番外編#2 スワン湖でのピクニック
今回は番外編です!かなり短いです!以前言っていたピクニックをするみたいですね(。>ω<。)
伝説の剣を見つけて五日が経ち、レンは着実に課外授業に向けて、持っていく荷物を整理していた。そして今日は以前話していたスワン湖へのピクニックに向けて朝早くからリノワール平原を北西に向かって歩いている最中だった。
「今日はゆっくりスワン湖で楽しもうね」
「そうだねレンお兄ちゃん、僕もピクニック楽しみ」
「そうね!レン君、私今日の為に凄いお弁当作ったから楽しみにしてね!」
「アリス、ちょっと待って何で俺が荷物を持っているんだ!」
「何言ってるの? ファングは荷物係と決まっているでしょう! それに鍛えられるから一石二鳥じゃない!」
「何で俺、荷物係に任命されているんだ!」
レン、アリス、レオスは楽しく歩きながら会話している中、ファングだけ、アリスが作った弁当などを持たされていた。歩きながら数時間後、目的地のスワン湖に到着した。四人はスワン湖に着くなり、それぞれお昼になるまで各自好きな事をしていた。
「レン君は、ファングと遊ばないの?」
「いや、僕は少し昼寝でもしようと思って! たまにはゆっくり寛ぎたいから」
昼寝をしようと、敷物を敷いてその上に横になって寝ようとした所、アリスがレンの顔を覗き込むようにして話していた。
「そっかぁ、分かったよ! それじゃ膝枕しようか?」
「えっ! アリス何言ってるの?」
「いいじゃない、たまには私がレン君独り占めしても良いでしょう!」
アリスが膝枕してあげると何回も言ってくるので、嫌がっていたが、このままじゃ眠れないと思い、仕方ないアリスの膝に頭を乗せていた。
「エレントいる?」
【レン様、お呼びでしょうか!】
「今日は皆でピクニックに来ているから、エレントも姿さらしてファング達と遊んできたら!」
【分かりましたわ、ファング達を脅かしてあげますわ】
「余りびびらせない程度にね! それと前みたいに湖に入る時は全裸はダメだからね!」
【分かっていますわ、それとお昼を食べ終わったら私と遊んで下さいね、レン様!】
エレントはクスクスと笑いながら、ファング達に向かって言った。それからレンはアリスの膝枕で眠りに入り、アリスは眠った姿を見て物凄く興奮しそうな表情をしながら頭を軽く撫でていた。ファングとレオスは湖付近で魔法の練習や体術の特訓などをしていが、エレントがファングの背後から突然現れて、びっくりしたのか、湖に飛び込んでびしょ濡れになっていた。その後はファング達はエレントに軽く対戦相手になってもらい稽古を付けてもらっていた。お昼を迎えれるとアリスはレンを起こしてファング達を呼んだ。
「ファング、何で服濡れてるの?」
アリスの膝枕で寝ていた為、ファングが湖に飛び込んだ事を知らなかった。
「いや、それが精霊エレントが突然背後から現れたからついビックリして湖に飛び込んじまった」
「へぇ、そうなんだ!」
「レン、何変な目で俺を見ているんだ」
「いや、別に! エレント、ファングを脅かしたの」
【はい、軽く脅かした程度なのですが、相当びびっていましたわ】
「そうなんだ!」
「レン、精霊エレントに聞いて、何回も俺を見るな」
ファングはびびって何かいない、ただ驚いただけだと言っていたが、レンとアリスが冷たい目で見ていた。
「ファングはほっといてお昼にしましょう」
「おいアリス、俺の話がまだ‥‥‥」
ファングは納得していなかったが、レン達はファングを無視して、お弁当を食べ始めていた。
「アリスのお弁当凄く美味しいよ! それよりも今日は何時もより量が多いよね」
「アリスお姉ちゃんのお弁当凄く美味しいよ」
「レン君とレオス君に喜んで貰えて私凄く嬉しいよ! 今日は張り切っちゃて多く作り過ぎたのよ! でも大丈夫みたいね、ファングが沢山食べているから」
「アリス、俺が大食い見たいな事言うな! 今日はエレントに稽古付けて貰ったからお腹がペコペコなんだぜ」
「本当かしら、まぁ残ったらファングに無理やりでも食べさせるつもりだけど」
「アリス、俺を殺すきか!」
四人は楽しく、アリスが作った弁当を食べながら今まで冒険した事などを振り返ったり、課外授業の自由時間にどこに行こうか話していた。お昼も食べ終わり、午後に入るとレンとアリスも加わり、鬼ごっこや魔法などで遊んだり、特訓などをして遊戯に時間を使っていた。楽しい時間はあっという間に過ぎ気が付くと日が暮れ始め、四人は家路を急いで歩き始めた。
「今日は楽しかったね」
【そうですわねレン様、私もレン様と遊べて楽しかったですわ】
「そうね! レン君と一緒に遊べて私幸せだわ」
アリスはレン君の寝顔を思い出しながら頬を赤くしていた。
「僕もレンお兄ちゃん達と遊べて楽しかった!」
「そうだなレオス、俺もスゲー楽しかったぜ! またピクニックしようぜ」
「そうだね! ギルドの依頼をしながらたまには息抜きでピクニックするのは良いかもね!」
四人は、今日遊んだ感想を語り合いながら、夕焼けに染まったリズワール平原をリズワール王国に向かって歩いていたのだった。
次回更新は未定です。
作者の諸事情で長期休載の場合もあります。その場は再開まで温かくお待ち下さいm(__)m
次回から再び本編に戻ります。文量も通常です(5000字以上目安で)




