#64 コロッソ村のフェスにレッツゴー!
お待たせしました。第64話公開です。近くの村でフェス開催!レン君達は遊ぶ為に、行くみたいですね。どんな展開になるんだろう?(。>ω<。)
五人はフォード王国にある街中の宿で一泊して、朝早くからフォード王国のギルドへ来ていた。
うーん、何か面白い依頼とかないかな?
五人はそれぞれ依頼書を確認していた。
うん? コロッソ村でフェスでもやるのか? しかも、僕がいた世界とちょっと雰囲気が似ている。
偶然見つけた張り紙には、着ぐるみを着ながら、よく分からない衣装を付けた、変わったお祭りみたいな張り紙があった。
「レン君、何か良い依頼書見つかった?」
「いや、見つからないけど、ここに行ってみない?」
アリスに張り紙を見せると目を輝かせていた。
「へぇ、フェス何かやっているのね。ちょっと気になるわ。それにここを見て、ちょうど温泉街の村だよ」
「ここって温泉街の村なの?」
ここが温泉街の村だと知らずにアリスに勧めていた。
「あれ、レン君知らないの? ここはちょうど火山地帯に囲まれた村よ。多分観光客を集めるためのイベントだわね」
「へぇ、温泉街の村なんだ。なら行こうぜ。久しぶりに温泉でゆっくり疲れを取りたいし、それにお祭りで気分転換しようぜ」
温泉と聞いて、ファングが突然二人の中に入っていた。
「本当にファングはどこから湧いて現れるんだか」
「良いだろう。折角面白そうなの見付けたんだから」
「それでアリスさん、フェスはやっているんですか?」
「大丈夫よ。今週までやっているみたいだわ」
「なら行こうぜ。良いだろうレン」
「はいはい、分かったよ」
五人はコロッソ村に向かうため、フォード王国の北側にあるグレン火山地帯を目指して歩き始めていた。
「はぁはぁ、おい、お前ら、何で俺の中で休んでいるんだよ」
人がいない場所を見つけると、四人はフォレストの体内で休んでいた。
「ファング、グレン火山地帯は山道が続く険しい道の先にあるんだから、レン君を疲れさせる事はしないの」
コロッソ村は険しい山道の奥にある。
「レンは良いけど、お前ら三人は歩けよ」
「ちょっとファング、何で僕だけ良いんだよ」
レンだけ、良いと言うのでファングに対して、不満の表情をしていた。
「そんなの簡単だぜ。だってずっとレンを近くに感じられるから」
「キモいわよファング、さっさと歩きなさい。ペースが落ちているわよ」
ファングが投影している映像を見ながら、アリスが注意している。
「お前ら、俺を便利な道具だと思っているだろう」
「良いじゃない、使える物は使うのよ」
「お前は鬼だよ。それに、カイトは皆と雑談してズルいんだけど」
カイトがレン達と話しているので羨ましかった。
「仕方ないよ、僕は基本的に中に入るんだから、表に出ない分レン君達と話しても良いと思うけど」
ファングとカイトは基本的にどちらか表に出て行動するので、行動をしない側は体内で待機している状態である。
「カイト、なら俺と変われよ」
「嫌だね。僕はこの状態でレン君達といるから、ファングは安心してコロッソ村に向かってよ」
「カイト!」
カイトが変わってくれないので、ファングが拗ねていた。
「ファング、ある程度移動したら、休める場所で休憩してこっちに来なよ。それなら良いでしょう」
「うん分かったよレン。ありがとう」
「はぁ、レン君、甘いわよ」
「仕方ないよ。あのままだとファングが可愛そうに見えるから」
ファングはある程度移動したら、昼寝を始めてレン達の所に来ていた。
「ファング、あんなに元気ならもっと早く行きなさいよね」
レンの一言でファングは息を吹き返し、走りながら移動していた。
「別に良いだろう。俺の心の支えはレンだけなんだから」
