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異世界でイカ生活なんていかがですか?  作者: 甲斐 王大
Under the Ocean -うみのなかで-
2/11

自己紹介…のような現状確認

改めてスタートします。よろしくお願いします。

さて、現状について考えてみよう。

Q.まず今の僕はナニか?

A. イカである。名前はまだない?


Q.ここはどこだ?

A.海底っぽい、なんか白い球体に包まれてるけど卵か?そんでさっき卵(仮)を透けて見てたらなんかクジラなのに頭にツノがあるバケモノとこれまたバケモノみたいななんか赤黒い禍々しい色したデッカいイカ(でいいんだよな?アレ)が向き合ってやんの。そしたらクジラ(仮)はツノが一瞬光ったかと思ったらレーザーっぽい光線が出てイカ(仮)に当たったと思ったら今度はイカ(仮)もA○フィールドみたいなの張って光線を逸らしてるし。まぁ、結局クジラ(仮)がイカ(仮)に正面からぶつかってイカ(仮)は食われちゃったんだけどね。弱肉強食て怖いね。


てかあんなバケモノ地球にいるとかありえねぇだろ、てことで異世界だと判断しよう。そうでも思わないとちょっと軽く精神崩壊するよ?常識がガラガラ崩れ落ちていってるからね?うん。僕は正常(まとも)だ。おっけー。


Q.僕は何者だ?

A.適当な理系大学の2年生だったはずだ。誕生日は8月10日。イカの日だ。名前は下倉(しもくら) 健十(けんと)。あだ名は「クラーケン」だ。由来は名前の真ん中2つを取ると「クラケン」になるからだと言われたなぁ。そのせいで「イカ臭ぇぞ!ケント!」などとからかわれたこともあるがそれももう中学のころの良い思い出だ。あの頃は若かった…

本名の由来は両親が「十分に健康な身体で過ごせますように」との思いで付けてくれたありがたい名前だ…と思っていたが実際は父親の名前が『健九郎』で「その子供だから次は十でいいよな?〜郎はちと古いか?じゃあ健十で!」て感じで適当につけられたらしい。小学五年の時に両親に聞いときは子供ながらに「そんなんでいいのか…?」と思ったことをよく覚えている。ちなみに父方の祖父は『松蔵(まつぞう)』祖母は『スギ』という、なんの関係もない名前でさらに落ち込んだ。


Q.さっきまでなにしてた?

A.んーと。二十歳になったから、少し浮かれて幼い頃からの悪友(男)に連れられてちょっと飲みに行き、帰りは遅くなったが楽しく過ごしたはずだ。決してハメを外して朝帰りなんてものはしてない。じゃあ帰ってきてどうしたんだったか…?あぁ、そーだ。折角飲んできて気分が良かったのに冬の寒さで冷えてたから風呂に入って…なんかうつらうつらしてたら綺麗なお姉さんが出てきた夢を見た気がするけど…なんだったけな?それで…あれ?そこまでしか記憶がないぞ?…ハッ、まさか!ここは人間を改造して海棲生物に変化させる悪の集団のアジトで僕は風呂で寝ている間に奴ら(悪の集団)に誘拐されて…てこともないよなぁ…マジであんなんいたら生態系とかぶっ壊れてるだろうし、世界征服とか楽勝なんじゃねえの?そのうえ何故海棲生物?もうちょい風呂のとこについて考えてみるか…


ハッ!そうだ!夢だと思ってなんとなく聞いてたけどあのお姉さん、「次の世界で…」とか「特技は…」とか聞かれたかもしれん。記憶はおぼろげだけど「特技は水泳!好きな(食べ)ものはイカです!御社では人間関係を良好にする為!一人ひとりとしっかりと手を取り合って精進していく次第であります!」なんて酔った状態で宣言した気がするな…



さて、ここまでの考察をまとめてみると…

地球で死んだ僕は異世界に就職(転生)して仲間(イカ)と手(×10)を取り合って活動しろということなのだろうか…?


ということを卵(仮)の中で腕(×10)を組みながら考えていた。

いまだ卵の中。話はいつ進むのだろう?そして目標は1週間に1話(以上)更新。遅れても文句は受け付けません!

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