6W.司教
「えっ?司教様が来るんですか?」
少し驚いてしまった。まあ、いろいろと、やらかしているのだけは事実なので、今さらなんだけど……。
以前、地動説の説明をしたときに、その件は、神殿関係者には伝えてはならないと言われていた。
「ああ、そうだ。どうにも断りきれなくなった。」と父さんが言う。
「でも、ボク達は、なるべく神殿関係者に会わないようにしてましたよね。」
「ただなぁ。
ニケに薬の礼を言いたいと言われては、会わせない訳にもいかない。
それに、鉄やガラス、釉薬、上下水道、そして、街灯と、他領には無いものがボコボコ出来ていく理由を聞かれていてな。
神殿側は間違いなく気付いているんだ。
というより、領民が皆、二人がした事だと確信しているからな。」
「それで、ボク達は、どうすれば良いのでしょう?」
「アイルが、この大地がヘリオの周りを回っていると言っていたが、あれは、流石にマズい。
他は、好きなように話しても良い。
どうせ、あの件以外は、領主館の文官や侍女たちから領民に伝わっている。
神殿が知らない訳がない。」
「ボクたちに、前世の記憶がある事に関してはどうなんです?」
「それも、「新たな神々の戦いの日に生れた神々の知識を持つ子供」と説明しているので、いまさらだ。
その知識が無ければ、ソロバンや数字、鉄やガラスや釉薬、コンビナートの紙、薬、街灯の説明が付かないじゃないか。
それを外して、上手く説明できるのなら別だが。」
それは……。
この時まで、口を閉していたニケが、突然、日本語で話してきた。
『アイル。多分、前世の記憶を外して、説明するのはムリよ。
それに、いつかは、こんな時が来るって、私には分っていたわ。
きっと、私は魔女認定されるわ。そして、魔法を使って、神殿と戦うことになるのよ。』
『オイ、ニケ。お前、なんか、奇しくないか?
だいたい魔女って何だよ。なんで戦うんだよ。』
『だって、それが異世界転生物のセオリーよ。
転生した主人公が、権力や宗教と戦うのよ。』
『時々、お前、訳の分らない事を言うけど、イセカイテンセイモノって何なんだ?』
『えっ?知らないの?ファンタジー小説だと常道なのに。』
オレはSF小説は読むけど、ファンタジーは、ハ○ー・ポッターとか指輪○語とかを映画で見ただけだ。
エルフとかホビットとかが出てくるんじゃなかったか?
でも、あれは転生を扱かってないな……。
読んだことが無いから分らないけど、そんなストーリーなんだ。
でも、ファンタジー小説って、荒唐無稽の小説だろ。何でもアリじゃないのか?
『小説の話なんかしても意味無いだろ?
そもそも、善良な宗教関係者と戦ったりしないぞ。』
『嫌だわ。そんなの最終手段に決まってるじゃない。
私だって穏便に済ませたいわよ。』
最終手段って……戦う気があるってことじゃないか……。
ただでさえ、説明が厄介なのに、ニケが戦闘意欲を持っているって……。
止めてほしいよ。
「オイ、アイル。そろそろ、二人の相談は終ったか?
とにかく、今日の午後、司教がやってくるから、よろしく頼むな。」
相談って……今、相談なんてしていたか?
