村川葵が小学校卒業後 すぐに平野成介先生に充てた手紙
この度は卒業いたしましたが、
卒業証書も卒業アルバムも焼却し、
思い出も捨てました。
私はあなたが行った、授業に虚言を疑わざる負えません。
二キロメートル遠泳、授業。
私や泳げない児童は、
コンプレックスを抱き、
いじめに直面し、
あなたの教育方針を呆れてみていました。
トントン
ダラー
パー
と児童たちに、遠泳方法だと強制し、
児童の顔を、プールの水面に浸け、
吐き気を催した児童には、
なんの手当もせず、
泳げる児童たちだけを優先し、
シャワーを強引に私に浴びせるなど、
私は、
水恐怖症となり、
風呂にも恐怖心を抱くようになりました。
二キロメートル、児童が全員、泳げば、いじめがなくなる。
呆れる。
私の自宅に、泳ごうと、土足で踏み込み、
私が、
咄嗟に家から逃げ、
無理矢理にあなたは私の右腕を握り、
登校拒否児の私に向かって、
加齢臭たっぷりの体で私に抱き着き、
お前でも出来る、
と、
合法的に、迫りました。
私は、
自殺未遂を起こし、
運ばれた病院にも、あなたは現れ、
泳ごう、
そしたら、いじめはなくなるよ。
と言いましたね。
さて、私や泳げない児童は、
中学に、
果たして登校できるのか。
疑問です。
小学校六年生の私が言うのもなんですが、
あなたの事が、原因となり、
卒業というと、めでたい、この日に、
死のうと思います。
本当のさようならの想いをあなたは果たして、知っているのですか。
来世が、ホタルノヒカリにならないように。
さようなら。
私は手首を切りつけ、自殺をします。
これから、
最後の晩餐を、両親と行います。
村川葵
草々




