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PAGE.31

夕方に間に合いませんでした…_| ̄|○

最後なのに、短めですいません。

ここまでたどり着くことができ、嬉しいです。

お付き合いいただき、ありがとうございました!


「澄歌…!」

 彼女を抱きしめる。子どもを産んだからか柔らかな体には、優しい愛情を感じた。

「約束するよ。『今日』の君とこの子を愛していると、毎日想う。だから、ずっと一緒にいてくれ。」

「…はい!」

 彼女はいつもの明るい笑顔を浮かべると、目を閉じて顔を近づけてきた。二人の唇が重なる…その時、

 ふぎゃ、ふっふぇ、ふえーん!

「あらあら、どうしたの〜?」

 彼女はあっさりと俺を置いて、娘の方に行ってしまった。少し面白くなかったが、娘を抱きあげてあやす彼女の姿は、もう『母親』だった。

「この人があなたのパパですよ〜。」

「さっき抱き上げたぞ。」

「それだけだと、駄目ですよ。まあ、まだ分からないだろうけど。」

 少しかがんで娘と目の高さを合わせる。

「君の名前は『一未』だよ、ひ・と・み。私達からの最初の贈り物だ。…きにいってもらえるといいな。」

「あ!今少し笑いましたよ。嬉しいのかな?」

 彼女と一未について、他愛無い会話を繰り返す。けれど、この瞬間がどれだけ貴重なのか。

 お互いを理解しようとしなかった頃。傷つけあって、でも、やり直して掴めた幸せ。

 だから、本当の約束は胸の奥で誓う。

___『今日』の君たちへ、変わらない愛情を。そして、『明日』の君たちと離れないように、悲しませないように。

 彼女よりも欲張りな俺の、勝手な約束。けれど、一番大事な、大事な誓い。



今までお読みいただき、ありがとうございました‼︎

作者の趣味全開な話なので、一人でも読んでくれる人がいたらいいな、というぐらいの気持ちだったのですが…。

思いもかけず、多くの方に読まれていたことに、驚きとそれ以上の幸せな気持ちを感じております‼︎

ブックマーク登録していただいた方、評価をつけてくださった方、メッセージを送っていただいた方…

そして、拙作を読んでくださった全ての方に、心より感謝申し上げます。

本当に、ありがとうございました!

もし、感想や評価などごさいましたら、お待ち申し上げておりますm(_ _)m


↓ここより下、たいしたことのないお知らせです。



・小ネタとして、碧人さんの自覚に合わせて、地の分の澄歌さんの呼称が妻→彼女(これはずっと使ったのですが)→澄歌になるという、地味なんだか分かりやすいんだか、よく分からない細工をしてみました。

…間違えてたら、すいませんm(_ _)m


・一応、番外編を二つほど考えているのですが……書き終わっていないので、掲載時期未定です。なるべく早く投稿できるよう努力します。

内容は、碧人さんの弱点と、昔の話…の、予定です。

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