頼むと言われても……。
きっと、ニケはオレに丸投げだろうし……。
ーーー
私は、ヘントン・ダムラック。
今は、アトラス領の領都マリムの神殿長をしている。
このアトラス領には、驚くばかりだ。
先日、領主のアウドが街に「アークトウ」というものを設置した。夜なのに、昼のように明るい。一体どういった仕組みなのか皆目解らない。
老齢のため引退した前神殿長から、マリム神殿の神殿長の役職を、引き継いだばかりだ。
大司教様からの指示もあったのだが、自ら望んでこの地に赴任してきた。
私の職位は、司教だ。
私に指示ができるのは、この大陸広しと言えども大司教様だけだ。
私も2年前までは、数多居る、大司祭の一人でしかなかった。
私は、「新たな神々の戦い」を大司祭として、領都ゼオンで目撃した。
あの日の事は今でも鮮明に覚えている。
昼だというのに、真っ暗になったと思ったら、雷鳴が轟き、稲妻が空を覆った。
私は神殿の上層階にあるテラスからこの様子を見た。
まさに、この世界を終わらせる役目を担った神の顕現だと思えた。
2刻ほど過ぎたとき、突然静寂が訪れた。そして、それまでの不可解な現象が嘘のように消えた。
即座に、私は、修道士たちに街の様子を調べさせた。
街の中は、不安な表情の領民以外、全く異常はなかった。
雷が落ちたという報告も無かった。
その日と、翌日は、神殿に押し掛けてきた信者への対応で忙殺させられた。
あの、恐しい事態が、一体何を意味するのか全く分らなかった。
それから程なくして、ガラリア王国唯一の司教様が、ガラリア王国の全ての大司祭を王都に集めた。
集めた理由の一つは、先日の異常な現象についての情報交換をすることである。
そして、空席になっている、ガラリア王国の二人目の司教についてだった。
ガラリア王国には、伝統的に二人の司教が在籍する。
もっと在籍人数の多い王国もある。大地神教の歴史から見て、ガラリア王国は、新興王国と見られている。二人より多くの司教は任命されない。
「新たな神々の戦い」の直前の正月に、王都を担当されていた老齢の司教様がこの世から旅立たれた。
それまで、領都ゼオンに居られたヴィタリアノ・ファッブリ司教様が、王都に移られた。
私達を呼び出されたファッブリ司教様は、かつての私の上司である。
空席になった領都ゼオンの神殿長に就任した。
通例では、半年以内に、大地神教の本部によって、新しい司教が選ばれる。
そのための前打ち合わせが有るのだろうと思った。
そして、王都での大司祭による会議が始まった。
各地の、あの異常事態の報告が為された。
各大司祭の主観による状況の報告なので正確さには欠けるところはある。
ただ、どの地でも、この世の終りかと思うような雷鳴と稲妻であったことが報告された。
アトラス領の領都マリムだけは、状況が異なった。
稲妻が見えていただけではなく、何箇所もの落雷があり、甚大な被害をもたらしていた。
そして、領都マリムには、明るい光で満たされる現象が現われた。
その話は、隣の領地の領都オルシの大司祭と、領都リシオの大司祭からの証言により裏付けられた。領都マリムと思われる方角が明るく輝いていた。
領都マリムの老齢の大司祭は、落雷による被害の復旧が大変だったが、それ以外に、特に変わったことは無かったと告げた。
あの異常な状況がマリムに於けるものなのか、あるいは、東方沖の海上に起因するものなのかを判明するのは難しかった。
最後に、領都マリムの大司祭は、あの厄災の最中に、領主の奥方と騎士団長の奥方がご子様を授かったと言う。
災厄の話題で暗くなりがちな会議で明るい話題を提供しようとしたのだろう。
私は、この時のこの話題が、自分の人生に深く係わってくるとは思っていなかった。
司教様が、大司教様からの通達が有ると言われた。
大司教様が、その通達を記載されたのは、例の厄災の翌日となっている。
大司教様は、アトランタ王国に居られる。
その木簡がガラリア王国に届いた事で、今回の呼び出しになった。
その通達は、二人目の司教を大司教様が直々に選定されるので、今年の末になる予定だという通達であった。
そのため、ガラリア王国の司教が空席の状態は1年近く続くことになった。
半年ほど経って、ファッブリ司教様が、領都ゼオンにある神殿をお忍びで訪ねてこられた。