「うぁ、本当にキモいわ」
ファングはレンの横に寄り添っていた。
「まぁまぁ、アリスそんな事を言わないの、ファングは僕達を一生懸命運んで入るんだから」
「レン!」
ファングは嬉しくて、レンを抱きしめていた。
「ファング、やめて。僕がファングの中に入っちゃうよ」
「ごめん、ここは俺とカイトの体内だったな」
「相変わらずよね、それじゃ休憩しましょう」
「いや、お前らはずっと俺の中で休んでいたよな」
ファングは不満な表情を見せていたが、アリスは調理場からお菓子や飲み物を用意していた。
「しかしフォレストの中は便利だよね。調理場まで作ってあるんだから、しかも冷蔵庫完備だしね」
フォレストの体内はアリスに色々改造されて、便利な空間と化していた。
「あぁ、そうだな。ほとんどアリスに改造されたけどな」
「最初の時はかなり痛かったよね。特に飲み水の貯水槽や家電類だよね。家電なんか、コードを肉体にぶっさすとか普通あり得ないよ。しかも、そこに適度な電気を流せとか無茶苦茶だよ」
「飲み水の貯水槽も酷いだろう。俺らの肉体を貯水槽の形にして、一度綺麗に磨くんだから、マジで細胞がヒリヒリしたよ。しかも、貯水槽の一部を水道の蛇口と連結しろとか鬼だよ。まして飲み水を吸収するなとか本当に無茶苦茶だよ。おかげで、俺らの体はボロボロだよ」
アリスに色々と改造されているので、二人は怯えていた。
「良いじゃない。おかげで、住みやすい環境になったでしょう?」
「そんな分けないだろう。台所で使用した排泄水や生ゴミを俺らに食べさせやがって、おかげで気持ち悪くなったよ」
「僕は味覚がおかしくなりそうだよ」
台所で使用した水や食べ残しの物、更には野菜で出た皮などをフォレストに与えていた。
「えっ、だってフォレストは何でも消化して魔力にするんだから、環境に優しいよね」
「お前、吸収出来ない物は排便や排尿をしているの知っているだろう。特に排泄水は排便より大変なんだぞ。排泄水に比例して排尿するんだから」
魔力を絞り取って、残ったカスや水はフォレストの体内から排泄しているが、人間の姿になると人間と同じ方法で排便と排尿を行っている。
「そうなんだ。大量に排泄水を出している割にはトイレに行く回数が少ないけど?」
「当たり前だ。何回も行ったら変だろう? 俺とカイトの二人分を溜められるから大丈夫だけど、極力抑えてくれよ無理は言わないから。まずは綺麗に安全な物をレンに食べて貰いたいからな」
ファングが意味不明な理屈を最後に付けていた。
「結局は容認しているよね」
「うるさいな、アリスに改造された時点でもう諦めたよ」
「そうだね、あんな事をされたら、僕達は何も出来ないよ。もう僕達の体はレン君達の家になっているから」
フォレストの体内の一部は既に、家にいるような造りにされていたので、ファングとカイトはうな垂れていた。
「まぁ、機嫌直してよ二人とも、アリスも責めないの? しかも食べている時に汚い話をしないでよ」
「ごめんなさいレン君」
「ごめんなレン」
「ごめんレン君」
レンはお菓子を食べながら、三人に注意していた。
「でも、ファングとカイトのおかげで、住みやすくなったのは間違いないんだから二人には感謝しているよ」
「ありがとうレン、レンの為なら何でもやるよ」
「何よその変わりようわ」
「僕もレン君の頼みなら良いよ」
「カイトまで」
二人の変わりようにアリスが嘆いていた。
「しかし、このお菓子美味しいですね」
「レイス君が食べているのは、タルトチェリーよ、他にもタルトベリーやタルトクリームなどあるわね」
アリスはお菓子の種類を自慢げに言っていた。
「レイン王国で大量に買って、ここの冷蔵庫に保存するとかアリスだけだよ。本来なら俺らで吸収しているぜ」
