大樹伝説
遥か昔、世界中に人知を超えたオーパーツが突如飛来し、それを兵器として利用した戦争が世界各国で起きた。
その結果、世界中は人の戦争とは思えないほどの大戦乱に陥った。
敗戦国はオーパーツの戦火で跡形も残らず荒野へと変わり、世界が崩壊への第一歩へと確実に向かっていた。
ある時、戦場で偶然生き残った妊婦がオーパーツによって生まれた灰を体内に取り込んでしまった。
その妊婦から生まれた赤ん坊は不思議な能力を持ち、それはオーパーツに匹敵するほどのものであった。
以降オーパーツによって滅ぼした国の国民の灰を妊婦に取り込ませる国が現れ、戦争は激化した。
世界はもう終焉を迎えると確信する者もいた。
そんな中、ある国で生まれた1人の子が大地を全て更地に変え、オーパーツを全て消滅させ、自らが大樹へと変貌して瞬く間に世界中に自然をもたらした。
人々は戦争をやめ大樹を中心に各国が文化を築いていった。
大樹が大樹に芽吹く手助けをした四英雄はそれぞれ4つの国を持ち、互いに和平を結ぶことで2度と戦争を起こさないよう尽力した。
その四英雄のうちの1人『ガレン』は大樹が芽吹く地を王江戸の国とし、発展を進めた。
代々ガレンの血族は『王』と呼ばれ、大樹のお告げを受けられる『神子』として国の発展に大きく貢献してきた。
そうして世界は再び平和で満ち溢れていた。