ていたよ。しかも長すぎ、本当に二人分なんだね。体の作りは僕と変わらないのに、何であんな大量に出るの、見ている僕が気持ち悪いよ」


 あまりに長いトイレなので、レイに確認していた。


「多分、通常になっても同じですよ。だって俺様が二人に変わって、排泄してあげてるだけですよ」

「えっ、そうなの? それじゃ通常時も同じなの?」

「そうだよ。これは俺様がちゃんと出来るか確認しただけだよ。排泄出来ないと、色々不都合が起きるでしょう。仮に出来なかったら、体を作り替える必要があったけど問題ないですね」


 レイに言われて、驚いていた。トイレが終わるとふらつきながら、三人の所に戻って来た。


「随分長いトイレね」


 あまりにも長いトイレなので、アリスが聞いていた。


「僕に言わないでレイに言ってよ。見ているだけ凄いから、だけど気持ち悪くなるよ」

「お前が何を見たか知らないけど、分かった事はトイレが長い事だな。多分、レイが言っていた通り二人分が出たんだろう」

「そうだよ。今度はファングが確認すれば」

「何で俺がこいつの汚い物を見るんだよ」


 レンはファングに振ると嫌がっていたので、レイが怒っていた。


「ファング、俺様のあれが見られないんですか? なら今度、俺様に付き合って見て下さい。じっくりとね」

「ちょっと待てレイ、レンと扱いが違うだろう」

「レン師匠は特別です」

「ファング、諦めな。一度見た方が良いよ」

「レン、あんまりだよ」


 ファングは嫌がっていたが、レンに言われて諦めていた。


「それじゃ今度、俺様に付き合ってよ」

「分かったから、念を押すな。はぁ、マジでレイのあれを見るのか」


 ファングはレンが見てきた光景を想像していた。


「それじゃ、レイ、そろそろレイスに戻ってよ」

「うん、分かったよ。それじゃレイス、レイビィスよろしくね。あっ、レン師匠に抱き付くの忘れてた。えっい」


 レイはレンを抱きしめるとレイスに戻っていた。


「すみません、また抱き付いてしまいましたね」

「いや良いんだけど、どうしてレイは抱き付いて戻るの」


 レンは不思議に思っていた。


「多分、僕が悪いんですよ。レン師匠が最近、構ってくれないから、僕の欲望がレイの欲求に繋がったんですよ」

「そうなんだね。僕がずっとファングに構っていたから、レイスは寂しかったんだね」


 レイスを撫でると凄く喜んでいた。


「それじゃ、街中を行く前にここで、レイビィスと話をしても良いかな」

「良いですけど、何か話すんですか」


 レイスが話の内容を気にしていた。


「レイビィスとあまり話してないから、ここで色々聞こうと思ってね」

「あっそう言う事ですか、分かりました。それじゃレイビィスに変わりますよ。口を貸すより直接魔神モードになった方がレイビィスの負担軽減になるので良いですよね。その間はレイビィスの中で聞いていますよ」

「ありがとうレイス」

「それじゃレイビィス、レン師匠に迷惑掛けないでね‥‥‥レン様、俺様に話ってなんだ」


 レイビィスは何を聞かれるのか、不安な表情を見せていた。


「レイビィスがレイスに言って、完全な姿になろうと言ったんでしょう。何で急になろうと考えたの?」


 レイビィスはレン達を憎んでいたのに、何で完全な姿になろうとしたのか理解出来なかった。


「そんなの簡単だぜ。俺様はお前達を信用しているからだよ。だから俺様はこいつと、一つになろうと決められたんだ。それにこいつの波長は、俺様の波長とぴったり合うんだよ。だから禁忌に近い姿になれたんだよ」


 レイビィスの説明を聞いて頷いていた。


「なるほどね。たまたまレイスの波長が同じ事に気付いて、なろうとしたんだ」

「そうだよ。なんか文句でもあるのか」

「いやないけど、レイスが素直に受け入れたなと思ってね」


 本当にレイスが受け入れたのか、レイビィスに再度確認すると、体を震わせながら話していた。


「それは‥‥‥俺様が嘘をついて、強引に引き込んだよ。悪いと思っているけど、俺様はレン様を護りたいんだよ。レン様に助けられて、俺様は幸せなんだよ。こいつの中で鱈腹魔力を味わえるし、楽しい事がたくさんあるから」


 レイビィスが本音を吐き出していたので、レンが慰めていた。


「レイビィスの本音が聞けてよかったよ。これからもレイスを頼むよ」

「うん、俺様、レイスをサポートするし、レイの姿でレン様を護って見せるよ」


 レイビィスは笑顔を見せると、レイスに戻っていた。


「えっ、ここで戻るんですか、なんか途中じゃないですか?」

「良いよレイス、レイビィスは充分だと感じたんだよ。それにレイビィスの本音も聞けたから、大丈夫だよ」

「分かりました。レイビィス、これから僕と頑張ろうね」


 レイスはレイビィスに語りかけると、お腹を強く叩いていた。五人は飲食店から出ると、街中を散策して、夕方頃にはレンの家に戻っていた。


「ただいま、今戻りました」

「お帰りレン! 遅いから心配したよ」

「お帰りなさいレン様、遅いから心配しましたよ。食事が出来てみんな待っていますよ」


 扉を開けると、レイジとクレアが出迎えていた。五人は大広間に移動すると席についていた。


「父様、母様、遅くなってすみません」

「良いのよ、謝らなくて」

「そうだぞ、お前が無事ならそれで良いんだ。だけど、あまり遅くなるなよ。レイジとクレア王女がソワソワして大変だったんだからな」


 レンの帰りが遅いので、レイジとクレアは捜索部隊を作って、捜索させようと考えていた事をマイクから聞かされていた。


 レイジ兄さんとクレア姉さんは、何をしようと考えているの? 街中の散策で寄り道して、遅くなっただけなのに、捜索部隊を出さないで、街中の人達に迷惑が掛かるよ。


 レイジとクレアが大掛かりで捜索しようとしていたので、今後外出する時間帯が短くなると悟っていた。


「それじゃ、食事にしましょうか」


 クレアが手を叩くと、家政婦の人達がやって来て、一人一人に料理が並べられていた。


「これ、母様とクレアが作ったんですか」

「そうですよレン様、早く仕事を終えて、一生懸命作りました」

「へぇ、そうなんだ。それじゃ頂きます。うっ、美味い! 懐かしい味だよ」


 レンが美味しそうに食べている様子を家族全員見ると、笑顔を見せて食べ始めていた。


「うーん本当に懐かしい味だよ。さすが母さんだよ。クレアも美味しいよね」

「はい、美味しいですわ。これがフォワード家の食事何ですね」


 クレアはセリアの手伝いをして、料理を見ていたが実際に食べるとかなり美味しかったので、他にもフォワード家で作っている料理を食べたいと思っていた。


「クレアが気に入っているみたいだよ。これもレンのおかげだよ」


 レイジは笑顔でレンを見ていた。


「僕はただ普通の食事がしたかっただけですよ」

「そんな事ありませんわ。レン様が言わなかったら、庶民的な料理にあえませんわ」


 クレアはレンの言葉を否定していた。


「そうですか、クレア姉さんが喜んでいるのなら、これからもよろしくお願いします」

「分かりましたわ。今度はレン様の好物を揃えますね」

「アハハッ、ありがとうクレア姉さん」


 五人とレンの家族達はその後も食事をしながら、色々盛り上がっているのだった。

次回更新は未定です。温かくお待ち下さいm(__)m次回更新は番外編になりますm(_ _)m

更新予定は毎回0時にセットしています。

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