司教様は、私に、アトラス領の領主と、その騎士団長とは旧知の仲なのかを聞かれた。
私は、王都の神殿勤めが長かった。
その頃は私も司祭として、炊き出しなどの仕事をしていた。
怪我を負って神殿に治療入院したソドと知り合ったのはその時だ。年齢の近いソドと仲良くなり、ほどなく、アウドとも知り合いになった。
良く三人で飲みに行った。
辺境のアトラス領出身の二人は優秀で、ソドは近衛騎士団の副騎士団長をしていた。アウドは、宰相様の補佐をしていた。
飲みながら、ガラリア王国の将来について、語り合った。
二人の故郷で魔物が大量発生し、その討伐の際に二人の父親が亡くなった。二人は急遽故郷に戻っていった。
その後に、私は、ファッブリ司教様に引き抜かれて、ゼオン神殿に異動した。
それからは、アトラス領の二人とは特に親交することもなく現在に至っている。
そのような話をしたところ、司教様は柔やかに頷かれたのち、王都に戻られた。
その年の暮れに、再度、ガラリア王国内の大司祭が王都の大神殿に集められた。
大司教様から、新しい司教の任命の通達があり、それを国中に告げるためだった。
そこで、驚くことに、私が司教に任命された。大司祭の中では、私は若輩の身だ。大司祭に任命されて、まだ5年ほどしか経っていない。
その会場は、どよめきに包まれた。
しかし、大司教様の直々の任命に、誰も異は唱えなかった。
一番驚き、異を唱えたかったのは私かもしれない。
司教就任の儀式が行なわれ、正式に私は司教となった。
そして、その時に、過去の聖人の姓ダムラックを名告ることを許された。
儀式の後、ファッブリ司教に呼ばれた。
司教の執務室で、大司教様からの内密の指令を受け取った。
そこには、「新たな神々の戦いの日に生れた」神の使徒と噂される二人の動向について調べよとあった。
その噂については、私も知っていた。
アウドの息子とソドの息女は大層利発らしく、生れて1年も経たずに、言葉を話しているというものだ。
到底信じられる事ではない。
それは、単なる噂ではないか。
そんなものを、大地神教は真に受けているのか。
とはいえ、大地神教で最高位の大司教様の指令である。軽々しく扱えるものではない。
私は、ゼオン領の神殿に戻って直ぐに、修道士をアトラス領に派遣した。二人の動向を探らせる為だ。
ほどなく、数字とソロバンというものがアトラス領で使われるようになったという報告があった。
その数字とソロバンを使うことになった経緯を調べさせるため、再度修道士をアトラス領に派遣した。
すると、時計という道具で、時刻を正確に知ることができ、神殿の鐘を正確に打つことができるようになったという報告が上がってきた。
数字やソロバンや時計についての詳細を調べさせるため、また修道士をアトラス領に派遣した。
今度は鉄という素材がアトラス領で使われ始めたと報告があった。
興奮気味に話すその修道士は、鉄で作った剣は、青銅の剣を切ることが出来ると言う。
数字やソロバンや時計や鉄の発祥について詳細を調べさせるため、修道士をアトラス領に派遣した。
帰ってきた修道士からは、アトラス領が、今度はガラス工芸品を生み出したという報告だった。
この修道士には、鉄等の調査に向かわせたはずだ。鉄の事を聞くと、鉄の農具が作られて、アトラス領の農民は、畑を耕すことが容易になっていると言う。「それよりガラスですよ、あの国宝になっているガラスの容器がアトラス領には、大量にあるのです。」と興奮して報告している。
そして、それらは、「新たな神々の戦いの日に生れた神々の知識を持つ子供」と言われている領主のアウド様のご子息と騎士団長のソド様のご息女が生み出したと評判だと言う。
一体どうなっているのだ。
その二人は、まだ2歳ではないのか。
そんな事は有り得ない。
それに、修道士を送る度に、全く違った報告が上ってくる。
そして、次は紙だった。
アトラス領で紙を購入してきた修道士が持ってきたものを見た。獣皮より、薄くて、軽い。そして、それが大量に作られている。
しかも、その生産は、人の手に依らず、水と蒸気の力で作られていると言う。
説明を受けたが全く理解できない。
それからも、上下水道が整備され、街が見違えるように綺麗になったとか、排泄物から肥料が作られ、農地が潤っているとか、さらに理解できない報告が上がってくる。
