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戦闘に無駄な考えはいらない

初戦闘です。ちょっと戦うシーンの描写は自信がありません、すいません。アドバイスなどがあればお願いします。

さてさて、ついにこの時がやってきた。初めての授業から半年、「そろそろ模擬戦でもやるか。」というカイルの言葉のもと今日の授業は模擬戦になった。


「武器は木剣。降参するか確実に負けの状態になったら負け。ルールはこれでいいか?」


「はい。」


さて、俺があいつに勝っているのは、眼の良さ、反射神経だな。筋力は明らかに劣ってるから打ち合うのは無理。魔法、闘気、概念強化を使うわけにもいかないし。剣術に関しては互角。後勝っている要素は…心構えくらいか?


「よし、先手は譲ってやる、こい。」


カイルがそういった瞬間一気にカイルの懐に潜り込み切りかかる。


「っ!」


「はっ!」


木剣で防ぎに来たところを剣を滑らして流し反対側から切りかかる。しかしカイルはその剣の腹を蹴り上げる。


「ふっ。」


そして姿勢が崩れたところにきりかかる。俺はそれに対しカイルと同じように剣の腹を蹴りあげることで回避し、後ろに飛び退く。そして飛びのいて着地した瞬間脚のばねを使って一気に距離を詰め切りかかる。


カンっ!


剣が交差する。筋力で押し切られる前に相手の剣を流しけりを入れる。が、片手でとめられ、逆にけりが来る。それを体を回転させることで受け流し着地と同時にその足に切りかかる。が、バック転でかわされ距離を取られる。そこで相手が着地する直前に距離をつめ片手で切りかかる。


ヒュッ。


しゃがみでかわされ剣が空を切る。が、


「てめっ。」


「おらっ!!」


もう片方の手でカイルの服をつかみ背負い投げをする。そして相手が宙を舞った瞬間切りつけ…ようとしたとこで逆に腕を切られかけ相手の服から手を離し回避する。相手はそのまま転がって着地の衝撃を殺す。そこへ石をけりこむ。が、腕で払われ一気に間を詰められる。


カンっ


剣がまた交差する。それを受け流しさらに懐に入り肘を鳩尾にめがけて放つ。しかし体をずらされ肘は腹筋で止められ、その腕に膝を打ち付けられる。それをあえて防がずもう片方の足を払って転ばせる。そこに追撃を入れようとするが転がって回避される。そこで逆に剣をおろし様子をうかがう。


「まさか、この体格差で投げられるとはね。」


カイルはそう軽口を叩きつつ立ち上がる、と同時に切りかかってくる。それに対し後の先を取る。が、気づかれ体をひねってかわされる。そしてそのまま剣を持っている方の側面にまわられ、切りかかられる。


「はっ!」


それに対し飛び上がって剣をかわし上から切りかかる。しかしそれをかわされ着地寸前に突きが来る。それを首をひねってギリギリでかわし着地と同時に距離を取る。


「やれやれ。お前本当に4歳児か?俺とここまで打ち合えるやつなんざそういないぞ?」


カイルはそう言いながら剣を構えなおす。それに対し俺は剣をおろし自然体の構えをする。


「お前さんなら騎士団の救世主になれるだろうよっ!」


そういってカイルは切りかかってくる。それをギリギリで受け流しながら訪ねる。


「…救世主…?」


「おう、最近は魔術団が幅を利かせてるからな。騎士団には実績がいるんだ。お前なら何かしらやれるだろ。」


「…もか?」


「あん?」


あんたも勝手に期待してくだらねぇことで批判すんのか?救う者だと勝手にいって、勝手に失望すんのか?こんな闘いの中そんな無粋なことをやんのか?


「こんなんじゃだめだ。」


そんな無駄な考えをする余裕があるなら…。


使うべきじゃないとか言ってられねぇ。そんな不粋なもんぶっとばしてやる。


「らぁ!!」


魔力を可視化させ身にまといカイルを剣ごとおしかえし吹っ飛ばす。


「なに!?それは…闘気?!ウソだろ!?」


赤色の闘気を身にまといカイルをにらむ。ここからが、本番だと。


今回で主題の意味が少しだけわかるかも。

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