そして旅たち
「じゃあお前が行く異世界の説明をしてやるよ。お前がこれから行くところは日本ほどは治安がよくねぇ。街中でもよく喧嘩がおきるしこういうのじゃ罪にもならん。一歩街から出りゃ、野盗、獣はもちろんのこと魔獣までいて命の保証はない。文明も今の日本には遠く及ばねぇえよ。」
これはいい。喧嘩相手に困ることもなさそうだし魔獣とかいうやつがゲームに出てくるようなやつならいい喧嘩になりそうだ。
「さすがに戦闘狂なだけあるな。普通の日本人ならビビるぞ。まあ魔獣はお前の考えてるとおりだ。こいつらは非常に強いうえに魔法を使える個体もいる。逆に倒せば体内の魔素を吸収してレベルアップができるな。」
ん?今さらっととんでもないこと言われたぞ?魔法?レベル?おいおいまさかスキルやステータスなんてないよな?
「あるに決まってんだろ。」
おいおいまじかよ。それってあれだろ?レベルとかステータス見たら闘る前から勝敗がわかるんだろ。そんなにつまんねーなら異世界に行く必要ないな。
「そこは心配いらねーよ。レベルを上げるほうが楽だが鍛錬でも能力は上がるしステータスに表示されない能力もしっかりと存在してるし、スキルも魔法LV3とか剣技LV5とかじゃなくて先天的な異常なもの、天武の才とか帯電体質とか、後天的に身に着ける中で凡人から見たら意味が分からないもの、覇気とか闘気とかそういうものしかひょうじされないからな。」
よし。とりあえずつまらねぇことにはならねぇみたいだな。
「世界についてはいいな?じゃああとはお前が生まれるところ・・・はいわなくていいか。」
まあ興味はあるが生まれればわかるしな。
「じゃあ俺からお前にやる能力だけど向こうの言葉なら何でも理解できる能力とどんなもののステータスも見える能力な。ステータスって念じればいいから。」
「えっ!?しょぼくね!?」
いやそりゃ自力で闘いたいけど魔法とか魔力のない世界にいた俺が使えるとは思えないし。
「いや使えるぞ?お前は魔力も才能もあるし。しかも魔眼と概念強化とかいうチート臭い能力もあるし。」
「は!?」
おいおい。俺のことのはずなのにまったく身に覚えのない能力が出てきたぞ?
「いやいや。お前眼が異常によくなったことあるだろ?そのとき魔眼が覚醒したんだ。まあすぐに封印したから覚えてないこともあるか。」
なん・・・だと・・・
「さらに概念強化覚醒と同時に封印したから身に覚えがあるほうがまずいしな。言っとくがこの能力下手な神より上だぞ?」
なん・・・だと!?
「さて。実はもう時間がないんだ。魔眼と概念強化についてはステータスで調べるんだな。」
おいおい。俺はまだ聞きたいことが・・・。くそっ。魔眼と概念強化ってなんだよ・・・。 そして俺は意識を失った
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「結局彼は時分が異世界に行く意味について考えなかったね。」
「ああ。けどあいつのことだから俺らの期待通り強くなるだろ。新しい器もあいつの魂に沿ってるからすぐに全盛期の力になるだろ。そっから強くなるわけだら・・・神くらいには勝つだろ。」
「ずいぶんと彼を気に入ったんだね。」
「なんだ、わるいのか?」
「いや。僕としては人を気に入ってもらえるのはうれしいよ。」
「勘違いすんな?おれは”あいつ”を気に入ったんだ。」
「ああ。わかってるよ。似てるからね。気に入ったんだし加護でもあげたら?」
「そうだな。」
「えっ!?」
「なんだ?」
「ほ、本当に上げるの?」
「おう。」
「・・・・・まあいいか。がんばれよ、神前翔?結構大変だぞ?」