「ファングは色々と理由を言うけど、結局は食べたりしないでしょう」
「うっ、それを言われると困るんだけど。どうせ食べたら怒るだろう」
アリスに見透かされていて、反論出来なかった。
「それよりも、ファング、カイト、僕気付いた事があるんだけど」
「何だよ。俺とカイトをジロジロ見て」
レンが二人を見ているので、首を傾げていた。
「いや、二人は痛覚や味覚などを共有しているんだよね」
「そうだけど、それが何だよ」
「なら、二人分を食べなくても良いんじゃないの? どちらか食べれば味覚が伝わるから、食べた感覚もあるでしょう」
レンに言われるとファングとカイトが互いを見ていた。
「なら、これは俺が食べるぜ」
「いやいや、これは僕が食べるよ。ファングはさっさと移動を始めてよ。食べた感覚や味覚は伝わるんだから」
ファングとカイトがお菓子で取り合いしている。
「レン君が余計な事を言うから」
「えっ、僕のせいなの? だって、同じのを同時に食べたら、味覚がおかしくなると思って?」
「それはないわよ。ファングとカイトの事だから、大好物だけは、味覚をそれぞれ切り離しているわよ。そうでしょうファング、カイト?」
「あぁ、そうだけど、レンに言われると確かにどちらか食べれば充分だと思うよ」
「レン君が気になるのは無理ないね。僕とファングは常に繋がっているから、魔力や消化器官、更には排泄だって共有しているよ」
レンは二人の取り合いをしている姿が見苦しいので、ファングとカイトにお菓子を与えていた。
「しかし、いつ見ても不思議な体だよね。一体どうなっているのかしら」
ファングとカイトがお菓子を食べている様子をジロジロ見ていた。
「アリスはそんなに俺とカイトが気になるのか? 別に良いだろう、そんなにジロジロ見るなよ」
「いや、見ていると面白いから」
「あっそうですか」
お菓子を食べ終わるとファングは本体を動かして、コロッソ村に向けて再び歩き始めていた。
「お前ら、ギリギリまでフォレストの中で休むのか」
お菓子を食べ終えても、出てくる気配を感じないので、俯き加減で歩いていた。
「当たり前でしょう、何か文句あるの?」
「いや大ありだろう。子供が一人で山道を歩くなんて不自然だろう」
山道を一人で歩いているので、ファングが疑問を呈していた。
「確かにそうね。ならレイス君を送るわ。それで良いでしょう」
「お前、本当に歩く気がないんだな」
ファングは呆れていたが、とりあえずフォレストの中から、レイスが出て来ると二人仲良く歩いていた。
「悪いなレイス、付き合わせて」
「別に構いませんよ、これも修業になりますから」
「お前は相変わらず、熱い男だな」
「それじゃ、ファング、あとはよろしく。私達は昼寝をするから、着たいたらカイトに教えてあげてね」
「レンとレオスはともかく、アリスは寝るな」
アリスに怒っていたが、寝ようとしていたので、ファングはうな垂れていた。
「まぁ、まぁアリスさんに言っても無駄ですよ。とりあえずコロッソ村へ行きましょう」
「お前、俺をフォローする気ないだろう」
ファングとレイスは険しい山道をひたすら数時間歩くと、村が遠くに見え始めていた。
「はぁはぁ、ようやく着くぜ。お前らさっさと起きろよ」
ファングを通して、カイトに起こされると三人はフォレストの中から出ていた。
「うーん、よく寝たわ」
「そうだね、レオスもよく眠れた?」
「うん、バッチリだよ」
三人の様子を見ていた、ファングはうな垂れていた。
「ほら行くわよ」
「ファング、気持ち良く寝られたよ。また宜しくね」
「レン、俺の中にもう少し入れば」
「レン師匠、ファングさんの扱いに慣れていますね」
