表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この現実で冒険ですか?  作者: 茸秋
4/56

4話 部員不足でも冒険者倶楽部(仮)?

屋上で待っていたのは、キャッキャウフフのラブコメではなく、正義の味方の勧誘だった!女王の熱い説得にうながされ部活にはいる事を確約した片倉吾郎!さあ明日からする為には、強大な壁たちが存在する、さあ、この無茶苦茶な申請書をいかに通すのか?がんばれ片倉吾郎!明日の部活動はお前にかかっている!

 いつの間にか、私は入部していた・・・記憶はないが、確かに書面の字は私の筆跡だ。うーん書いた記憶が全然ないぞ?いつ書いたんだ!!!と悩んでいると、上から「いや、お前昨日の昼間の屋上で納得しながら書いていたぞって、ああお前、やられたな術にかけられたんだよ。たぶん催眠術かマインドコントロール的なやつをエリザにかけられたんだな。」とうんうんと頷いている俺がいた。

 まあ、なんかイマイチ納得出来ないがなってしまったのはしょうがない!面白そうなので参加するにした。

「でも、これってどうよ部員数2名って、相棒とエリしかいねーじゃねーか!でも顧問はいるのな・・・北倉礼子・・・ってたしか新任の教師で英語の先生だっけ?まあ、美人でも少し冷たく感じるイメージの人だったかな?」良く見ているなこいつ、覗きとかしてないだろうな?してたら後で教えてもらおう・・・映像付きで!

 1人と1霊は屋上で昼食を取りながら、会話(よそから見ると独り言をブツブツ言っている怪しい人に見える)をしていると、扉から女王様降臨!

「申請が通ったわよ、今日から活動開始できるわね!」とおっしゃいやがった・・・当然、私達は、

「 はあ??? 」とステレオでハモった。

 だって申請にサインしたの昨日だぞ、早すぎだぞおかしいだろどんな手を使った・・・あーやりやがったなコイツ、昨日の私にした事をそのままやったんだな。と白い眼で見てやった。

「何かしら、なにか嫌疑の目付きを貴方から感じるわ、別にやましいことなんかしてないわよ、まあちょっとだけつてを使ったけどね。昼食食べ終わった?」いやちょっとお待ちください、女王様話についていけません。

「つてってなんだよ、生徒会長とかか?先生とかか?それでもこんな無茶苦茶な申請通るわけないだろ!」ホント何しやがった!!

女王様はおっしゃいました。「外務省通して教育委員会まで話をつけてありますわ、部費もそこから支給されますから安心してください。ああ経費は領収書がないと駄目だそうですよ、気をつけてくださいね。」って国家機関がキター!うちの部は国家公認らしい?マジ???

「えと、あれ・・・何でそんなつてが一学生に?だめだわまるでついていけません、女王様はなぜそんなつてを・・・ホントに女王様何ですか貴女は!」何だか自分まで混乱してしゃべってしまった。

突然、女王様の背後に赤鬼のシルエットが見えた様な気がした!寒気も感じるぞ!ヤバい!またやっちまった。赤エルザ以来の失言だ!

「ナアニ、貴方そんな風に私を見ていたの?フーンこれはきつーく教育しなければならないようね」とおっしゃいました。

「サクラ、やってしまいなさい」と言って杖の先を私達にむけて、眼をつむり何かつぶやき始めた!

「身体が動かない!あれ!声もだ!・・・おいサクラお前何を持っている!鳥の羽なんかナニに使う気だ!近づくな!ヤメロー・・・アアアッヒヒヒヒックッいっそ殺せー!」でも男の黄色い声は発せられなかった。

しばらくすると真っ白くなった私達がいた・・・

合掌。

次回予告、部活動開始!まずは、現地調査から?

読んでいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