各家庭で、「ジャグチ」を捻ると水が出てくると言われても……。
何なのだそれは。
修道士は興奮して説明してくれるが、何を言っているのか全く不明だ。
これまでの修道士の報告は、逐次ファッブリ司教様と大司教様に上げていた。
しかし、自分が理解できない事については、まともな報告も出来ない。
ファッブリ司教と相談して、私自身がアトラス領に赴くことを決めた。
幸い、アトラス領の大司祭は高齢で、後を継ぐ者を任命する時期と重なっていた。
アトラス領に着いてからは、街の中、ガラス研究所、たたら場、紙を作っているコンビナートなどを視察した。
派遣した修道士が言っていることは正確だった。
理解できなかっただけだと思い知らされた。
このアトラス領には王都どころか、この大陸中を見渡しても見ることの無いもので溢れていた。
赴任して程なく、「ゲネツザイ」というものが神殿に持ち込まれた。
神殿の療養施設で、特に発熱している患者に与えると症状が軽くなるという触れ込みだった。
その「ゲネツザイ」を持ち込んだのは、ソドの娘のニーケー・グラナラ殿の助手をしている二人の女性だった。
一人は、1年ほど前まで、修道士をしていたため、療養施設の事に詳しかった。
そしてもう一人は、ドナル男爵家の娘と言っていた。
その二人の指導で、発熱して衰弱している赤子たちに「ゲネツザイ」が与えられた。
その結果は驚くべきものだった。
神殿に運び込まれる赤子は、熱が高く、衰弱しているのが常だ。そこまで悪化している病状の赤子は、食事も摂れず、さらに衰弱が進む。
出来る事と言えば、神に祈り、神に助けを求める以外無い。
そして、ほとんどの場合に願いは届かず、赤子は亡くなり、骸となって神殿を出ていくのだ。
ところが、「ゲネツザイ」を与えた、赤子の大半は、翌日には熱が下がり、食事が摂れるようになった。
そして、みるみる回復して、元気な姿で神殿を出ていった。
これを、神の御業と呼ばずに、何と言ったら良いのだ。
「ゲネツザイ」による何度目かの結果が出たときに、領地の宰相のグルム殿に、アイテール殿とニーケー殿への面会を願い出た。
これまで、アウドにも、ソドにも、多忙を理由に会うことが出来ていない。
確かに、これだけ目紛しく変化する領地を治めていれば、多忙にも為るのだろうと納得せざるを得なかった。
そして、その二人のお子達も多忙を極めていると言う。
せめて「ゲネツザイ」のお礼だけでも、直接会って伝えたいと何度も願い出た。
そして、先日、「アークトウ」の光が領都を覆った。
夜だと言うのに昼のように街中が明るく照らされている。
またもや、神の御業を目撃することになった。
そして、ようやく、面会の許可が降りた。どうやら、「アークトウ」の準備のため、アウドもソドも、二人のお子達も忙殺されていたらしい。
久々に会う、アウドとソドは壮健そうだった。
挨拶を交し、席に着く。
幼い子供が二人、それぞれの父親と母親に挟まれて席に着いた。
アウドの隣に座っている幼い子供がアイテール殿。そしてその母親は……王国宰相の娘のフローラ・ゼオンではないか。
そして、ソドの隣に座っている幼ない娘がニーケー殿。そしてその母親は、王国近衛騎士団長の娘のユリア・サンドルだった。
王都に居た頃に、二人が意中の女性が居ると言っていたが、そういう事だったんだと今更ながらに気付いた。
後ろに控えている侍女姿の女性には見覚えがあった。記憶の片隅にあるのだが……。
残念なことに思い出せない……。
「アウド殿もソド殿も多忙を極めていると聞いていた。
態々時間を作って会ってもらえて本当に嬉しい。
まずは、「ゲネツザイ」というものを神殿に届けていただき、御礼を申し上げたい。
これまで、なかなか祈りを神に届けることが叶わず、多くの幼い赤子を失なっていた。
「ゲネツザイ」には、まさしく、神の御業と呼ぶべき効果があった。
本当にありがとう。」
「ヘントン。そこまで畏まられては困る。我々の名前は、以前と同じに呼び捨てて良い。
オマエは、オレともソドとも友人同士ではないか。」
「そう言ってもらえると、有り難い。
出来れば、色々と教えてもらえないかと思っていたのだ。」
「それは、ひょっとすると、この領地の様々な物品のことか?」
「そうだ。正にそれだ。
鉄を作っているところを見せてもらった。あれは、どうやって作っているのだ?