「そうね。ファングの唯一の支えはレン君よね。レン君がいなかったらファングは今頃どうしていたか」
落ち込んでいたファングを立ち直らせたので、三人は凄いと感心していた。
うぁ、凄い人だよ。山に囲まれているのに凄いよ。
コロッソ村は温泉街の集落で、あっちこっちで温泉が湧き上がる場所である。
しかも、色々な着ぐるみを着ているよ。マスコットキャラかな。
コロッソ村に入ると多くの出店や着ぐるみを着た人が出迎えていた。
「ようこそ、温泉集落コロッソ村へ、今は色々なイベントをやっているので見て行って下さい」
着ぐるみを着た人から、パンフレットを貰い見ていた。
「いろいろイベントをやって入るんだね」
パンフレットに書かれているイベントはさまざまで、劇の鑑賞や着ぐるみ体験、撮影会などあった。
「とりあえず、ここで個別行動にしようか、折角のお祭りなんだから楽しもうよ」
レンは一人で行動したいので、みんなをその気にさせていた。
「なら、俺はレンと行動するぜ」
「私もレン君と一緒に回りたいわ」
「僕もレン師匠と行きたいです」
「レンお兄ちゃんと回りたい」
「はぁ、また修羅場になるよ」
レンは個別に行動したいのに四人がストップを掛けられて、俯き加減になっていた。
「なら、ここは正々堂々と勝負よ」
アリスが言うと四人は頷き、ジャンケンで勝敗を決めていた。
「ヨッシャー、また俺の勝ちだな。そっちは三人で回れよ」
「何でいつも勝てないの!」
アリスがジャンケンでまた、レンと一緒に回れないので、俯きになりかけていた。
「それじゃアリス、僕はファングと行くから二人を宜しくね」
「分かったわ、レオスとレイス君は任せない」
力が抜けたアリスとレオス、レイスを見送って、レンとファングは村の中を歩き始めていた。
「なぁ、どこに行くんだ」
ファングが嬉しそうな表情でレンを見つめていた。
「ファング、何で笑顔なの気持ち悪いよ」
「良いだろう、こうしてお前と過ごせるんだから、今まで俺の中で生活していたから、やっと普通に戻れたと思って」
やっと人間らしい行動をレンと一緒に出来ることが嬉しかった。
「そうだね、今までファングはフォレストになっていた時間が長かったから、そう感じるのは無理ないよね」
「あぁ、辛かったよ。お前に人間らしくやれって言われてもなかなか慣れなかったからな」
「仕方ないよ。あれは事情が違うからね。とりあえず今日はフェスを楽しもうよ」
「そうだな。レン、早く行こうぜ」
二人はコロッソ村のフェスを楽しみ始めた。
「よっ、うぁ、当たらねぇ」
「残念」
的当ての射撃をしてみたり、
「やっ、入らない」
「レン、こうやるんだよ‥‥‥」
「入らないじゃん」
「悪いレン」
輪投げをしてみたり、いろいろイベントを巡っていた。
「ファング、楽しいね」
「あぁ、なんか久しぶりに動き回ったな」
「カイトはイベントに興味ないの?」
「いや、彼奴も楽しんでいるぜ。ほら見ろよ」
ファングが顔に手を当てて、目だけを見せると、左右の色が白と黒に光っていた。
「えっ、目が左右違う色をしてる」
「おっとこれ以上していると、俺が人間じゃないとバレるな。今は俺とカイトが両方表にいる状態だよ。まぁ、人格の主導権は俺だけど、カイトも楽しんでいるぜ。何なら俺の腹に当ててみなよ」
「何かフォレストの体を二人で色々と改造してない。前の精霊フォレスが見たら何て言うかな」
「レン、もうフォレスの事は言わないんだろう。この体は俺とカイトの体なんだから自由に改造をさせてもらうぜ」
ファングとカイトの芸当に驚きながら、とりあえずファングのお腹に手を当てると、激しくお腹を突き上げて、喜んでいる様子が見て取れた。
「カイト、少しは抑えろよ。誰かに見られたらどうする」
「ごめんファング、楽しく参加している事をレン君に伝えたかったから」
