第2話 登校風景
○●○補足○●○
因みに伊織達は女性の体です。主人格が女の子(伊織)なので。
そして侑斗たちが最初「藍成」って呼んでいるのは見た目だけじゃ中身が誰かわからないためです。
伊織に変わって詩織です。今、「あれ?伊織には敬語じゃなかったのに。」って思った人。
僕は基本は敬語で、タメ口なのは伊織たち姉弟だけなんです。
「藍成おはよ~。」
「おはようございます。侑斗。由愛。」
蒼井侑斗と雨宮由愛。
僕等の数少ない友人です。
「あり?敬語?ってことはしおりん?残念。いおりんかさおりんがよかったのに~。」
「由愛。うるさいです。」
「ちょうど良かった!詩織!宿題「嫌です。」」
「まだ言ってねぇじゃねぇか!」
「侑斗のことですから、課題見せろとか言うんでしょう?こんな低レベルの問題、見せる気も起きません。」
「え?今日の課題って確かけっこー難しいやつだよねぇ?」
「あれで結構難しい?冗談でしょう。30分もかかりませんでしたよ?」
「「それはおまえ(しおりん)がかしこいだけだ!(だけだよ!)」
「別にいいですけど。学校遅れますよ?香織、交代。」
<OK!任しときぃ♪>
「「わっ!ずりぃぞ(ずるいよ!)詩織!(しおりん!)」」
藍成 香織 Kaori/Ainari ♀
仮人格。運動神経バツグン。
よく香織のせいで筋肉痛になっている。関西風のしゃべりをする。