それに、ガラス研究所というところも見に行った。あの色の着いたガラスはどうやって色を着けているのだ?
そうそう、紙を作っている工場のあの不思議な道具は、どうやって動かしているのだ?」
「おいおい、そう矢継ぎ早に聞かれても困る。オレも全てを理解など出来ていないのだ。詳しくは、ここにいるアイルとニケに聞いてくれ。」
「と言うことは、噂通り、これらのものは、この二人の幼子の知識によるものなのか。」
「そうだな。オレも日々驚かされている。」
それから、アイテール殿と、ニーケー殿に様々な事を聞いた。
そして、神の国についても。
神の国の説明では、やおろずの神といって、路傍の石にも、道端の草にも神が宿ると信じられているという。
ありとあらゆるもの、場所に神が存在している世界とは、なんと素晴しい世界なのだろう。
その世界の国々は、武の力が大きすぎて、大国同士で戦をすること自体が難しいと言う。
そんな中で、二人が居た国は、戦自体を放棄していると言う。
剣自体が、既に、古の武器で、それを使って戦をすることは無くなっている。
そういえば、鉄の剣は、青銅の剣を切ることが出来ると聞いていた。
「ところで、ソドに聞きたいのだが、鉄の武具の威力はどれほどのものなのか?」
「鉄の武具は、魔物の討伐にとても有効だ。今年も何度か魔物の襲来を受けているが、騎士は誰も欠ける事なく魔物を討伐している。
もし、他領の兵が、このアトラス領に攻め込んだとしても、青銅の武具で戦う兵は、ことごとく討ち果すことができるだろう。」
なるほど、それほど威力に違いがあるのか。
とすると、最近、キナ臭くなってきた異教徒の国に対してもだろうか。
「それは、異教徒の国の兵もか?」
「どこであろうが、旧来然とした青銅の武具を使っていれば、同様だろう。」
これで、様々な事象の理由が判った。
あの「新たな神々の戦い」は、二人が神の国から降臨する御験だったのだ。
そして、異教徒を打ち破るために、神は、この二人の使徒を、この地に遣わされた。
これは、秘中の秘として、大司教様にお伝えせねまなるまい。
そして、万が一にでも、憎き異教徒の耳に届けてはいけない。
ーーー
『ねえ、アイルあんな説明して良かったのかなぁ?』
ニケが日本語で聞いてきた。
『ん。八百万の神とか、剣はもう古いって事か?』
『そうそう、司教さまの顔を見ていたら、なんか遠くを見ているような感じで……。なんか、とんてもない誤解をしていたんじゃない?』
『でも、最後は、神の使徒が降臨したとか言って、凄く満足していたみたいだから、良いんじゃないかな。』
『そうね。私も、神殿と、戦わなくて済むんだったら、どうでも良いや。』




