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桃太郎-recast-  作者: 星乃光
天地始めて粛す
50/73

飛翔


ついに50話目

読んでくださる皆様ありがとうございます


 桃太郎たちが人がいなくなった集落に身を潜めてから2週間が経った


 桃太郎たちは、鬼ヶ島上陸のための作戦会議を始める


 桃太郎達と言ったが、実際にメインで話を進めているのは桃太郎と伯智だ

 こと作戦立案において、伯智の方が桃太郎よりも優秀だった


 もしかしたら、きび団子によって頭脳が強化されているのかもしれない





「上空から鬼ヶ島を偵察したところ、島は二つの山脈がくっついてできたような形状をしていました。

そしてほとんどの鬼が南側の山脈、その中でも島の南の先端にいました。


おそらく鬼の王とやらもそこにいると思われます。

同時にかなり立派な建物も確認できました」


「鬼はやはり多かったか?」


「いえそれが、そこそこの数が確認できましたが、それでも想定よりはかなり少なかったです。ざっと20~30体前後でしょうか。

おそらく、この周辺にいる鬼の方がよっぽど多いと思われます


ただ入れ替わりが早いです。それこそ貢物を渡して褒賞を手に入れたらすぐ帰るような感じでしたから」


「…………それは、かなりめんどくさくないか?」


「はい。仮に1日で20体の鬼を倒したとしても、次の日には新しい鬼が20体が追加されていると考えて良さそうです。

なので、鬼の王のみを狙い撃ちした奇襲をすべきかと思います。特に島の北の端の方へは鬼も用がないみたいで、その付近への上陸を目指せば隠密性も高く楽に辿り着けるはずです」


「……それは、島を端から端まで移動することになるが、見つかる心配があるのではなかろうか」


「あるにはあります。鬼にと言うよりも人間にですけど…………どうやら、島の北側は人間の男が主に生活しているみたいで、信じ難いことに山を真っ二つに割っていました」


「…………? どういうことだ?」


「上から見てただけなので正確にはわからないのですが、北の山脈からは金銀などの鉱山があるみたいでして、山一つが人間によって採掘された結果半分に斬られたような見た目になっていました。


そのような事情もあって、島の北側では人間に見つかる可能性があります」


「そのリスクは、あまりに大きくはないか?」


「某的にはおそらく大丈夫だと思います。

武蔵殿と青雲殿の話によると、ねね殿を助けるために鉱山に入った際、人間からの反撃を喰らわなかったとか。それを考慮するならば洗脳された人間に見つかることは大した問題ではないと思います」


「……いや……あの後、青鬼が突然現れていることが少々気にかる…………」


「……もしかして桃太郎殿は、鬼は洗脳した人間に遠隔で命令を出すことはできないが、洗脳した人間と鬼がなにかしら情報は共有していると考えているのでしょうか?」


「そう……かな……」


「確かにその場合は、作戦が失敗するだけではなく、我々全員が篏め殺される可能性すらありますね。

…………ならば鬼たちの海上移動用の船舶を潰すのはどうでしょうか?」


「話の途中に申し訳ありません……主人様、そろそろ時間切れが近いです」

 桃太郎は武蔵の声を聞き妖刀『狛犬』を抜刀する




「その船舶は、どのくらいの数があるんだ?」


「見た限り、全部で10隻です。予備を含めてもせいぜい15隻でしょう。操舵をしているのは全て人間の男なので、彼らを殺さないためにも、こちらの岸か、鬼ヶ島の岸のどちらかで船を破壊すべきかと思います」


「……それが今のところ最適解な気がするかな。……その作戦で行こうか。まず船を全て破壊。鬼の増援が来ない状態を作って鬼ヶ島にいる鬼を殲滅。緑鬼、青鬼と戦う際は必ず二人以上で当たること。」


「承知いたしました」「うぃっす」「いいと思います」


 その時、かなり近くで鬼の声がした


 もうここに住み着いて2週間である

 ついに、桃太郎の存在がバレてしまったのだ


 一部の鬼が桃太郎を探して廃屋を壊し始めた

 時間切れだ





 桃太郎一行はそれを避けるように空高く飛翔した





次回、最終章突入!!

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