「まぁ気を付けろよ。今日は怒りたくないんだよ。レンが久しぶりに笑顔を見せているから」
「分かっているよ、僕もレンが怒ったり、悲しむ顔は見たくないから。僕もファングの中で楽しませて貰うよ」
お腹をかなり突き上げていたので、ファングがカイトに注意していた。
「ファングはどこか見たい所はあるの?」
ずっとレンの行きたい所を行っていたので、ファングに聞いていた。
「えっ、俺はレンの行きたい所ならどこでも良いよ」
「それじゃダメだよ。折角のお祭りなんだから」
レンに言われて、ファングが困った顔をしていた。
「なぁカイト、お前は行きたい所はあるか」
「えっ、そこで僕に振るの」
ファングはカイトに助けを求めていた。
「良いだろう、早く決めろよ。レンが変な目で見られるだろう。楽しんでないとか言われそうなんだよ」
「はぁ分かったよ。それじゃここにしなよ」
カイトの行きたい所を伝えると、ファングはそのままレンに伝えていた。
「へぇ、トロッコレース何かあるんだ。面白そうだね」
「だろう、行って見ようぜ」
「そうだね、トロッコレースは午後だから、とりあえずそろそろお昼にしよう。アリス達と合流して」
レンとファングはアリス達と待ち合わせたお店に入り、料理を頼んで休んでいた。
「レン君とファングの方はどうだった?」
「えっ、そんなに凄い所は回ってないよ」
レンとファングは回って来た所を話していた。
「へぇ、二人はほとんど遊びの方に行ったのね。私達は劇とかを見てきたわ。それと着ぐるみ体験ね」
アリス達は行って来た事を話していた。
「へぇ、着ぐるみは色々と種類があるんだね」
「そうよ、しかも可愛いのから、おかしな着ぐるみまで色々あったわ。しかもレオス君が可愛くて、抱き付きたくなるわよ」
「レンお兄ちゃん、違うからね。僕はただアリスお姉ちゃんに進められただけだから」
レオスが必死に否定していた。
「そんな分けないでしょう。レオス君が率先して来ていたでしょう。そうよねレイス君」
「そうですね、レオスさんの着ぐるみは天使見たいですよ」
「だからそんなんじゃないよ。信じてよレンお兄ちゃん」
「まぁ、レオスは色々と興味があるんだね」
「だから違うよ、レンお兄ちゃん」
レオスは珍しくうな垂れていた。
「お待たせしました、温泉卵風のオムライスです」
料理が来ると、五人は食事を始めていた。
「普通のオムライスと変わらないね」
「そうね、どこが温泉卵風何かしら」
オムライスをスプーンですくって見ていた。
「美味い、何かいつも食べているオムライスと違う気がする」
「ファングさんは何でも美味いとか言っていますよね。精霊になったから味覚がおかしくなりましたか」
「そんな分けないだろうレイス。お前、ここまでの移動中に話していただろう。ちゃん味覚はあるから不味いとか分かるよ」
レイスが疑っていたので、ファングが正していた。
「まぁ、良いわ食べて見ましょう」
「そうだね」
ファングの後に続いて食べると、四人は黙々と食べていた。
「何か普通のオムライスみたいだけど、卵の食感が違うね」
「本当ね、作り方でこんなに差があるんだね。今度試して見ようかしら」
五人は温泉卵風のオムライスを美味しく食べ終わると、話は午後の予定になっていた。
「へぇ、トロッコレース何かあるのね」
「ファングが見付けたんだよ。しかも飛び入り参加オッケーで賞金も出るんだよ」
「賞金は何が出るんですか?」
「さぁ、それは行ってみないと分からないかな」
「なら、行って見ましょう。私も楽しみだわ」
五人はトロッコレースが開催する時間まで、お店の中で過ごしているのだった。
次回更新は明日です。温かくお待ち下さいm(__)m




