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アレクにとっての覚悟

今回は短め。そして妹たちのチートっぷりが明らかに。

さて、あの二人?に約束した通り力の使い方を教える訳だが、そもそもあの二人はどんな力を持っているんだ?そう思い妹たちのところへ行く



「あら、アレク。マナとカナに会いにきたの?」


「はい、母様。」


(ステータス)

名前:マナ・ラ・サラマンド

種族:?

性別:女

年齢:0

lv1

ストロング:3

スピード:2

タフネス:1

魔力:800/800

精神力400/400


スキル

天武の才 優しき瞳


固有スキル

絶望の意味

癒し手


加護

??の加護




名前:カナ・ラ・サラマンド

種族:?

性別:女

年齢:0

lv1

ストロング:1

スピード:3

タフネス:1

魔力:700/700

精神力:1000/1000


スキル

天武の才 心眼


固有スキル

鎮魂歌レクイエム

美しき祈り


加護

??の加護



まさか…種族も変わるとはな。しかも固有スキルが二つずつ。いやな予感がする。効果を見てみるか。



優しき瞳:見たものの弱っている部分とその理由がわかる。


絶望の意味:精神力が0になったとき周りに死をまき散らす。死の種類は絶望の仕方により変化し、効果のない者も出る。


癒し手:生きている限りどんな傷でも修復ができる。


心眼:見たものの本質がわかる。


鎮魂歌レクイエム:魔力が0になったとき周りに存在する魂あるもの一つを強制的に死なす。死ぬのは一番精神力が弱いもの。また、周りの精神力によっては誰も死なないことがある。また、魂だけの存在、精霊をいるべき場所、あるべき存在へと還す。


美しき祈り:生きていて、寿命によるものでない限りどんな病、呪いでも治す。


??の加護:死後??の場所に迎えられる。



思っていた以上に厄介だなこれ。発動条件が0になったときというのが特に。この力は強制的。こんなものの使い方を教えるとか無茶もいいとこだな。幸い自我がない今は発動条件を満たすことはないだろ。少し成長したら力の使い方を教え始めるとして、魔力0は俺が気をつけてやれるし0にしない方法も教えられる。けど精神力はどうすればいいんだ?そもそも魔力0になったことはあるが精神力0はないな。いや、減ったことあったっけ?精神力の上げ方もわからないし。後は、ほかのスキルに関してだな。まず姉のほうから考えるか。優しき瞳と癒し手か。ばれないように練習させればいいかな。怪我くらいならまあその辺の生き物でも実験できるし。問題は妹の方か。心眼は本質がわかる。そもそも本質ってなんだ?次に美しき祈り。これはどうしようもないな。誰か協力者を作ってそいつに手伝ってもらわないと効果が確かめられない。結局今できることは何もない。せいぜい精神力についてしらべることだな。


「アレク?どうしたの?ボーっとして。」


母親の声で思考の海から戻ってくる。


「いえ、なんでもありません。」


「そう?あっ、そうだわ。今、教えちゃいましょ。」


「なんですか?」


「アレクもあと4か月で6歳になるでしょ?6歳の誕生日はなんと王城でお祝いしちゃいます。なんと王様もお祝いしてくれるのよ?」


「え!?」


ウソだろ?王都に行くのは分かってたよ?この世界じゃ6歳の誕生日に魔法の才があるか王都の教会で加護の有無とかといっしょに調べるらしいからね?しかし王城?しかも王様?いくら侯爵家でもそこまでするのか?


「王…様?」


「ふふふ。大丈夫よ。王様はね。お父さんのお友達なの。だからそんなに緊張しなくていいわよ。」


王様と友達だと?俺の父親はもしかして意外とすごい人か?いやそんなわけないよな。…多分。しかし王城ね。妹二人?も一緒にくるんだよな。もし万が一能力が発動するとしたら覚悟がいるな。絶対に止めるという覚悟が。これくらいの覚悟ができなきゃ??さんに戦う前から負けちまう。


「ねぇ、天地さん?」


俺のつぶやきは母親にも妹たちにも聞こえていない。けれどあの二人には届いたという確信があった。


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