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この現実で冒険ですか?  作者: 茸秋
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5 話 部活動開始!まずは現地調査から?

はれて国家の犬、いやまだ役にたってないので、町犬に出世した片倉吾郎は、女王のお怒りを静め、苦難の時を乗り越えた!次は活動の時!いけ、片倉吾郎!ホシは足どりで追うのだ!

 あー眼が疲れた・・・。まさか図書館で資料探しとは思わなかった。図書館なんて生まれて初めてきたと思うぞ!そもそも、あいつが探せばいいじゃねーか、「あたくしこの後用事がありますの、片倉くんどうせ暇なんでしょ、あたくしまだ日本にきたばかりで、慣れていませんの。ヨロシクネ!」と言ってどっかいってしまった。

 で頼まれて探している内容は、うちの学校のあたり一帯の敷地の歴史とルーツ、郷土資料っていうの?探してみたらいやとんでもないことがわかりました。うちの学校は、山の中腹の台地を切り崩し、平らにしてその上に建てたそうです。作られたのは35年前、当時バブルの全盛期で、周りも造成地で一気に都市化が進んでいた時代の話でした。まあここまでは普通だが、山の下方の町側には小さい神社があり、手前右側から、八幡宮、雷、小力、熊野、山の神、石神、もう一つは工事でどこかにいってしまったのか、馬首、という神社があったらしい・・・最後の神社は30年前に通っていた当時学生だったOBに偶然に図書館で会い話を聞いたら出てきた名前だった。当時の噂話やら、色々聞けたが出てくる出てくる、今じゃ聞けない当時の話、極めつけは、工事造成中に学校の敷地から大量の白骨がでてきたらしいという事!当時は工事優先して内密にしていたらしいが、結局開校した後で当時の学生達に調べられてバレてしまったらしい。その調べた内容はその白骨は、天保の大飢饉かペスト等災害で大量の死体埋葬の場所がそこだったのでは・・・とのこと、馬首神社は運搬に関わって死んだ家畜や非人と呼ばれたもの達であろうって事だった。色々探したがこれ以上何も無さそうなので図書館を出た。バスに乗り、自転車に乗り換え、学校に戻ってきたら、まだエリはいやがった。何してるんだ?アイツ・・・。地面に何か書き始めブツブツ言いながら何か砂?をまきはじめた、最後にツンツンと棒でつつくと、一瞬光輝いたような気がした。ふうっと一息ついた様なので、後ろから・・・「なあ、何してたん?」と言って見たら、「キャン!?!?、ななな、なんだ片倉くんか、ビックリさせないでよ!」と顔を真っ赤して怒っていた。うん可愛い可愛い・・・と思っていたら頭を殴られた。うんやっぱ可愛いくない!

「鎮魂の儀をやってましたの・・・まあ宗派どころか宗教事態違いますが、やらないよりマシと思いまして・・・。」と少し元気がない様子。

「鎮魂って、魂を静めるやつだよね?ヤッパリ・・・鎮魂するほどうちの学校、何かあるの?」ヤバい話を仕入れてきたのは事実だか、それは最小でも35年以上前の話だ、今この現実でなにが起きているのか?聞いてみた。

「うん、実は最近、夕方から夜の変わり目に、一瞬だけど幽霊を見たという噂が広まっているの、その時間帯はいわゆる逢魔が時で、見たひとは、必ず何かしら、頭痛や吐き気、腹痛等様々な症状に襲われるらしいのよ、ひどい人になると呼吸困難になって救急車で運ばれたひともいるそうよ・・・」サクラもこの一帯のあちこちで不浄の場所を見つけては丸を書き何か忙しそうだ。

「相棒、よかったなバス代ムダにならなくて、たぶん大当たりだぞそのネタ!!!」と上から言ってきた。てか幽霊ネタならお前何かきずかなかったのか?聞いてみたら・・・「お前、その時間は家でゲームやっているだろう!たしかストーリーアドベンチャー物で、名前は・・・」ストップ!それ以上喋るな!R18禁になっちまうだろ!

「それもそうかー、そもそも学校にその時間いないもんなー噂位聞いたかも知れないが、たぶん忘れているな、興味ないし。」腕を組んでうんうんと頷く。

 そんな私達にエリは何か掴んできたの?と疲れた顔をして聞いてきた。実は・・・



 ------1時間後-------


「うんうん、そのネタかなり信憑性が高いわね!その馬首神社ってのが怪しいわね!それを探せばいいのね・・・片倉くんやるじゃない!見直しましたわ」ほっ誉められた!少し、イヤかなり嬉しいぞ!

「で、このあとどうすんだ、何か対策はあるのか?」と聞いてみたら返事がきた。

「あたし達には、優秀な、霊体通訳機がいるじゃない!」と言ってキラキラした眼で、上に浮かんでいる俺を見ていた。


次回予告、容疑者は幽霊、犯人は・・・アレ?

読んでいただきありがとうございます


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